昨日は神戸観光をして過ごしましたが、週末はもう一日あったんだっけ?(笑)
どうしよう~
また今日も朝から昨日と同じ悩み事。まぁでも、昨日は南方向に行ったので、今日は北方向で検討してみよう。
https://…/2018/03/17/ 関西出張中の週末は、神戸観光をしてみましたよ。
昨日も書きましたが、北方面で思いつく筆頭は余部鉄橋ですが、でもやっぱり遠いって! 無難なところで天橋立方面だよね、やっぱり。
天橋立だと意外と距離がぐっと近くなり、運賃は片道¥2,000円で行けるので、そんなに気にならないですし。
むしろそのイージー性からか、すでに過去に一度この作戦を使ってしまっているということのほうが気になる・・・・(笑)
https://…/2006/06/11/ 関西での休日。ぶらり旅。
という事は、如何に前回と被らずに旅を成立させるのかポイントかしらね。
前回は特急列車で行ったらしい(←自分自身でも記憶が曖昧で、自身のブログを読み返して記憶を呼び戻す始末・・・・)ので、今回は鈍行で行きますか。
鈍行に乗って行こう。
早起きが苦にならない人なので、ネットの乗り換え検索において、『始発』検索して、最も早く現地に着けるパターンで活動開始~!
・JR三田駅 |
まだ、朝霧が漂うJR三田駅。空気が澄んでいてとても気持ちが良い。
丹波路快速・福知山行き。
・丹波路快速・福知山行 |
鈍行の旅といえども、足が長い列車が設定されているので、これに乗ってしまえば行程の半分はクリア!
でもどうせ乗るのであれば、こんな最新型ではなくて、"まっ黄色"なやつとか国鉄型が来れば良いのにねぇ・・・・(笑)
クロスシートでまったりと、点在する山々を避けながら走る福知山線。最初は混雑していたけれども、わずか一駅先の新三田駅からはグッお客さんの数が減り、静かな空間。
・クロスシートは旅気分アップ |
小さい平野に広がる田んぼを眺めているだけで、結構幸せ。
たまに谷が狭くなり、渓谷の景色になったり、なかなか飽きない鉄道の旅。
・田んぼだったり、渓谷だったり・・・・ |
今日も別に急ぐわけでは無いから、これくらいのペースが良いみたい。
北海道ツーリングも回数を重ねると、徐々にペースを落としてのんびり回りたくなってくるのと似た感覚ですかね。
終点の福知山駅。
京都丹後鉄道で鈍行の旅
ココからは、"北近畿タンゴ鉄道"・・・・おっと!社名が変わって今は『京都丹後鉄道』(丹鉄)になったんだったっけ?に乗り換え。
・福知山駅からは、京都丹後鉄道に乗り換え |
地方交通は経営が厳しくて、会社組織が変わったのか、はたまた単純にイメチェン!?
Wikipediaで調べてみたら、予想以上に経営は深刻で、連続赤字を叩き出しギブアップ!
そこで上下分離をして上(運行とメンテ)は民間会社に委託して、下(設備保有)のみ北近畿タンゴ鉄道が継続するようにしたんですって。運営会社が変わったから、線名が変わったのね。
この先も当然、普通列車の旅・・・・
・ボロボロの単行鈍行列車 |
単行のディーゼルカーですが、かなり劣化していてボロボロさが一目瞭然。メンテナンス費が出ないのかしら?
特急列車はタンゴエクスプローラーとか、結構華やかだった記憶があるけれども、地域住民の足となる鈍行がコレでは、厳しそうだぞ・・・・
乗客はポツポツで、なるほど、天橋立へ直行する特急電車の収入が無いと運営が厳しいのか。それで特急充実に重点的に予算配分という算段ね。
・乗客の数は寂しい・・・・ |
のんびりのんびり走る、ディーゼルカー・・・・
悪くない! 日頃の頭脳労働の疲れを忘れさせてくれる空間。
各駅には、本来の駅名のほかに、愛称が設定されていて、こちらのほうがその駅の周辺の事がよく分かる気がします。
・本来の駅名の他に、愛称が設定されている・・・・ |
元伊勢外宮? えっ、この辺りと伊勢神宮となにか関係があるのかしら????
