関西出張中の週末は、神戸観光をしてみましたよ。

さ~て、関西での週末はどうやって過ごすかな?
ホテルでまったりするという手もあるけれど、あまりにも勿体なさすぎる! やはり神戸(の山奥)ステイという地の利を活かせる遊びをしないとダメでしょ。


時間つぶしと美味しい海鮮を求めて、日本海岸の餘部鉄橋に行く? 真下にちょうど道の駅があるのでここで海鮮ランチはどう?
しかし、このプランを調べると、乗車券が片道\3,000円超。鈍行で片道4時間半。さらに道の駅もなんだかしょぼそう・・・・

https://…/2010/11/21/ 西日本・山陰地方ツーリング2日目~ぐいぐいワインディングが楽しい!~

まぁバイクで行ったこともあるしなぁ。 むむっ待てよ!ちょうど今が青春18きっぷの期間か。しかし・・・・山陰本線を乗り潰せるとかなら面白そうですが、時間的にはとても足りず、何もかも中途半端。5回分がセットとはいえ、使うのはせいぜい今日と明日ぐらいだし。


却下!


まずは喫茶店で、どうやって過ごすのかを考えよう・・・・

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・KOBE ROMANCE CAFE

焙煎室とかがあるので、コーヒーにはこだわっていそうな喫茶店で、モーニング


風見鶏がロゴマークなのかしらね、この喫茶店。 風見鶏でコーヒー・・・・ね。

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・コーヒーとトーストの、モーニングセット

う~む・・・・ここ喫煙可能な喫茶店かよ。タバコ臭が気になってしまって、ゆったり出来ない! 速やかに考えをまとめて脱出しよう。


さてさて・・・・それではと、神戸電鉄に目を向けてみよう。
炎上した三木駅を見学しに行く? あと気になっていた山の街駅とか、鵯越駅も見に行きたいと思っていたので、一日券って無いのかしら?


調べてみたら、神戸電鉄単独での一日券は無くて、神戸街巡り(神戸市営等の乗り放題付き)とセットになったタイプなのね。しかも神鉄な事情なのか、神戸側への接続は谷上駅で北神急行に乗り換えて新神戸経由で行くルートと、乗り換え無しで新開地駅まで行くルートがあり、時間・距離的には新神戸ルート金額的には新開地ルートのパラドックスが存在。

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・神戸電鉄路線図  神戸の街に行くには2ルートあるけれど・・・・(註:山の街駅の位置はダウト!)

それに合わせて街巡りチケットにも二種類存在し・・・・

  1. 神鉄北神拡大版→神鉄(公園都市線・三田線・有馬線(有馬温泉~谷上)+北神急行が乗り放題)→鈴蘭台駅より南の『山の街』駅や、『三木』駅(粟生線)には行けない。\1,990円
  2. 神鉄拡大版→神鉄全線乗り放題(北神急行には乗れない) \1,680円

・・・・があり、じゃあ2で決まりだなと思いきや、2は発売箇所が粟生線沿線や新開地駅等、鈴蘭台駅から南の神戸側の駅に限られる(泣)
確かに2を買って1のルートで乗られると、北神急行が運賃を取り損ねるからこういった制度にしているのでしょうけれど、何か残念。


すると、素直に1のきっぷを買うか。どうせならば神戸の街にも行ってみる?


長い前置きでしたが、神戸観光してみることにしました。


旅の起点は、神戸電鉄さんだ駅。みたじゃないよ、さんだだよ!

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・神戸電鉄 三田駅

この駅の窓口で、『神戸街巡り1dayパス・神鉄北神拡大版』(←あぁ長ったらしい(笑))を購入。


なにやら封筒での発売で、神戸圏一日乗り放題パスと、観光スポットで使えるクーポン700円分と、観光マップが付いてきて、地の利がない人にとって必要十分!

