西日本・山陰地方ツーリング5日目~秋はもう終わっていた!(?)~

今日は基本的に移動日。島根県は出雲から、一気に山口県の萩まで駒を進めておいて、翌日のポイントめぐりに注力するのです。
が、移動だけだとアレなので、ルート上の面白そうなものは拾っていくのです。


さぁ~、今日は晴れるだろう・・・・(?)

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・海岸沿いのR9をひたすら西へ・・・・空は・・・・一面に雲がっ!!

だめか・・・・。天気予報では晴れる事になっているのに、なぜか雲が多い山陰
朝7時30分から幹線国道9号をひたすら西にトレースします。県道や農道のような楽しさは無いけれど、確実に移動できますものね。

仁摩サンドミュージアム

ツーリングマップルによると、ここのミュージアムの『一年砂時計は見ごたえ十分』らしいし、ちょうどあと10分で開館なので、立ち寄ってみました。


う~む、1時間30分も走ったのに、コレだけしか進んでいないのか・・・・。結構デカい西日本のこの距離に脳内感覚がイマイチ合致しない・・・・


さて、仁摩サンドミュージアム、その名の通り『』に焦点を当てた博物館で、海岸沿いに集まる良質な砂をなんとか観光につなげられないのか、と。

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・仁摩サンドミュージアム

さて、見ものである『一年間を計ることができる砂時計』は・・・・

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・天井高くに設置された巨大な砂時計

天井高くに取り付けられていて、遠い・・・・。これじゃぁ何のために入場料払って中に入ったのか解からない!
(ちなみに、このミュージアム、"写真撮影はご自由に"とのこと。)


この一年砂時計。作るのにとっても苦労したんですって。しかも、例えば周囲の気圧が変わると砂の落ちる速度が変化しちゃうし、同様に巨大であるため上部と下部の温度が違っても、やはり砂の落ちる速度が変化してしまい、結局はコンピューターで制御しているんですって。
じゃあ意味無いじゃん!! コンビューターが計時しているのと一緒じゃないの!


そして、展示物といえば『巨大な砂時計を作る間は大変なんだよ!!』をアピールするためのものばかり。
思わず『じゃあ作らなければいいじゃん。税金でしょ(?)』と突っ込みたくなる~。(←結局1億円もかかったんですって!!)

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・試作の1日計・10日計 ・さらに巨大な試作機

砂も、結局このあたりの砂だと粒がでかすぎて、容器サイズが巨大になりすぎてしまうため、山形県の砂を使っている・・・・何一つ地元と関係ないじゃん!!


入場料¥700円もするし・・・・。こりゃダメだわ・・・・(ToT);

温泉津温泉・有福温泉

コメントで情報を教えてもらった『温泉津温泉(ゆのつおんせん)』。ちょうど通り道なので雰囲気を見に立ち寄ってきました。(温泉はもうちょっと先の有福温泉で入る予定なので、見るだけにしました。)

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・JR温泉津温泉駅 ・ひなびた温泉街

国道からはだいぶ逸れたところにある、温泉街のメインストリート。
アチコチに温泉宿が有り、公衆温泉もある! 二人以上の旅ならば、こんな旅館に一泊してのんびり・・・・なんてのもオツですね~。


公衆温泉にも入りたかったのですが、ツーリング中に温泉に入ると体力使う(←北海道ツーの時に温泉ハシゴしたら、後に響くのなんの!)ので、一日1温泉にしよう。
残念ながら雰囲気だけ味わい、素通りしました


ところ変わって、有福温泉。こちらも大観光地とは程遠い、ひなびた温泉街。山陰地方ってアチコチに温泉があるのね~。温泉巡りツーリングも成立するなぁ・・・・

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・有福温泉入口 コンパクトな温泉街 ・ずら~っと温泉宿が並ぶメインストリート

時間帯のせいなのか、人影は少ないけど、活気がある・・・・とでもいうのだろうか。人の手が行き届いている町並みです。


そして公衆温泉、さつき湯。¥300円

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・有福温泉・さつき湯

ぬるめのお湯で、いつまででも入っていられそう。ツーリングで体が冷え、アチコチ痛いこの状況でコレはありがたい。
ゆっくりと体を温めてヒーリング。 わざとちょっと長めに湯船に浸かり、蓄熱しておこう。平日の朝11時前だというのに、何人か先客がいました。いいなぁ~こんな生活を毎日送れたら!


