USB電源線に対するノイズフィルタの製作 前編

サブスマフォ(au/京セラQua Phone QX・KYV42)をバイク乗車時に積極活用するようになり、走行中の音楽リスニングもMP3プレーヤーをアナログ接続する方式から、スマフォ上のアプリで奏でてBluetoothでデジタル転送し、リアシート下のBluetoothレシーバーで受信する方式に改めました。

https://…/2021/10/28/ バイク乗車時のナビ音声を聞くためにBluetoothを導入してみる件
https://…/2021/11/15/ バイクに搭載したBluetoothレシーバーの実戦投入レポート

・【使いまわし写真】VFR800F(RC79)のシート下に配置したBluetoothレシーバー

導入当初はすごく調子が良かったのですが、最近はやや不調。
時々耳障りなノイズ(エンジンがごく低回転のときにスパークノイズ)が混入し、時にはBluetoothの接続が瞬断してしまう。
スマフォアプリの特性で、出力先のスピーカーがいなくなると再生が停止されるので、そのたびにマップアプリから音源アプリに切り替えて再生ボタンを押さなければならない・・・・(それもバイクの乗車中なので、信号で停まったときに大忙し。)
あと、自分ではわからないのですがアマチュア無線送信時にもノイズが乗っていると。


なのでこれらを一気に解決してみることにしましょう。
ノイズ源としては・・・・

  • USB電源から入ってくるノイズ
  • Bluetoothレシーバーが受信してアナログ出力し、それをFTM-10Sが受ける回路構成で生じるグラウンドが揺れることにより発するノイズ

・・・・が怪しい。


USB電源のDC12V側には自作ノイズフィルタを入れているのですが・・・・USB電源から発するスイッチングノイズをバイク本体側(アマチュア無線機側)に伝えないようにコイルを主体にしている・・・・

https://…/2017/05/25/ NECKER V1 Plus on RC79 電源配線作業

なので新たにノイズフィルタを作るのですが今回はDC12V側ではなくて、USB側というかDC5V側に電源平滑化を目的に仕込んでみることに。
市販品を調べると・・・・高級オーディオ向けのすごい高いやつしか見つからないので自作。そのために先日、秋葉原に行ってきたというわけです。

https://…/2022/06/05/ 関東地方が梅雨入りした今日は秋葉原電気街に行ってきました

と言ってもチョークコイルと周波数特性の異なるコンデンサを並列接続するだけですが。
部品が多いのでユニバーサル基板上に構築しよう。

・ユニバーサル基板をカッターナイフでカット

ケースのサイズに合わせて基板をカット。
このケースをリアシート下に置くスペースがあるのかは未確認ですが、まぁ何とかなるだろう(汗)


受動部品をはんだ付けし、基板上でハンダ配線。

・ハンダで配線をしてしまいます。ケースにピッタリ!のサイズに収まりました

部品の高さ的にもピッタリハマりました。


テストのためにケーブルをはんだ付け。

・机上での機能試験のため、ケーブルを接続

回路的には問題ない事がわかりましたが、これではケースに収まらないのでケーブルのはんだ付け方向を180度逆にしてあげる必要があるかも。
微調整が必要だな。


だが、以前は電動ドリルしか工具がなかったのでヤスリがけは手動でしたが、今回からはリューターという強い武器があるのよね♪

https://…/2022/04/20/ 先日ポチったリューター(小型ドリル)が届きました

まぁなんとでもなるでしょう。


グラウンドループ対策はトランスを2つ。だがトランスの実売価格を見るとアマゾンで完成品を購入したほうが安い(泣)

・安い!安すぎる! グラウンドループアイソレーター ¥675円

どっちにしろ後程マイク端子の配線を分岐する際に必要だからトランスは購入しましたが、ノイズ対策は完成品に任せるためにポチッておきました。


次回に続く。

https://…/2022/06/10/ USB電源線に対するノイズフィルタの製作 後編