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・神戸街巡り1dayクーポン

ここから単純に新神戸駅まで往復乗車しても、\1,740円かかるので、どう考えてもお得なクーポンね。

異国情緒あふれる・・・・外国人居留地、北野の街

電車で一時間弱・・・・で新神戸駅に到着。
普段の新幹線乗り換え口方向ではなく、未知の方向の出口で、地上に出て、そしてクーポンで真っ先に目につく『北野異人街』に行ってみることにしました。新神戸駅から徒歩で行けるしね。

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・地下鉄・新神戸駅の・・・・未知の出口

おっ、都会だ・・・・
実は私、神戸に関してほとんど無知なのよね・・・・この間のブラタモリ・神戸の回でちょっと知識を得たぐらいで(泣)
鎖国とか・・・・教科書の中の世界であって、現実にそれと触れ合う機会など無かったのですが・・・・神戸の街がハイカラであるイメージと鎖国がつながっていたとは・・・・。


鎖国が解けるきっかけとなる日米修好通商条約で、神戸港が開港となり貿易が認められ、でも外国人は自由に日本内に入ることが許されず、外国人居留地と言う一定区域のみに在住が許された・・・・皆様には釈迦に説法でしたね。
でも、開国後は居留地が足りずに範囲を絞って雑居を認め、またお雇い外国人は例外だったらしく・・・・、神戸・北野町には外国人が多く住み、住宅が多数残っている・・・・


ていうか、東京都八王子市出身の人に『北野』というと、京王線の北野駅・・・・しょぼい町をイメージするわけで、なぜ北野町がこんなにフィーチャーされているのかさっぱりわからん!


しかし、私のそんなイメージが間違っていた・・・・
山の街なので、斜面を登っていくと、アチコチに有る日本家屋とは明らかに違う建物の数々・・・・

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・イタリア館

それぞれ、入館料を払えば館内を見学できるようになっているのね。
修学旅行生もたくさんいるし、なるほど京都に並ぶ一大観光スポットか。こんなところに学生時代に来られるなんてそれは幸せなことだなぁ。


さすがにあっちもこっちも立ち寄っていると入館料だけでも大変なことになるので、ここはヤマ感で的を絞ったほうが良さそうだ!

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・とにかく町並みがオシャレ・・・・

それにしてもすげぇな。『外国人たちも、祖国を懐かしんで海が見える丘の上に、祖国と同じような家を建てた・・・・』という解説がピタっとハマる気がする・・・・それくらい異国文化が溢れる町並み。
なるほどね・・・・


アチコチ街を散策しつつ、最初のターゲットはかなり高い丘に存在する・・・・うろこの家

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・うろこの家

外壁に貼られた天然スレートの形状が魚鱗のように見えることから『うろこの家』。そのまんまだな・・・・。この館が、一番始めに一般人への公開を始めたんですって。
ドイツ人が住んでいて、当時のインテリアとかもできるだけそのまま保管されている・・・・国の登録有形文化財


なぜ神戸がハイカラだったのか・・・・外国人が異国の文化を持ち込んだからだったのか。

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・素敵なステンドグラス

こんな飾りガラスは、外国から持ち込まれなければ存在しないものなぁ。


ベランダからは、神戸港と神戸の街が一望できる・・・・スゴいロケーション。

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・ベランダからの眺め

こういう事も考えて、きっとこの何もなかった山の斜面に住むことにしたのでしょうね。後からそのハイカラさに惹かれて日本人が集まったという感じかな?


ちなみに、"うろこの家"の向かって左側の建物は、"うろこ美術館"という、近年建てられたコンクリート製のレプリカ
あっ、きちんとイノシシの鼻も撫でておきましたよ。


こちらも、"うろこの家"とともに有名なんですって? レンガ造りの"風見鶏の館"。

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・風見鶏の館  国指定重要文化財

風見鶏! なるほど朝の喫茶店はここからヒントを得てロゴを作ったのか~! 神戸市のシンボルマーク的な存在なんですって。知らなかった~(恥)
日本人の文化にはなかったであろう風見鶏・・・・魔除けの意味があるんですって。


