朝起きたら・・・・大雨。本当は今日は休日出社する予定だったのですが、これだけ雨が降っていると出社する気が起こりません。
自宅で仕事をこなしつつ・・・・、出かけるわけにもいかないので、読書かな。
先日、日記を書くために引っ張り出してきた、SHARP X1の回路図が掲載されている『X1シリーズ活用研究』を。
・I/O別冊 X1シリーズ活用研究 |
1986年発行だから・・・・28年前の本っっ!
中身は、回路図が載るぐらいの雑誌ですから、技術的な解説など、当時のPCユーザーとしては非常に役立つ内容でした。
なんたって、PCはそれぞれが独立(オフライン)・・・・。今みたいにネットワークで結ばれているなんてとんでもなく、電話回線を使用したパソコン通信も無く・・・・(←音響カプラなる機械で、300bpsで通信する機械があったけれど、高すぎて手が出ない時代。)
PCに接続する大容量記憶装置といえば、カセットテープか5インチフロッピー。雑誌に添付するなんてことも不可能。
ではどうするのかといえば・・・・
・巻頭カラーのページ |
自分で打つべしっっ!
なんと、巻頭カラーの貴重なページから、一般の投稿者からのゲームプログラム掲載。
当時はコレが普通でしたねぇ。
・16進数の数値の羅列 |
数値一つでも打ち間違えると当然バグってしまい、良くて色が変・・・・とか、悪いとそのままハングアップ。セーブしていないと打ち込んだ苦労がパー!
当時のパソコン少年たちは、黙々とこの呪文のような数列を打ち込んでいたのです。
ドラクエのふっかつの呪文でキャーキャー言っているようでは甘いですな。
えっ、もちろんプロクラムはこのページだけではありません。ページをめくってもめくっても・・・・
・見開きが全部じゅもん・・・・ |
エンドレス。
こんなの打てるかっっっ!(笑)
大人になった今だと、最初っから諦めてしまいますが、当時の少年達は、金はないけれど暇はある・・・・
(うちの会社にも、ベーマガにプログラムを投稿して掲載されたという人もいます。すげぇ~!)
しかし、巻頭に掲載されるプログラムだからこそ、このサイズであって、次点以降に乗っているプログラムだと、更にひどい仕打ちが。
・読むのに虫眼鏡が要ります |
み・・・・見えねぇ・・・・(爆)
このページに載っているのを全部打ち込んで、8.25キロバイト。
ほんと、のんびりした時代だったんですねぇ。いまなら1秒もしないでダウンロードできちゃう量ですから。
な~んて、懐かしさに浸っていると、時間なんてあっという間。
ちなみに、私もハンドアセンブルをしていた関係で、この呪文が・・・・
『C9 → RET → 元に位置にもどれ』とか、『3E 02 → LD A,02h → Aレジスタに2を代入だな』
とか、読めてしまいます(爆)