さぁ、十二分に体を温めたら、山奥に行くため標高を上げます!

三段峡・・・・!(?)

ぐいぐいと標高を上げ、広島県に突入。何時の間にか晴れてきて、一面青空に変身!

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・R186 島根/広島県境 傍示峠 ・快適ロード

』と名がついているし、東京にいてもなんとな~く名前を聞いたことがあるので、きっと素晴らしい秋景色が見られるゾ~・・・・と期待していったのですが・・・・

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・三段峡に到着 ・山歩き

あれ~、人影ゼロ。オマケに周辺にちょこっとだけあるオミヤゲ屋さんが全部クローズ・・・・。なんかイヤな予感。


案内看板を良く見てみると・・・・

コース 所要時間 備考
ちょい寄り Aコース 片道5分 三段峡正面口 → 竜の口
デートに最適 Bコース 片道20分 三段峡正面口 → 夫婦淵
峡谷美堪能 Cコース 片道50分 三段峡正面口 → 黒淵
中流域周遊 Dコース 周遊3時間三段峡正面口 → 三段滝
渓谷トレッキング Eコース周遊5時間三段峡正面口 → 黒淵

マジですか・・・・三段滝を観にいくと3時間! さっさと挫折してAコースにしておきました。

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・ひたすら登山

日々の疲れが重なっているところへ、重いブーツ履いてと重いジャケット着て歩くのって結構辛い・・・・。
でも、まったく何にも見ないで帰るのはもっとツラい!


片道5分とか言っていたけど、片道10分以上かかっている気がする・・・・

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・竜の口  日影と日向の差がありすぎて、撮影が難しい!

おお~、渓谷っぽくなってきました。でも、木々は完全に終わっているみたい。だから観光客がゼロなのか・・・・


ちなみに私がバイクを止めたところは、元々はJR三段峡駅だったらしい。周りは有料駐車場ばかりなのに人影ゼロなので、広いところにバイクを止めたのです。
どうりで不自然に広場が広がっているわけだ。


よく見てみると・・・・

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・不自然な砂利が山盛り ・トンネル

廃線跡が残っていました


バイクで山の向こう側から奥三段峡にアプローチしてみましたが・・・・どうやら道を1本間違えた模様。恐羅漢の方面に出てしまい、全然秋景色に出会えない!!!

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・何時の間にか終点まできちゃった ・秋が終わっている滝

うう~、これ以上秋景色を追い求めてもダメなような気がするし、事前の調査に手を抜いていてロスタイムが多すぎ!
離脱するか・・・・(泣)

楽しみにしていた須佐・みこといか

大急ぎでやってきた、JR須佐駅隣にある食堂梅乃葉』。営業時間が15時までで、夜の部は無いので是が非でもこの時間までに到達せねば!!
コメントで教えてもらったこのイカ。絶対逃すわけにはいかない!!!


14時45分、なんとか間に合った~

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・JR須佐駅隣・梅乃葉

もう、メニューを見ても迷うことなく活イカ定食!!!』。
北海道・函館で活イカを食べてから、すっかりいかファンになってしまった私。イカは本当に鮮度が命で、生きているのを捌きたてが、なんと言っても美味い


昔、壱岐剣を通販で頼んだことがあるのですが、美味しいことに間違いは無いのですが、やっぱり鮮度は落ちてしまっています。

https://…/2007/05/15/ ブランド名称付きの高級イカ ~壱岐剣(いきつるぎ)~

その、壱岐剣は、ケンサキイカに付けられたブランド名。同じイカが須佐でもブランド化。それも、活きていないものはこの名前を使用できないというコダワリ。う~ますます期待大!

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・イカに対するウンチク

11月~12月は、仕入れが不安定なんですって。よかった~、食べられる日で。


じゃじゃ~ん、登場です!

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・みことイカの活イカ定食

みことイカの活イカ定食。まだうようよ動いています! これこれっ! イカっていえばこのスタイルでしょ!!


うううううぅぅぅぅぅっっっっっ・・・・美味い! ぷりっぷり!

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・みことイカ

写真で改めて見ても美味しそうなのですが、なんたって活きているので、まず箸を取り出すのが大変!
ペットリ吸盤が吸い付いていて取り出せません。食べようと思っても箸にくっつくし、口の中でもくっつくし・・・・

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・げそが美味い!