オシャレすぎる書斎・・・・

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・風見鶏の館の・・・・書斎

傘のように見えるギミックや、窓の外には桜の木。あと1~2週間遅く来ていたら満開を楽しめた・・・・_| ̄|○


ここはドイツ人貿易商が住んでいたので、各地の人を呼んでパーティーを開くことが多く、パーティールームや応接間、宿泊する部屋なども。各部屋に暖炉があるのも日本との違いかしら。
ほんと、日本人って、こういうのを保存して後世に伝えるのが上手だと思うなぁ。


こちらは、アメリカ総領事が住んでいた"萌黄の館"。アメリカ人らしいド派手な色使い。

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・萌黄の館・・・・アメリカ総領事が住んでいた  国指定重要文化財

どの館も、大きいベランダが特徴で、海を眺めて祖国を思っていたのでしょうかね。

六甲牧場に行ってみたいけれど・・・・

続いてはどこに行こうかな?
気になるのは、目前の山並みの六甲山の上にある観光牧場・六甲牧場。絶対に景色が良くて、気持ちが良いよ~・・・・どうしてもバイクツーリングに似合いそうな場所に目が行ってしまう(笑)


なになに?ケーブルカーリフトで登り、バスに乗り継ぎ?
たしか新神戸駅の脇にリフトがなかったっけ?・・・・これはどうやらハーブ園専用のやつで、ココから電車で数駅行って、更にだいぶ歩かないと目的のリフト乗り場にすらたどり着かない・・・・
上に登った後の乗り継ぎバスの本数も未知だし、徒歩での到達は結構ハードルが高いな。


むむっ!
目の前に六甲牧場のお店があるではありませんか!しかもここでソフトクリームが食べられると来た・・・・

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・歯がゆいピンクで女性客狙いの・・・・六甲牧場のソフトクリーム売店

ここで良いじゃん!(笑)


数種類ある中で、プレミアムミルクソフトをチョイス。

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・六甲牧場 プレミアムミルクソフト

おおっ! さすがに美味しいわ~♪
まあ、バイク乗りの格好でもないただの観光客のおっさんがソフトを食べているのは傍から見ると不気味だが・・・・


さ~て、どうするか・・・・。いきあたりばったりで観光に来ているので、常に次を気にしなければならない・・・・


新神戸駅に戻っても詰みそうなので、三宮の街に向かって街ブラ。 海に向かって坂を下っていく格好になるわけですが、三宮に続く坂『北野坂』もモダン!


そんな街に溶け込むかのように、スタバも異人館風・・・・

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・異人館風のスタバ

そんなスタバで自撮りする御一行も。


坂を降りたところで振り返ると・・・・ちょうど風見鶏の館が見渡せる景色が広がります。

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・北野坂を振り返れば・・・・正面に風見鶏の館  出来すぎでしょ!(笑)

すごいな神戸の街って。
なんかいろいろ見ていくと新たな発見があり、そしてまた行きたくなる・・・・北海道ツーリングのような無限ループモードだな。ていうか、バイクだとこういうところにはまず来ないから、免疫がまるでない・・・・

三宮 とんかつ武蔵

三宮の街まで歩いてきました。鉄道を超えた辺りが正規の居留地で、中華街の南京町もこの辺りになのね。なるほど~、歴史と照らしながら街歩きすると面白い~


そういえば・・・・腹が減った!
何が食べたい?


熟考の上、とんかつ気分だったわ?
早速食べログで、徒歩圏にあるとんかつ屋さんは・・・・っと。


"とんかつ武蔵"がヒット!
本店はもう少し兵庫寄りにあり、唯一暖簾分けを許されたお店が、三宮の地下街にあるそうで。


おっ、これだな。

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・とんかつ武蔵  サンロード店

かなり重厚な雰囲気で、店内のお客さんは一組のみか・・・・入りづらい~!
周りのお店は結構繁盛しているところもあるというのに、大丈夫かしら?


まぁ、他にとんかつ屋がササッと出てくるほど土地勘がないので、よしっ!ココにトチャレンジ!


店内はカウンターとテーブル席が少々。カウンター内で職人さんがカツを揚げてくれるので、カツを揚げる心地よいサウンドが楽しめます。
それぐらい静かで落ち着いた店内で、まったりと時を待つ・・・・


さあ来い!ロースカツ定食!

