車速連動アンプのプリント基板製作~露光編~

最近は作業のペースが落ちてきましたが、愛車のバイクであるVFR750F(RC36)に、長距離走行中の暇つぶしアイテムである"MP3プレーヤーの搭載"と"アマチュア無線機を搭載"をする作業をノンビリと進めています。だって~、春になったら走りに行きたいんですもの。


今回は、プリント基板の製作の第二ステップ『露光編』です。

https://…/2008/03/01/ プリント基板製作の手順

前回の作業で、プリント基板に焼き付けるフィルムを用意しました。とはいっても、専用のフィルムにプリンタで打ち出すだけです。

https://…/2008/03/21/ プリント板製作用アートワークフィルムの準備

・フィルムと位置合わせマーク

今回は、このフィルムをプリント基板上に密着させて、紫外線を当てて感光剤を露光させるのです。
紫外線を当てるというとすごい設備が必要かとも思われてしまいますが、何のことはありません。太陽光に当てれば良いのです。ただし紫外線量が少ないので15分ほど時間をかけなければなりません。
(実は、この"時間"も難しくて、短すぎても長すぎてもダメなのです。)

・アルミ袋 ・さらに黒色の遮光袋

未使用の販売状態のプリント板は、不要な紫外線を当てたらいけないので、光を通さない黒い遮光袋とさらにアルミ袋で厳重に包装されています。
ここからプリント板を取り出し露光するわけですが、その15分の間、フィルムと基板を密着させズラさないようにしなければなりません。

・100均の写真立て

そこで、100均で写真立てを買ってきて、そのガラス部分だけを使用します。
プリント板の両面に、それぞれハンダ面用フィルム、部品面用フィルムを位置をきっちりと合わせて密着させガラスで挟み込んで、さらにクリップでガッチリと固定します。
いくら室内とはいえ、紫外線にさらす時間を短くするために位置合わせ作業は速攻で実施しなければなりません。

・室内でフィルムを密着

ハンダ面フィルムと部品面フィルムの位置は厳密に合わせなければ、後の穴あけ作業の時にズレが生じてしまいます。ココの工程は非常に重要で、かつシビアなのです。
ココまで完成すれば、後は日光写真と同じで、お日様に当てるだけです。
ただし、表と裏で露光時間を等しくしておかないと、次の工程の現像時間が変わってしまうため厳密に管理します。
片面基板の場合は大体でOKです。

・両面基板:部品面 ・両面基板:ハンダ面 ・片面基板:RJ45変換基板

これで、紫外線を当てた部分だけ溶けやすくなっている状態になりました。
次の工程の現像工程では、この部分だけを溶かすことになります。