さてさて、今日も頂いたコメントからアイデアを頂戴してしまった日です。
遠距離を楽に走る方法という、とっても奥が深いネタ振りありがとうございます。
さて、ここから先の話は私個人的な視点ですので、はたして皆様に該当するかは分かりませんが書き連ねてみましょう。
遠距離を楽に走るための方法には・・・・
- ソフト的なもの(ライダーの運用面)
- ハード的なもの(バイク自体への対策)
に分かれると思います。では、それぞれについて掘り下げてみましょう。
ソフト的な対応
ズバリ、走り方やペースをどのように設定するのかが鍵だと思います。
楽な走り方って難しいのですが、逆にものすごく疲れた~!という走りは色々思い出せます。
だから、その逆の行動をとれば疲れは多少マシになるという考えで今に至るので、まずは失敗談を分析!(爆)
1.時間に追われていながら走るとひどい目に遭う!
東京→青森を目指すとき、時間の余裕が1~2時間有るから大丈夫か・・・・と出発すると、知らず知らずのうちに時間の貯金を貯めようとした走りになり、ペースは上がり、休憩は減り・・・・モクモクと走る!
確かに多少早めに目的地に着きましたが、体はクタクタでした!(泣)
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・到着時間に制限があり、最後のほうで時間に追われると大変! |
2.さらに悪天が重なると最悪~
今日の夜の函館発のフェリーの乗らなきゃ・・・・
しかしあいにくの大雨。でも予定を後ろにずらすと翌日はさらに雨の予報なのでこの雨の中を走るしかない!(しかも時間もぎりぎり!)
こうなると最悪です。ただでさえ合羽を着ると休憩回数が減り、雨の日は知らぬ間に余計な力が入っていて、疲れ方は普段の5割り増し!
函館に着いた時、間に合った~という安堵か、集中力が一気に切れて疲れが一気に襲ってきて、しばらく動けませんでした(爆)
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・こんな大雨の中を走るのも大ダメージ! |
3.定速度走行は意外と疲れる
マイペースというけれど、常に先頭や単独で一定の速度で走り続けるのは意外と疲れます。
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・意外と単独で定速度走行って疲れます! 気づけばだいぶ早かったり遅かったり。必然的に速度計を頻繁に確認することになります。 |
ちょこちょことスピードメーターを見てアクセルを微妙に開閉して・・・・視線移動が多いからかしら(?)(?)(?)
分析
これらから、分析してみると・・・・
- 疲れるときは、気が付けば体に力が入って無理な走り方をしている!
- 休憩もせずにガッツリ走っている
- 集中力が必要な走り方をしている あるいは、いちいち休憩するのが面倒になっている
- 土地勘が有ればあとどのくらいだから・・・・とペースや休憩を調整できるが、土地勘がないと休憩タイミングが分からずつい走ってしまう
- とにかく余計な操作や視線移動はなるべく排除しつつも、マッタリすべし バイクにモクモクと集中して乗ってしまわない<ように、他の所に気が行くようにします。
こんな感じかしら。
対策
そこで私が取る対策は・・・・
- とにかく十分すぎるほどに時間を用意する。いくら休憩しても間に合うという余裕が有ると非常に楽ですね。
- 土地勘のないほど遠いところを走る場合、このぺースで走っていても間に合うんだという目安時間を用意しておき、それに合わせてマッタリと走る。無論、目安時間は余裕たっぷりで計算しておく。こうしておくと普通に走ると早く着きすぎるので、休憩をたっぷり取るようになりました。
- ペースカー作戦。ペースが常に一定なプロドライバーの中から自分に近い速度域のターゲットを見つけたら、程良い距離で付いていく。速度計を見ないで視線の移動が前方だけになり楽ちん~。悪天の時ほどコレは楽が出来ます!
- ストレッチ。長時間同じ姿勢で体がカチカチになっちゃうので、休憩のたびに体を伸ばして疲れをちょっとだけでも開放します。
- あと、音楽を聴きながら走る。ちょっと反則技ですけれど、リズムに乗って走っていると気がつくと結構距離が伸びています。
- 美味しいものを食べて心身ともにリフレッシュ!
とかかなぁ~。特に『時間に追われずマッタリ』というのが大きいと思います。
SA/PAでは、ペースカーとなるターゲットを待ち構えて、ちょうど良さそうなトラックを見つけるとピューマのように忍び寄り・・・・
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・SA/PAで獲物を待つ ちょうど良いトラックが来るとすぐにスタート! ペースカー作戦! |
ムダに焦らなくて良いように、遠いところに行く時は『移動に専念する日』を設定して、そしてペース配分。
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・東北道ペース配分表 平均時速70km/hで計算 | ・美味しいものを食べよう 雨でお店に入れないときは弁当で(爆) |
東北道走破時刻表(?)は、ルーキーだった頃は巡航100km/h計算に、メシを2回食べるから2時間足して・・・・みたいな計算だったのですが、とてもじゃないけれど平均時速100km/hはムリ!
何度か調節して、70km/hに落ち着きました。もうちょっと速くしてて75km/hぐらいでも十分余裕があると思います。
さらに私の場合は、ブログの話の組み立てのために写真を取りまくりながら走るのですが、これが結構気分転換になっているようです。
ハード的な対応
バイク自体にも遠くに楽に行く工夫をしています。
1.バイクそのものの選定
まずは、バイク自体が遠くに楽に行くことを主目的にしている『ツアラー』タイプをチョイス。
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・頼りになる相棒 VFR750F(RC36) |
私がそもそも中型/大型バイクに乗る理由は『まだ見たことのない遠くに行ってみたい。』なので、バイク選びの段階からカウル付きは外せない条件なのでした。
2.なるべく楽な姿勢にしたい
前傾乗車姿勢が長時間続くと私の場合は背中が(年と共に)痛くなってくるので、ハンドルの高さを少しだけアップしました。ほんのちょっとの前傾姿勢でも長時間蓄積されると非常に辛いので、ほんの少しでもハンドルを高くして、乗車中の姿勢を楽にします。
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・19mmハンドルアップ |
これだけでも背中の痛みはだいぶ改善されました。
3.さらに楽をしたい
ズバリ、スロットルロッカー。長距離長時間アクセルを開けっ放しにするのも結構疲れるので、握力をサポートするパーツを取り付けています。
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・スロットルロッカー |
手のひらで押すことでアクセス開度を調節できるので、握力を節約(?)できます。
4.ヘルメット
最後に、ジェットヘル。安全性云々の議論は置いておいて、軽さで選べばジェットヘル。
昔はフルフェイス被ってロングツーしていましたが、旅先でシップ薬を買って、肩にたくさん貼り付けて走っていたこともありますが、ジェットにしてその軽さに驚き!
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・軽さで選んだジェットヘル |
シップ薬のお世話になることもなくなりました。
こんなところですかね。