大江山口内宮駅・・・・
・地名は・・・・内宮!? |
愛称は、元伊勢内宮。なんでも伊勢神宮が今の場所に決まる前に神様がココに居たとか、候補地だったとかで『元』伊勢神宮・・・・。なんだか不思議が漂う場所。
しかし・・・・迷っているとさっさと電車のドアが閉まり出発(泣)
ぱっと見、機動力が必要な距離感で、機会があればバイクでの訪問ということで。
この、京都丹後鉄道・宮福線って踏切が無いのね。
全部高架構造で、なんだか新潟方面のほくほく線のような高速運転が可能な感じ。
コレも調べてみたら、国鉄時代に建設を始めたけれど、国鉄の財政悪化により工事は凍結。その後に地元の陳情により、鉄道建設公団により完工したんですって。その際の補助金の関係で、高速鉄道として整備しなければならず、全線高架で線形に優れた贅沢な設備になったんですって。一応試運転列車を仕立てて高速試験をしたら基準はクリアしたらしいけれど、今の丹鉄保有車両はすべてディーゼルカー・・・・とても高速運転など出来ますまい。
何から何までやってきたことがメチャクチャな路線のツケが今に重くのしかかっているみたい。
・電車の駅なのに、観光バスの宣伝ポスター |
電車なのにバスのポスター? それも全部の駅に同じポスターが貼ってあるので、競合しそうな関係なのによく掲示許可したなぁ・・・・よほど金欠なのか?と思っていたら、なんとこの観光バス運営会社がこの鉄道も運営しているんですってね!
ウィラーエクスプレスですって。へぇ~
一時間ほどで終点、宮津駅。
宮津駅から徒歩探索開始
天橋立へは、同じ丹鉄どうしですが乗り換えが必要で、一駅隣の天橋立駅まで行くのに、普通列車同士の乗り換えはあまり考慮されていないのかな?
それでは勝負!ココで降りてしまおう!
・丹鉄・宮津駅前 |
予想はしていたけれども、とても静かな駅前。人数は片手で数えられるな・・・・
悪くない。今日はこの雰囲気を味わいに来たんだ・・・・
地図を見ると、徒歩圏に道の駅があるので、まずはそこに行ってみよう。
そんな海岸沿いの道を歩くこと10分、道の駅にたどり着きました。
・道の駅"海の京都 宮津" |
なんか・・・・イメージと違う(笑) 巨大ショッピングセンターが主役で、空いている場所に無理やり設けた感じ。
こじんまりとした建物が分散して、農産物売場にトイレ、食堂に観光案内所・・・・
う~む・・・・
展望台とか有るのかと思っていたら、なんにも無しの質実剛健な道の駅。
この選択肢の中からだと・・・・朝から開いている食堂へ。
・おさかなキッチン @ 道の駅みやづ |
"おさかなキッチン"だって~、これは海鮮に期待が持てる食事処ではなくって!? 一気にテンションが上りますよ~
お刺身等が小皿に小分けされていて、どれでも一皿¥200円。ご飯も¥200円で、好きに組み合わせてMy海鮮丼を作るシステム。北海道・釧路の勝手丼みたいだぞ!