ゲソの部分、物凄い巨大だし甘くて美味しい~。えんぺらの部分もコリコリして美味い~。身の部分はモチモチで美味い~


あぁ~良かった。お昼御飯抜いておいて。相当美味いですよ、これ。
ちなみに、このお店のオーナーさんも元ライダーで、北海道も走ってきたんですって! でも、こうも言っていました。

このあたりは道が良いでしょ~。北海道みたいな直線は無いけど、走っていて気分がいい。北海道行く必要ないよ~

たしかにそんな気がする。道が綺麗で快適ワインディング。国道よりも県道、そしてそこら中にある農道が面白い!!


食後は、JR須佐駅で缶コーヒー・・・・

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・JR須佐駅で缶コーヒー

缶コーヒーって、ちょっとでいいのに、なんで増量なの!(?)!(?)


おやっ、駅に変なキャラクターがいる! 違和感感じて写真だけ押さえておいて、自宅に戻ってから調べてみました。

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・駅に似合わないキャラクターが ・この子です

なんと『海野(うみの)みこと』ちゃんという名前で、イカと須佐のPRをしているんですって。


そうかぁ、イカのPR役か・・・・。じゃあ味方か・・・・(←なんじゃそりゃ。)

津和野の城下町

結構な距離を移動しつつの観光なので、時間が厳しい!
既の日が傾きが気になるお時間。針路は城下町津和野ですが、地図を細かく読まずに、R315からは県道1x号を左折ね・・・・ぐらいのインプットで走っていたら『県道13号』があったので左折。本当はもっと先の『県道14号』が正解なのですが・・・・


その結果、どう見ても使用していない級のコケが生えている別の道路でリカバリーをしなくちゃならなくなる始末・・・・。焦っていても地図読みは手を抜いたらいけません!

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・日が傾いてきたけど快適ロード。途中道間違えてコケの生える道もあったけど、津和野に到着

津和野到着。事前勉強していなくても、城下町ムード満点!

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・街全体が城下町ムード ・町を流れるお堀(?)には鯉がたくさん!

街中に張り巡らされている川(?)お堀(?)(←名前が解からん)には、鯉がたくさん泳いでいます
別に飼っているわけではなく、自然増殖して住み着いている(←須佐出身の床屋さんの談。)らしいのです。どこに行っても鯉はたくさん!

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・いい雰囲気~ ・教会もありました

そして、歴史の授業で御馴染み、森鴎外さんの生家があります。
津和野駅からの徒歩圏にいろいろ見所があるんですね~。(時間無いから、バイクで行きましたけど。(爆))

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・森鴎外さんの生家 ・綺麗に残されていました

本当は、津和野城址に行きたかったけど、徒歩片道40分。しかも敵に容易に攻められないように、険しい山岳を登らなければならない・・・・
楽に登れるリフトも、営業時間は17時まで。もう30分も無い・・・・


代わりにって言うとなんですが、高いところにあるからとにかく目立つ稲荷神社にGo!

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・太皷谷稲成神社への道 ・山の上に立派な神社がありました

バイクで登れる道があったのでバイクで来ましたが、本来は鳥居がトンネルのように続く階段で登るのが正式なんでしょう。

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・鳥居が続く階段

そうそう、お参りした後に人生の運試しにと、おみくじを引いてみました。

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・おみくじ

てっきり開くタイプのおみくじかと思ったら、そのまま身に付けておけば、いずれかの効力を発揮するタイプ。
凶とか吉とかは分かりませんでした・・・・


夏に来れば、SLやまぐち号とかも走っているらしい。駅の横には蒸気機関車が飾ってあります。

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・D51デゴイチって、こんなに大きいのね。

さぁ、いよいよ暗闇の時刻。


最後の見学ポイント、津和野で日没タイムアップ。暗闇のなかを萩に向けて走ることになってしまいました。日が落ちると急激に寒くなるし、街灯無いから真っ暗! 関東圏みたいな明るさは全くなし!
今日は走った~。もともと設定距離が長かったのですが、さらに見て回るポイント設定に無理があったみたい。

萩の夜・・・・

ついさっき活イカ定食を食べたのでお腹が減っていない・・・・。部屋でおつまみ少々に缶ビールで猛烈に酔っ払い、そのまま心地良い睡眠へ・・・・Zzz

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https://…/2010/11/25/ 西日本・山陰地方ツーリング6日目~絶景!秋芳洞。感動!角島大橋。~