最近の日記は毎日"食べる"系だったので、ここいらで基本に戻ってバイクネタを。
最近は仕事が忙しくてすっかり失念していましたが、今年も高速道路『二輪車ツーリングプラン』と『二輪車定率割引』が4月1日から始まるのですね!
当初の自民党二輪車問題対策プロジェクトチームが掲げた目標であった『二輪車の高速道路通行料金を適正なもの(二輪車の車種区分を設ける)』という件が、高速道路会社側のシステムの問題で今すぐに実現できるのはこの施策・・・・と言うことで前述のプランにすり替わってしまい、それ以後何年もこの繰り返し。
高速道路に連射ツーリングプランの初回スタート時の経緯を書いた日記
https://…/2017/06/01/ 首都圏の高速道路が定額で2日間乗り放題になる料金割引プランを導入!?
すぐに実行できない件を実行に移す本来の件はどうなっているんた(怒)
とはいえまずは目の前の餌・・・・今年実施のツーリングプランと二輪車定率割引の詳細を見てみましょう。
高速道路二輪車ツーリングプラン2024
ツーリングプランは例年とほとんど変わらず。
つまり高速道路会社はこのまま『眼の前のちょっとした緩和の餌をぶら下げて、目をそらしておこう』臭がプンプンと臭ってきてとても不快。
バイク雑誌のPR記事でも制度の内容説明ばかりの提灯記事ばかりで、問題の本質を忘れないようにするところまで踏み込んでいるものが見当たらない!
報道は世間が忘れないように(餌に惑わされないように)繰り返し当初の経緯を知らせ続けることこそが必要なのに、その役目を全く果たしていない。
・高速道路二輪車ツーリングプラン2024の啓蒙画像 |
怒りはさておき一応中身を見ておくか・・・・
今年は全22コースですが、東京・多摩地域在住だとだいたい使うやつが限られてくるのよね。
- 関越道・東北道プラン 2日間/¥3,000円
- 東関東道・館山道コース 2日間/¥2,500円
- 首都圏 東名・中央道コースミニ 2日間/¥2,500円
- 首都圏 東名・中央道コースワイド 2日間/¥3,900円
→上信越道で長野方面に行くプランが一つもないのは相変わらず。高速道路会社をまたぐからなのかやりたくないのでしょうね。
去年と全く一緒なので詳しく書く必要もない。書く気すら湧いてこない・・・・
まあ淡々と利用しましょうかね(泣)
高速道路二輪車定率割引2024
ちょっとだけ変化があったのは二輪車定率割引のほう。
・高速道路二輪車定率割引 |
こちらは利用制限条件が若干ながら緩和されています。
- ETC無線走行
- 最初の出口を降りる前までにWebサイトで事前申込が必要
- 土曜・日曜・祝日に適用
- 一回の走行距離が80km以上の走行に適用(去年までは100km以上の走行に適用)
- 条件を満たした走行については、走行料金を現行の37.5%引き(普通自動車との比較で50%引き)とする
当初の狙いはこんな距離の制限がないものだったのに、国交省&高速道路会社にマンマとやられて小出しにしてくる狡猾さ。
しかも37.5%引きについても定価からの割引計算であり、休日割引30%の適用と重複適用されないのでわずか7.5%引きになるだけ。
普通自動車(定額)の半額・・・・だが普通自動車も休日は30%引き。であればその割引後の価格から37.5%引かないと意味がない。
このあたりを変えるための波を作り出してほしいなぁ・・・・バイク雑誌さん。
高速道路車種区分の検討
今年はさらにムカつく出来事があり、あれだけ二輪車料金枠の実現に向けて、その根拠として「路面に与えるダメージが軽微(車重が軽い)なため料金を引き下げるべきだ!」と提言していたものを無視・蹴っておきながら、最近は電気自動車が増えて路面へのダメージが甚大なので新しい料金区分を検討するだとか抜かしていやがる!
国土交通省発行 高速道路料金の車種区分について
https://www.mlit.go.jp/policy/shingikai/content/001718029.pdf
・二輪車と軽自動車の格差が広がったとか理由をつけてきたぞ!最初から差は広いだろ!! |
これ、軽自動車の利用率が増えてきてこのままでは高速道路会社の収入が減るので、そうなってしまう前に先手を打って金づる(新しいルール)を作っておくようにしか見えん!!
・昔の首都高は3車種区分・・・・二輪車は普通車と同額だった酷い時代もあったなぁ(泣) |
だが悔しいが事実上、二輪車車種区分を新設する最初で最後のチャンスなのでこの機を逃さずに国会議員連盟の方々には活動していただきたいです!