・勝手丼システム @ おさかなキッチン |
なんか、冷静に振り返るとご飯で¥200円って高い気もするけれど、ここは丼だけ渡されて、ご飯自体はセルフサービスで(一回だけ)よそえるので、たくさん食べる人はお得かも。
私は・・・・せっかくなので宮津産のアオリイカを軸に4品で構成し、朝から豪華な食事に。
・たーさまセレクト |
日曜日だから回転が良いと思うのだけれども、お刺身は残念な鮮度で、まぁ雰囲気を楽しむという感じかしらね・・・・_| ̄|○
さて、次の手は・・・・
駅からココまで歩いてきた感じでは、この辺りには何もなく、幅広く動く必要があるぞ・・・・
道の駅構内の観光案内所に突入~
・観光案内所 @ 道の駅みやづ |
レンタサイクルをゲット! これで機動力もOK。
お得なクーポン再び 天橋立観光
レンタサイクルは2時間¥400円と、手軽な足としては十分なわけですが、さすがは観光案内所。
この後がノープランであることを伝えると、やはり天橋立方面に行かなければ何もないこと。そして、天橋立を上から眺めるのであれば、お得なチケットがあることを教えていただき、二つ返事でそのプランに変更。
なんと、自転車は終日乗り放題になり、かつ"天橋立ビューランド"のリフト/ケーブル往復券(¥850円相当)が付いて、¥1,000円ですって。どういう計算になっているのだ?(笑)
早速自転車でまったり旅。
・目指せ!天橋立 |
ぬおおおぉぉぉぉ~、スゴい気分爽快。バイクで走ったら絶対に気持ちが良いって。事実バイクもいっぱいるし(泣)
ご丁寧に、自転車走る場合に良さげなルートまで教えてもらったので、そのとおりに走ると・・・・
おおっ!日本海独り占め!
・柵もない、人影もない散歩道 |
心の目で、これが愛車のバイクVFR800F(RC79)に変換すれば、ツーリング気分が盛り上がるぜっ!
天橋立に近づく・・・・
過去には渡ったりしたことはあっても、上から眺めたことはなかったのよね。
さっそく本体ではなく、登ったことがない展望台に登りましょう。文珠山の頂上にある"天橋立ビューランド"って、子供向け遊園地なので、大人がソロで入るのに抵抗があったのですが・・・・、レンタサイクルに付属しているのでは仕方がない、うんうん(笑)
ケーブルカーとリフトが選べるのですが、ここは風を切る『リフト』で。幸い今日は気温も上がってくれて寒くないしね。
・リフトで一気に標高を上げていきます |
おお~っ!
結構な急角度で登っていくではありませんか。
10分ほどで文殊山の頂上。遊園地のアトラションには別途きっぷを買えば乗れるのですが、まぁそちらは興味なしでして。
さてさて、この高所からの眺めは・・・・
・飛龍観・・・・と呼ぶ、南側・文殊山から見た天橋立! |
おお~、写真で見たことが有る、あの天橋立だ~♪
飛龍観・・・・龍が降臨する姿に見えることからその名がついた眺めで、股のぞきをしてみると、天と地が逆さになり龍が天へ舞い上がる様に見えるんですって。
さらに、無料で楽しめるアトラクション(?)の『飛龍観回廊』。まるで歩くジェットコースター!
・飛龍観回廊 |
この日は風が強いことも有って結構揺れて、なかなかのスリリングさと、絶景が楽しめます。
回廊部分は、『龍』の体駆をイメージしてクネクネしているのであって、ジェットコースターでは無いそうで(笑)
ていうかリフト・・・・当然降りるときのほうが絶景なわけでして・・・・
・下りリフトで見られる・・・・飛龍観 |
わ~お♪
かなりゼイタク~。クーポンがなければ登っていなかったけれど、こりゃ~、定価でも登らないとダメだな・・・・やはり下調べせずに観光地に来ても、まぐれ当たりしない限りはその良さを全然感じることが出来ないってことね。
天橋立のたもと、智恩寺(ちおんじ)の境内へ・・・・
・智恩寺の表参道・・・・右に行くと天橋立 |
この智恩寺は『知恵の文殊』と呼ばれ、古くからの信仰の厚いところであった・・・・らしいです。本堂は『文殊堂』と言い、知恵を司る仏様が祀られている・・・・なるほどことわざの『三人よらば文殊の知恵』とはこの仏様から来ているわけか。
ちなみに、高速増殖炉もんじゅは・・・・ここの文殊堂からその名を取ったそうです。
地頭が良くなるように、お参りしておきました。
自転車で、天橋立を走破・・・・の前に、腹ごしらえ。ビューランドの売店で、やたらと『あさり』推しの商品構成で、この周辺はアサリが名物なの?と察した私は、あさり系ご飯を食べたくて表参道周辺の食事処を巡ったのですが、どこもかしこも混雑していたので、自転車という機動力を生かして天橋立本体部分へ・・・・
途中に良さげな茶屋を発見!
