西日本・山陰地方ツーリング2日目~ぐいぐいワインディングが楽しい!~

昨日は移動だけだったので、実質今日から山陰ツーリングの始まりです。
起床は朝5時30分。まずは窓を開けて、空模様を確認するのが日課・・・・って、まだ日の出前で外は真っ暗!


やがて明るくなり始める舞鶴の町並み。
んっ・・・・濃霧じゃん!! 北海道ツーの時にいつも味わう感覚・・・・、海沿いの冷え込んだ朝は霧がすごいんだった!

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・濃霧に包まれた舞鶴の街

テレビの天気予報では『晴れ』のはずなのに~~~
ちょっとだけ霧が薄くなったので、午前7時30分に出発!もちろんカッパ着用で・・・・(泣)

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・気温6.5℃。ツーリング中はなぜか寒くない! ・昨日ははっきり見えた巡視船が・・・・

昨日は綺麗に見えた海上保安庁の巡視船。今は全然見えないほどの視程・・・・ 

北近畿タンゴ鉄道・四所駅

国道を西に向かい始めたら、スグ脇に電車の駅があったので立ち寄り。
別に何かお目当ての物があるわけでもなく、ただ単に何となく・・・・

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・北近畿タンゴ鉄道・四所駅 ・無人駅なのでホームに入れました

そして、1~2時間に1本しか来ない電車が、偶然あと2分でやってくる!

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・北近畿タンゴ鉄道のディーゼルカー

残念ながら某氏とは違い、この写真を見て何かを語れる能力は持ち合わせていない・・・・ 

県道で峠越え

舞鶴~香住までの国道は以前にツーリングで走ったことがあるので、ちょっとだけルートを変えてみました。

でも・・・・霧がまた濃くなってきた~~~(泣)

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・県道45号にスイッチ ・他の交通がなくなり、そして霧がお出迎え

何にも見えません。寒さも増してきてスグにシールドが曇ってしまい
余計に前が見えず、シールド上げて走ったら、今度はメガネが水滴だらけ!


さらには・・・・

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・最悪な条件って重なるのね・・・・(泣)

工事中ダート! も~サイアク~
今日の午前中はもう霧でダメだな・・・・、そう諦めて板戸峠のピークを越えた瞬間・・・・!


見える! 日本海がくっきり見えるよ! いきなり霧が晴れてピーカン!!

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・峠を越えた途端にこんなにクリア!

体制を立て直すためにバイクを止め、シールドとメガネを拭き、カッパを脱ぐ。さあ、今度こそツーリングの始まりだ!

丹後半島周遊

丹後半島の付け根にある超観光スポットな天橋立。
超ド級スポットだけれど、ココは以前にレンタサイクルで観て回ったことがあるので、サクッとパス

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・対岸から望む天橋立 自然ってすごいねっ ・天橋立駅

やっぱりツーリングなのだから、走ってナンボ。いきなり海岸線流し。う~ん、気持ちいいね~~~!

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・R178号 丹後半島海岸周遊コース

これだけの天気だし、他の交通はほとんど無いので快適に走れます
そうかと思えば経ヶ岬付近ではぐいぐいワインディング! 断崖絶壁が楽しい! そうそう、経ヶ岬もたしか歩かされた記憶があるから、今回はパ~ス!

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・断崖絶壁ルート ・経ヶ岬の入口でヘタれる・・・・

十分に海岸線を満喫したら、内陸にスイッチし、城下町出石を目指します。

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・雲ひとつない青空。これならどこを走っても気持ちいいっっっ!!!

抜けるような青空。どこを走っても綺麗な道。いいね~

城下町出石で皿そば

昔、お城があった出石(いずし)。さっそく中心地のお城跡に向かったのですが・・・・

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・この状態(交差点塞いだまま)で5分以上動かない!

大渋滞で車列ができでおり、全然動かない! こりゃ~ダメだわ。
ちょっと引き返して、お城からは離れたところにあるお蕎麦屋さんに突入。いっぱいあるお蕎麦屋さん。どこが当たりなのか解らないので、山勘で勝負!

