ヤマハ・トリッカーXG250にUSB充電器を設置しよう

先日突然登場した、新車のヤマハ・トリッカー XG250。取り急ぎトップケースを取り付けるための汎用ベース取付作業を実施しました。

https://…/2019/03/16/ 新車、ヤマハ・トリッカーXG250にトップケースを取り付けよう

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・ヤマハ・トリッカー。トップケースとRAMマウントの取り付け完了

あと、スマフォをクランプするためのRAMマウント。これをハンドルにU字ボルトで取り付け済み
このRAMマウントを活かすためには、USB電源系統の準備が必須


前回の作業時になんとなくイメージを描き、そしてコルゲートチューブを買いに行ってきたところで終わり。


今日は実際の配線作業。USB充電器自体はSL230から取り外したものを再利用。ハンドル周りは露出して走行風を受け、エンジンの直近を通る必要があるので配線はコルゲートチューブで保護
ハンドルからタンク下経由で、バッテリーやヒューズが設置してある右シート下付近で配線に割り込ませる予定。

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・事前に配線をコルゲートチューブで保護する作業

このバイク、トップケース取付時にサッと診たのですが、余計なスペースが一切ないので、たかがUSB充電器とはいえどこに設置するのかとても悩むくらい場所がない


シート、右フューエルタンクカバー、右リアサイドカバー、右フロントサイドカバーを取り外し。左側はワイヤ・ケーブル類が通っていて、メインハーネス類は右側を通っているので、それに習ってターゲットは右側

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・右側だけ丸裸

初めてなのでネジの場所や取り外し方のお勉強をしつつなので、ちょっと時間がかかりました。


さぁ~て、改めて見ても・・・・全く場所がない! どこを通すかなぁ・・・・

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・悩んだ末の配置

ていうかほぼ選択肢はなく、純正車載工具を収納する僅かなスペースに、一番大きなコンバータ部分を同居させるしか無い。
写真のようにフレームにタイラップで固定したのですが、これだとサイドカバーと干渉するので、結局タイラップ固定は止めてもっと奥に押し込む形で収納。


ハンドル側にはUSBコネクタが付いているので頭でっかち。隙間を通すのに一苦労し、結局ヘッドライトを外して配線

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・RAMマウントのすぐ隣に設置したUSBコネクタ

前半分はこれでどうにかなったわ~。


問題は後ろ半分・・・・というか一番重要な電源割り込ませ部分。ケーブルが長いのを迂回させるため、ガソリンタンク下を経由するようにルートを変更し、シート下をぐるりと迂回してバッテリー付近にアプローチ

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・バッテリー周辺までケーブルを引いてきました

あとはどこから電源を取るか。ていうかSL230もそうでしたがオフ車ってヒューズボックスすら無くて、配線の途中にサブヒューズが存在しているだけなのね。
この配線をカットするか? しかしギチギチにテーピングされていてバラすのが大変だ・・・・


そしてすでに私の大嫌いな"割り込みコネクタ"で、ETC車載器の電源が分岐してあったのですが、これがリアストップランプ線が分岐してあって、確かに回路図を見ると一番無難そうな線から分岐してある・・・・
まぁプロの仕事だから、容量的に余裕がある所から電源をとっているのね。


"割り込みコネクタ"は嫌いだけれども、ここの線が太くて圧着端子の設置には最も適しているので、ここをターゲットに決定。

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・丸型圧着端子を取り付け

私の電気作業の定番、丸形圧着端子を取り付けて電源を分岐。まぁ近い将来、"割り込みコネクタ"が接触不良を起こしたらここも丸型圧着端子に取り替えてしまおう。


割り込み作業完了。本当に場所がなく、無線機を積むなど夢のまた夢って感じ。

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・割り込み作業完了。出っ張りなどはなく、元通りの体積

取り外したカバーやシートを取り付けて最終チェック。


USB電圧計を取り付けて、エンジン始動!

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・USB電源の出力確認中

よし、OK!
これでスマフォナビも使用できるな。


残るは・・・・PTTスイッチか。まだまだ細かい作業があるなぁ(泣)