・はしだて茶屋 |
こんな砂州の上で、しかもアウトドアでお食事なんていうのが良いのではなくて?
なんたって、眺めは最高! 松林の先に砂浜、そして海!
・茶屋のアウトドア席(?)からの眺め |
なにこの現代離れした景色は~♪ 自転車さえ無ければ完全に江戸時代だぞ。
オーダーは・・・・あさり雑炊!
・アウトドア あさり雑炊 |
あさりの出汁が最高~。
きゃ~~~~、ゼイタク~~~~!
・天橋立の砂浜で、まったり・・・・ |
自転車なら走り放題! 季節外れの海水浴・・・・じゃないけれど、海岸散歩。
ここまで来たのであれば、天橋立を完全走破しないとね。
・事前発生した松の林。右も左も海~!な道路を自転車で通り抜け |
一応端から端まで走ってきました。反対側にも高所に登る展望台が有るらしいのですが、コッチはまた次回に残しておこう。
結構歩いて散策していることもいるのですが、私が自転車で追い越していくと・・・・あぁ~自転車借りればよかった~なんて声が出ていました。片道3.5km・・・・そりゃ~歩けば結構ハードだよなぁ。頑張って!
ぼちぼち帰路へ
あまり電車の本数が無いことは、事前に確認済みなので、もうぼちぼち自転車を返しに行きますか。
行きはスイスイだったのに、
帰りがキツいのは普段のツーリングと一緒(笑)
特に風向きの関係で、漕ぐのが辛い~
・由良みかんソフト・・・・ではなくて、ミルクソフト |
頑張って道の駅まで戻ってきたご褒美は、由良みかんソフトクリーム・・・・は(シャーベット状な気がして)危険な気がするので、ミルクソフト。
帰りは、海沿いではなく市街地を通ってみましょう。
・死んでいる・・・・宮津駅前通り |
見事に誰も居ない・・・・。ここ、宮津駅前の道をまっすぐ来た、メインストリートのはずなのに。
市役所もあったのですが、休日なので閉庁していたせいのあるのかな?
木造パーツも残る、田舎の駅らしさを失っていない宮津駅。
・丹鉄・宮津駅に戻ってきました |
ここは、駅ビルとか建設することなく、このまま時を過ごして欲しいな・・・・
駅に併設のレストランでは・・・・"元祖ガラシャそば"!?
・元祖ガラシャそば!?!? なんだろう・・・・隠れ名物? |
元祖と銘打つという事は、それ以外があるということか?
"そば"という事は、これは駅そばにカテゴライズされるのか??
駅そばフリークならこれは食べておくべきだろうけれど、しまった~!!お腹がいっぱいだった(泣)
予定より早く駅に着いたので、予定の普通列車よりも1本早いのに乗れそうだぞ。
むむっ!
・帰りももちろん鈍行 快速丹後あおまつ号 |
快速だって。なにこれ、普通のきっぷで乗れるのかな? 慌ててネットで調べて、特別料金不要でOKなので、乗っちゃおう!
ひと目で分かる、特徴あるデザイン。ひょっとして・・・・
・JR九州でお馴染みな、水戸岡鋭治さんのデザイン |
やっぱり!車内アナウンスでわざわざ同氏のデザインであるとこを言っていました。
その他、喫茶店のような車内販売がある観光列車で、旅気分アップ!
午後の中途半端な時間設定だというのに、午前に乗ってきた鈍行よりも明らかにお客さんが大勢乗っていることから、わざわざこれを狙って集まっているのか。
偶然とはいえ、良い時に来たみたい。
でも福知山駅から乗り継ぐJR鈍行は、結局一本後の普通列車に乗ってきても同じなので、一時間ほど待ちぼうけ。
もう今日はたっぷり疲れたので、駅のベンチでまったりし、そしてのんびりと帰りました。
行き当たりばったりの旅、なんだかんだで楽しめました(笑)