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・出石皿そば元祖!(?)!(?) ・南枝さん

この辺りの名物(?)は、皿そばといって、お蕎麦が小さめのお皿に載って出てくるスタイル。

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・城下町出石の皿そば

つゆに混ぜる薬味たちも種類が豊富なので、一皿毎に異なる味で楽しめるという仕掛けです。面白い~


まずは、ベーシックにツユだけで。続いてわさび投入ネギ投入とろろ投入、最後に生卵投入!
ピリリと辛いツユだけど、いろいろ投入したときにちょうどイイみたい。
食事が楽しい~。最後の全部投入版はお蕎麦なのにボリューミー!


せっかくだから、出石城跡も見学。バイクの機動力を生かして町並みに入り込み、いろいろ写真撮影していたら、いつのまにか駐車場の裏手に出てしまい、渋滞レスで一番特等席にバイクを止められちゃいました

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・出石の町並みを探索していたら・・・・ ・お堀に到着。超一等地じゃん!!

場内跡には徒歩でアタック。出石城本丸跡、もみじも綺麗に色づいています。

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・いくつもの鳥居をくぐり・・・・ ・綺麗に色づいたもみじ

本丸跡まで登りました。昔のお殿様はここから景色を眺めていたんだろうなぁ~

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・ここが本丸跡 ・石積みの遺構が残っています

なんだかまったりしているけど、時刻は12時。舞鶴からたいして移動していないのに、時間だけはどんどん過ぎていく・・・・


JR鎧(よろい)駅・餘部鉄橋・余部埼灯台

ところは一気に変わり、JR鎧駅。名前が格好いいなぁ~ってだけで立ち寄ったのですが・・・・

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・とっても小さな駅・・・・鎧駅 ・ホームは2つあるけど、1つは未使用なんですって

コンパクトな駅で、ホームも2つあるけど手前の一つした使っていない・・・・。ならもう一つはナゼ存在しているの(?)(?)(?)

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・この景色を見るためなのです

使われていない海側のホームからは、海を見下ろす景色が楽しめます
あまりに綺麗で、NHKのドラマ『ひとりっこ』のロケ地として使われたりしたそうです。確かにこんな景色を見ながら駅弁食べたら美味しいだろうなぁ~。


でも、私の想像していた『鎧=アーマー』に結びつくものは何にもなく、よい意味で寂れた時間を楽しめるスポットなのでした。


そして一つ隣の駅、餘部駅付近では様子が一変。

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・赤い餘部鉄橋はすっかり姿を消し、コンクリート製になってしまいました・・・・

いきなり観光地。混雑には程遠いですが、ほとんど人に出会わない地域なのに、先客が10人ぐらいはいますね~。
海沿いにあるこの鉄製の鉄道橋。昔は灯台守などと同じように橋守(はしもり)さんが常駐していて、日々補修をしていたほど手間がかかる一品だったので、腐食に強いコンクリート製になっちゃうのは時代の流れなのでしょうね。

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・撤去工事中の赤い餘部鉄橋

高台にある駅にバイクで登っていく道を探して集落をウロウロしますが見つからず・・・・結局諦めました。
(後で知りましたが、徒歩で登らないとダメなのね・・・・)

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・新・餘部鉄橋を行くディーゼル特急

透明な風防も設置され、風にも強くなった鉄道橋として生まれ変わりました。


しか~し、私は橋よりもコッチのほうに興味が・・・・。
日本一高い場所にある灯台、余部埼灯台。ここへは狭い道をひたすらアプローチしていきます。

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・狭いけど、バイクなら余裕な道

そして、この灯台。真横までバイクでいけます。すばらしい~

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・日本一高い場所にある灯台、余部埼灯台

日本一高い場所にある灯台(灯火の標高が平均海面から日本で一番高い 241m)なのですが、惜しいことに他にとんがり帽子をかぶったような姿をしている灯台が北海道にあり、平均海面から建物の頂上までの標高だと・・・・負けてしまうという、微妙に日本一な灯台なのです。


