時々コツコツと作業しているMOSFETレギュレータへの換装作業。
とりあえず事前に机上で準備できることは終わりましたので、いよいよ実装段階です。
が・・・・
アルミステーの強度は大丈夫かしら???
丈夫なステンレスは重いし加工しづらいのでアルミを選定。柔らかい分、板厚を2mmとしましたが、残念ながら私は強度計算なんて出来ない人ですから、実験をして問題がないことを確認するしか無いのです。
そうそう、別途泥除けアルミ板を製作して取り付けておいたのですが・・・・
・アルミステー&MOSFETレギュレータ + 泥除けアルミ板 |
だいぶ想像よりも大きいのね。
今日は朝からアルミステー&MOSFETレギュレータの取り付け作業。電気的な接続は行わず、まずは物理的な取り付けのみ。
・バイクに取り付けたアルミステー&MOSFETレギュレータ |
この状態でハードに試験走行して、MOSFETレギュレータが脱落しないのか確認することにします。
バイクに取り付けるネジ穴の場所とMOSFETレギュレータの取り付け位置の関係から、モロにアルミ板の強度に依存しているものですから。
もし、電気配線を切り替えてしまった後に強度不足が発覚して・・・・なんて致命傷になる前に、不具合箇所を炙り出します。どうしても自分が作ったものだから、試験が甘くなりがちですが、現実的に起こりうるのであれば今のうちに検証。
でも・・・・この泥除けアルミ板作戦は却下だな・・・・。マフラーとのクリアランスが8mmぐらいしか無い。
タイヤ交換時にマフラー脱着とかしないといけないわけですが、これは邪魔で仕方がない! 後日撤去することにします。
電気配線はしないので・・・・
・とぐろ巻き |
とりあえず邪魔にならないところにとぐろを巻き、インシュロックで固定。
さぁ、これで耐久試験の準備完了。
それではたった一日の濃縮版ですが、様々なテストを行いましょう。
高速道路走行
まずは、高速道路での高速度巡航。
・高速道路走行 |
まぁコレごときで問題が出るとは本人も思っていません。
かっ飛ばそうがこの程度の風圧ではびくともしませんし、振動でネジの緩みもなし。
ほんとうに怖いのはMOSFETレギュレータ自体にかかるΔ加速度なので、逆に高速道路での強度確認試験では安定しています。
ふ~、暑いね。
・ソフトクリームが美味しい気候 |
途中で一休みしながら、試験フィールドに向かいます。
郊外街乗り、マイルドクネクネ
続いて、信号によるゴーアンドストップがある郊外の街乗り、軽いカーブもあります。巡航中は速度が乗るので、ブレーキもややキツメ。ここで前後の加速度変化を与えて問題がないことを確認します。
・マイルドクネクネ |
うんうん、問題なさそうです。
低速タイトクネクネ
いつもよりアクセルを開け気味に、ブレーキもハード気味にして、前後左右にGをかけまくり。
低速で曲がるタイトなコーナー。
・低速タイトクネクネ |
昔、無線アンテナを設置した時もこの試験をして、すぐに倒れたり折れたりして、自動車とは異次元のGに難儀したものですが、今回のアルミステーはびくともしません。
秩父高原牧場に寄り道
寄り道・・・・というよりも、この時期だからこそココに来るのが目的で、ルート組を工夫してひと通りのバイク走行シチュエーションが入るように組み立てただけなのですが(爆)
寄居町方面から、峠を越えてやってくると・・・・眼下に広がるポピー畑!
・ポピー畑 @ 秩父高原牧場 |
うわ~ぉぉぉ、ドンピシャじゃないですか~~~~(嬉)
自動車の人々は駐車場待ちで、この狭い林道みたいな所が大渋滞していますが、バイクなら大丈夫。
ひっそりと駐車させてもらっちゃいました。
・こういう時はバイクが無敵 |
今年は人が多い気がするなぁ。テント村(?)みたいなのもたくさん作られているので、じわじわ~っとメジャーになってきているのかもしれません。
うわ~、どこまでも広がるポピー。
・綺麗ね~ |
ここでまったりとお弁当でも食べたい気分だわっ。
でもお弁当は不持参だし、今日は水筒も無いし・・・・、じゃぁソフトクリームでも・・・・
・売店でソフトクリーム・・・・ |
ぶほっ!大混雑じゃん~(泣)
ヤメておこうっと。
中低速の峠
さぁ、試験走行の再開です。今度は定峰峠アタック。
低速コーナー、中速コーナーが入り組んでいて、走って楽しい峠なのですが、ここで横Gをかけまくります。
・レッツ!くねくね~ 定峰峠 |
ステーの強度なんて気にせずに普通にバシバシ走り、あぁ気持ちいい。
林道・奥武蔵グリーンライン
定峰峠からは林道にスイッチ。路面が悪いため、今までのどのフィールドよりも速度は低下しますが、穴とか、速度抑制用凸とか、いや~なイレギュラー振動を与えることが出来ます。
・奥武蔵グリーンライン 速度抑制用ギャップ |
でも、自動車にペースを抑えられながら走ることになる国道と比べれば、同じペースが上がらないにしても誰もいない林道のほうが清々しいですね。
木々も多いので木陰が多く、涼しいですし。
・木陰が嬉しい林道 |
このままグリーンラインを終点まで行ってしまうと、鎌北湖・毛呂駅方面に出てしまい帰りが面倒なので、なるべく長くグリーンラインを走るけれども、国道299号に戻る未知のルート開拓にチャレンジ。
こういう時、ツーリングマップルでは役に立たないのでGPS&スマフォパワーを借りました。
・山深い林を抜けます |
あれ~? グリーンラインってこんなに山深い所を走っていたのか~と改めて感じさせるほど、国道299号までが長い。谷沿いに山を降りていくのですが、それに従い木々の背も高く、必至に日光を求める感じの林を駆け抜けます。
良い感じで路面に穴が空いているし(笑)
そんなこんなで、高速道路から、快走ワインディング、低速タイト、林道と走りましたが、アルミステーの強度は問題なし。
これならば電気配線も切り替えて、本格稼働しても問題ないでしょう。