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・ロースカツ定食

おお~う!なかなかの上品なビジュアルではありませんか!


角切りっぽいロースカツ。

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・分厚いロースカツ

う~む・・・・微妙だな
辛口評価になってしまいますが、かすかに赤みが残るか残らないかの絶妙な揚げ具合・・・・が、そのせいなのかカツが『熱く』なく、『温かい』んです。
熱々を食べてこそ至高・・・・だと思うわけです。


そして、肉自体には胡椒の味がしますが・・・・
残念ながら肉自体にあまり味がせず、それを誤魔化すための胡椒かと勘ぐってしまいます。


あぁ残念。ビジュアルは良いのになあ(泣) 

ポートライナーでUCCコーヒー博物館

食後は・・・・、"神戸街巡り1dayクーポン"の効力をほとんど使っていない気がしてきたので、三宮から楽にいけて、電車賃がかかる場所(笑)は無いのかしら?


"カワサキワールド"は・・・・、なるほどポートタワーの目の前か。しかし、電車ではちょっと遠いゾ。
次点で気になるのは・・・・"UCCコーヒー博物館"!


ここなら三宮からポートライナーに乗ってスムーズに行けるぞ!

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・ポートライナーの運賃表・・・・むむっ!

目的の駅よりも『京コンピュータ前』なる駅が気になる・・・・(笑)


東京で言えば、ゆりかもめみたいなものか。新交通システムってやつね。終点まで乗ると神戸空港に行けるのか。

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・ポートライナーで、南公園駅へ

微妙に遠いのか?近いのかよく分からん??


南公園駅で降りると、目の前が"UCCコーヒー博物館"。コーヒーカップをひっくり返した形をしているぞ~、面白い。

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・UCCコーヒー博物館(手前) と、UCC本社(奥)

隣は、UCC本社
ただ、辺りには不安になるほど人影がない。大丈夫かしら・・・・


入場料\300円は良心的
コーヒーの木から、一杯のコーヒーになるまで、こんなにも手間と情熱を注いでいた飲み物だったのか。すごいぞコーヒー!というのがよく分かります。

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・1本の木から採れるコーヒーチェリーから、わずかコーヒー40杯だけ。

栽培から、収穫と鑑定、焙煎、ブレンド、粉砕、抽出と数々の工程を経て一杯のコーヒーへ。


コーヒーの木って、一度実がなると二度と実が成らないので、数年ごとに切って育て直すとか、そこまでしていたのか・・・・


焙煎の仕方によって、いろいろなコーヒー豆に変身。

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・焙煎の度合いにより色が変化していく様子

このあたりは一般的なコーヒーに適しているとか、アイスコーヒーは少し深めに焙煎した豆が適しているとか・・・・
喫茶店でコーヒーを飲む時、アイスコーヒーが微妙に高い価格設定なことがあるのですが、なるほどこうやって豆を変えているので、手間がかかっているということなのね。


そして、UCC社自体の紹介コーナーも増設されたようで、大阪で開業した上島さんは、その後神戸でコーヒー専門の輸入業者として活動

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・最初は上島忠雄さんの個人商店だった・・・・コーヒーに人生をかけた男!

更に当時はコーヒーを街ナカで気軽に飲めなかったので、日本初のミルク入り缶コーヒーを発売して、どこででも手軽にコーヒーを楽しんでほしいという、現在につながるスタイルを確立。
UCCといえば、あの三色ストライプの缶コーヒー。過去のCMライブラリーがあって、懐かしいのなんの!


飲むんだったらUCC、いつでもどこでも~、UCCコーヒー♪


最後に試験があり、全5問正解でコーヒー大博士の称号と、一年間入館料が無料になる特典があります。私は・・・・4問正解で『コーヒー博士』認定。


私が帰る頃には、入館受付に人の列が出来ていました。やっぱりそこそこ人気がある施設のようですね。


後はまったりと、神戸電鉄に揺られて帰還
なんだか朝イチの喫茶店での、風見鶏のカップでコーヒーを飲んだことが、そのまま今日一日の行動になっていたのね(驚)