あまり観光地化されておらず、2組ほどの先客が、シートを広げてお弁当を食べているようなのんびりしたところ。そんなところにバイクで乗り付けちゃった私はちょっと迷惑だったかなぁ~。
失礼いたしました。

鳥取砂丘

やっと着いた~、鳥取砂丘。
ココに来たいとずーっと思っていたのに機会に恵まれなかった場所。初めて走るこの辺りは距離感覚がまったくわからない。そう、日没時刻との戦いで慌ててココまで走ってきたのでした。
砂丘では人の足跡がついていない場所を隅々まで探そう!なんて思っていましたが・・・・

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・デカッ!! 鳥取砂丘 人の大きさに注目~!! 馬の背付近の人々はゴマのように見えます

デカい! こんなにデカいのかよ~
しかも足元はさらさらした砂地。一歩一歩前進するだけでも体力を消耗します。当然ここまできたのであれば、馬の背に登らねば!!


幸い冬のバイク乗車装備のため、つま先から首元まで一切の砂の進入を許さない質実剛健な格好をしているため、砂を恐れることなくダイナミックに歩けるだけでも楽です。
だいぶ馬の背の近くまで歩いてきましたが・・・・

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・ほとんど垂直の壁に見えます。 ここまで近づいても人間は小さく見える!

なんじゃこの迫力は! 巨大な砂壁です。


よじ登るのにものすごい体力使う~。そして登るのに必死で登っている最中の写真撮っていないよ~~~(泣)

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・馬の背の上からの景色

隅々まで歩こう!なんて言っていた自分が恥ずかしいなぁ。こりゃ~デカ過ぎて無理!


ここまで来るときは良いけど、帰りもこんな道を延々と歩かないとならないし・・・・

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・うぉ~、こんなに遠かったっけ!(?)

それにしてもこの観光ポイントでこの天気でよかった~。これ、曇りや雨だったら最悪だったですよ。


ラクダもいましたが、駐車場の近くをちょびっと回るだけで、馬の背とか端っこのほうとかには行ってくれないので、ぜんぜん楽できないし・・・・

鳥取城址

鳥取の宿に向かう途中、日没までギリギリ時間がありそうなので立ち寄ってみました。鳥取城の跡に整備された公園。

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・鳥取城址 石壁の跡

もう日差しがオレンジ、夕日モードです。
この石壁は江戸時代当時から残っているものらしく、綺麗に扱われているみたい。そして春にはさくらの名所なのだとか。(←通りがかった地元の人が教えてくれた。&八王子からバイクで来たと言ったら、『キャーすごい』なんて声援が・・・・ちょっとうれしい(爆)!)

鳥取の夜

さて、宿について風呂でサッパリしたのであれば、さっそく徒歩探索しよう。
ただ~し、宿の人もこんなことを言っていました・・・・

鳥取って、何にもないでしょ~。駅前だって何にもないのよ。
飲み屋ですか~。今日は日曜日だからやっていないんじゃないかなぁ~

そうか、日曜日だもんなぁ。
まずは、JR鳥取駅の駅弁『カニ飯』をゲットしようと駅に足を運びますが・・・・

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・JR鳥取駅の改札横のお弁当屋さんは・・・・

がーん。弁当すっからかん
まぁ、こんな夜遅くに弁当が売れ残っていたら、それこそ問題か・・・・残念。明日の朝に狙いを定めることにして、今日は飲み屋を探索しよう。


とりあえず探索しても、どこも道が真っ暗。ようやく見つけた明かりがオアシスのようでした。

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・境港直送な飲み屋 炉端かば(←明日境港行くのに!) ・生タコと活きサザエ刺身

う~、さすがに美味いね~。


あぁ~、ゼイタク! 魚類は鮮度が全然違うよ~~~♪♪♪

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・海鮮系の飲み屋で・・・・お寿司

お刺身が分厚いので、歯ごたえ最高! さすが海の街。なに食べても美味しい!!


まだまだ日本を知らないことが多いなだなあ~。明日以降も一度も足を踏み入れたことがないところばかりを走るので、とっても楽しみなのです

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