今日は、マフラーを巻こう・・・・どんな巻き方が良いかしら?
な~んてファッションにはほとんど気を使わない私。電子少年の血が流れている私は、電線の巻き方を工夫しようかしら。
・手持ちの白い電線(0.75sq)と、トロイダルコア |
電線を巻こうと思ったきっかけは、ボロいUSB電源のおかげ。
https://…/2015/12/14/ バイク搭載USB電源『USB Station 2』はUSBパワーデバイスなのか?
https://…/2015/12/08/ USB電源代替品購入。でも今のやつで実験もしたい(爆)
なんとな~く、電源線からのノイズではないような気がしてきたのですが、まだ切り分け途中の時に材料だけ買ってきてしまったし、他にもノイズフィルターの実験をしてみたいと思っていたんですよね。
バイクに搭載している多機能アマチュア無線機FTM-10Sでラジオを聞きながら走っている時に気になる各種ノイズ・・・・
- ヒューエルカットリレー動作時のプチプチノイズ
- グリップヒーター使用中の、サーっとしたスノーノイズ
- AC100Vインバーター使用中の、サーっとしたスノーノイズ
これらがどれくらい変わるのか、ノイズフィルターを作って、その効果を見てみたいんです。
まぁ、素人が見よう見まねでやってみるだけなので、効果の方は未知数ですがね。
たかがコア。たかが電線。しかしコアの材質によって性能が変わるし、巻き方や巻く回数によっても性能が変わるし、流れるノイズの周波数やら周囲の環境によっても変わる、ものすごくディープな世界・・・・
とりあえずトロイダルコア購入時に、同サイズで¥50円違いで2種類あったのですが、より低い周波数帯から効くと書いてあったやつをチョイス。材質は不明。
巻き方は、1本の線を単純に巻くのではなく、途中から巻く方向を逆にする、W1JR巻き(アメリカのアマチュア無線局が名前の由来なんですって。)。
・途中から巻く方向を逆にした・・・・W1JR巻き |
ノーマルモードノイズに対して強力に作用する(らしい)この巻き方。前半と後半で磁界が逆向きに発生するので、AC成分を打ち消してくれます。
手持ちの電線で巻いたのですが、エナメル線を用意して、もっとギッチリ巻き込めばさらなる効果が!
もう一つは、2本の線を半分ずつ巻いた市販品(キャンセル巻き)。秋月電子で¥50円。同方向に電流が流れると磁界が逆向きに発生して打ち消す、コモンモードノイズ対策。
・コモンモードノイズ対策 チョークコイル |
機器に対して、プラスとマイナスの2本の線で電力を供給しますが、その電流の向きは通常は逆向きで等しいのですが、コモンモードノイズはプラスとマイナスに同じ方向に電流が流れるので、それのみを抑止させます。
(あれっ? 最初に自分で巻いたコイルも、実はこの¥50円コイルの2端子を短絡させればW1JR巻きと同様の効果が得られそうな気がしてきたぞ!)
しかし・・・・そもそも今回のノイズがどのような性質のものかがわかっていないので、両方のモードに対応するフィルタを作成することに・・・・って、一緒に購入してきたケースに2つのコイルとコンデンサが全然入らないじゃん!!
急遽、手持ちのケースを探して、これならば何とかなるかな?
・ストックしていたケース ¥120円 |
ここに、内蔵予定の部品をとりあえず『置いて』みます。
う~ん・・・・、ギリギリですね。
・内蔵予定のインダクタ2つに、コンデンサ3つ |
コンデンサは、今までバイクに搭載する自作回路では絶対に避けてきた電解コンデンサを初チョイス。
まぁ、実験用だし、『自動車用』と銘打ったコンデンサに興味があるしね。
他の2つは、ちょっとでも容量を稼ぐのと、周波数特性が違うものを使用して、少しでも効果を狙う・・・・というか、そもそもこんなので効果があるのか、一切不明。やってみないとわかりません(爆)
コンデンサは、一旦基板に配置して、あとは空中配線。
・部品をケースに。とりあえず収まりそうな感じですね。 |
ギリギリなんとか入りそうです。
ドリルを使用して、ケースに配線取り出し用の穴を空け、ハイ完成!
・完成したノイズフィルター |
ケーブルに圧着端子をつけ、バイクに取り付けてあるUSB電源に割り込ませたり、FTM-10S無線機に割り込ませたり・・・・各種実験をしてみます。
さて、どうなることやら?