昨日、夜なべをして作り直したスイッチボックス。
https://…/2017/04/22/ 車載アマチュア無線の送信時に思いっきりノイズが乗る件の調査#5
バイク後方に設置してある車載アマチュア無線機FTM-10Sから、ケーブルを車体前方まで敷設し、左ハンドル下に設置したスイッチボックスでいろいろ分岐させています。
このスイッチボックス内の配線が長くてグランドがグランドの役目を果たしておらずに発振しており、私が送信する電波がノイズまみれだと考えて、きれいな配線に作り直したのです。
さぁ、これでノイズレスなクリーンな電波で送信できるぞ~♪
監査係が来る前に、確認試験をしてしまおうっと。ハンディー無線機FT-728を片手に、PTTスイッチをON・・・・
・新生スイッチボックスの動作確認試験 |
・・・・_| ̄|○
うおおぉぉ~(大泣) まさかのノイズまみれの電波!(大泣)
切り分けの為、スイッチボックスからPTTスイッチ線を取り外して、コネクタ端子をドライバーでショートさせて電波を発射してもノイズまみれの電波。
と言うことは、スイッチボックスもシロだった・・・・?
残るポイントは、車体前後間を結ぶケーブルか、昨日新たに発見したHR10Aコネクタ劣化に絞られました。
この手の潰しこみって、色々なポイントの中から一番可能性が高そうな部分から潰していくのですが、尽くその読みが外れている・・・・
う~む・・・・
一旦、問題のケーブル一式をバイクから取り外して、室内で状態をじっくり診断する必要があるなぁ。
と言うわけで、コルゲートチューブに仕込まれた車体前後間連絡ケーブル(コントローラーケーブルと、マイクラインケーブルを内包。)を取り外し。
・一旦取り外して、室内で精密検査してみよう |
取り外したケーブルは、その場でHR10Aコネクタを分解して目視点検。
うわ~・・・・なんて雑なハンダ付けなんだ!
(自分で作っておいてなんですが、)これはひどいね(笑)
あれれっ、ちょと待った~
せっかくバイクから取り外してフリーな状態のケーブル。コネクタはバラしちゃったけれど、もう一度スイッチボックスと無線機に接続して、試験電波の発射・・・・
・取り外したケーブルを、もう一度バイクに戻して試験 |
ノイズが消えている!
なんだなんだ???? 原因不明ながら、現象が治まったぞ! HR10Aコネクタ周辺がクロ確定!?
診断と共に、予備で持っている新しいコネクタでケーブルを作り直しだな・・・・
おっと、トンネルクラブ監査係のご登場。
https://…/2017/03/18/ 初春の洗車と・・・・監査係? 5,302 km
https://…/2016/05/14/ VFR750F(RC36)お別れ前の艤装解除整備と・・・・あれっ!? 220,962.7km
・トンネルクラブ監査係 @ たーさまガレージ |
まぁ、今日までの診断で(原因は不明でも)改善方法は(たぶん)わかったので、来週早々に復活できることを報告。
うむうむ・・・・
と、報告を聞きに来たのではなく、今日はえぬむらさんの新車R1200RSにもFTM-10Sを取り付ける作業をしにやってきました。VFR(RC46-2)から乗り換える際に、やはり艤装解除していたのですが、それをなかなか取り付ける暇がなく、ようやく今日。
前回、左リアサブフレーム付近にFTM本体の取り付けを試みましたが、その後のチェックで、人間乗車状態でサスが沈むとコネクタがヒットすることがわかり、左フロントサイドカウル内に設置する作戦に決定。
そのFTM-10S本体のカウル内への取り付け作業と電源線をシート下まで引き回しをディーラーにて作業済み。
・左フロント サイドカウルの内側という、ものすごい場所にFTM-10S本体を設置! |
と言ってもマジックテープ風なもので取り付けているだけ。
FTM-10S本体と切り離せない電源線のため、引き回しも依頼したのですが作業がきわめて雑で、シート下まで配線が引き回されているものの、配線ルートのみ参考にさせてもらい、一旦すべて撤去してやり直すことに。
マイクライン線、電源線と共に、車体後方設置のアンテナまでの同軸ケーブルを引き回す必要があるので、結構太くなり、それらをビューティーに処理できるルートを検討。
・どうやってケーブル類を車両後方に持っていくかな・・・・ |
あっちこっち部品を取り外し、通せるか検討。単純にケーブルが通ればよいのではなく、同軸ケーブルの両端には大きなM型コネクタが付いているので、これが通らないとダメ。
結局前半はフレームに沿わせ、ガソリンタンクの下からシート下に上手いこと連絡できることが判明。
・車体前方の配線ルートが決定 |
後は、ケーブルの長さを調節するため、とぐろを巻いてカウル内に隠す準備。
いや~、最初は『無理な気が・・・・』なんて思っていましたが、全てがギリギリで収納し、配線も出来ました。
ケーブル類をコルゲートチューブに収納し、そしてインシュロックで固定。うんうん、ビューティー!
・かなり強引のようだけれども、完璧に設置 |
完璧・・・・
?
・・・・_| ̄|○
ものすご~く沈んだ顔をしているえぬむら氏。なんとアンテナ設置予定場所まで、同軸ケーブルの長さが10cm足りないっっ!(泣)
あちゃ~、ここまでビューティーに配線してしまって、この段階で気が付くとは・・・・
もっと長い同軸ケーブル付きのアンテナ基台ケーブルを買い直す&作業し直すか、延長ケーブルを買うか。出るのはため息ばかりで、尋常ではない凹みっぷり。
まぁ、気持ちを切り替えて、作業だけは進めておきましょうよ・・・・
続いてアンテナ周り。
なんと、R1200RS専用に開発されたアンテナステーを購入済みなので、これを取り付け。
・R1200RS専用アンテナステー |
これもビューティーだぞ~~~~♪・・・・と喜んでいる私のわきで、凹むえぬむら氏。
これ・・・・ただ単に『もう一個、アンテナ基台用同軸ケーブルがあれば、M型オスとM型メスが付いているから延長出来るけれど・・・・』とつぶやいたら、急に元気が出た御仁。
『それだったら持っているよ~♪♪♪♪(喜)』って、知るか~!!(笑)
よほど追い込まれていて、正常な思考ができなかった模様。
残るは電源配線と仕上げ。
R1200RSのシート下には、ETC車載器とセキュリティーユニットが鎮座しており、残るわずかなスペースに、ノイズフィルタ、USB電源、Sena製SR10を搭載する必要があります。
・日没を向かえても、モクモクと作業 |
日没を迎えても必死に作業して、USB電源以外はなんとか配線完了。
PTTスイッチ配線は間に合わず、送信は出来ないけれど、電源ON!電波の受信は問題なし!
・火が入った! FTM-10S on R1200RS |
こちらも、後数時間の調整レベルの作業を残すのみとなりました。
次回のトンネルクラブツーリングでは、快適な無線ライフを送れるかしら・・・・ね?