俺・どっく入り

最近の私の日記を読み返すと『頭痛』という言葉が常に出てきます。
朝起きたときから毎日頭が重いのです。私は頭痛持ちなので、頭痛とは長い間付き合ってきています。普段は体の調子が崩れるとこめかみの辺りが心臓の鼓動と同期してズキズキする偏頭痛と相場が決まっていて、その程度によってバファリンで抑えるか、もしくはガマンする等のコントロールできます。


しかし、ココ最近の頭痛は部位と程度が違うのです。後頭部がズーンと重く痛むのです。
それも数週間にわたって続いているのですが、激しい痛みではなく仕事や日常生活もそれなりにこなせるので無視していました。また、バファリンを飲んでも効かないことも判っていた(何度か飲んだけど全然ダメ)のでどうすることもできません。
多分疲れのせいだと思い、落ち着けば直るだろうという程度で接していたのですが、いよいよ昨日今日は痛みがひどくなってきました。
(昨日のETC車載器の試験のための運転中も、小さなギャップを越えてバイクがショックを受けると脳みそズキズキという状態だったし、休日も頭が重いのでどこかに出かける気力が無かったぐらいでした・・・。)


嫌な予感がするので、サッサと仕事を片付けて、専門の医者にかかることにしました。
八王子市にある北原脳神経外科病院( http://www.kitaharahosp.com/ )です。午後3時前に到着しました。予約なしで飛び込みですが、この病院のモットーが『当日のうちに検査・診察を行い、結果を出すことで患者さんにはスッキリした気分で帰ってもらう』ということらしく、また『予約の無い外来患者さんに対しても、脳外科という特殊性から時間は掛かるかもしれませんが全て受け付けます』という素晴らしいものです。当然予約があってもその順番が前後したり予約の無い人を割り込ませるので待ち時間は増えるのですが、その辺りの事情をわざわざ一枚の説明用資料にまとめて配布しているほどです。感心してしまいました。

受付 14:30

病院に入ると初診のための書類の記入や健康保険証の確認、それと前途の説明などを受けます。そして待合室で当分待つことになります。

呼出 15:30

一時間待ちでようやく私の番です。医師に状況を説明すると、後頭部から首にかけてMRIとレントゲンで検査をすることになりました。
時間は遅くなるけど大丈夫ですか(?)』の問いに、今日中に結果を出してほしかったのでいくらでも待つ旨を伝えました。

愕然 15:45

MRIとは、磁気により脳の中を撮影する機械で、カプセルホテルみたいな狭いベッドに寝て装置の中をくぐるやつです。(←よく知らん!)
当然『磁気』により計測するので、金属類は検査室に持ち込むことができません。携帯電話などはその強力な磁界により壊れてしまうそうですし、カード類は全てデータが消えてしまうほど強力なんだそうです。
そこで問題が一つ。私は歯の治療のために『インプラント(人工歯根)』を埋め込んであります。これがモロに金属な訳です。


MRIにも2種類あり、強力な磁力で一気に撮影できてしまう機械と、それほど強力ではないけれども時間をかけて撮影する機械があります。
私はインプラントの制約により弱磁界を利用しなければならないのですが、こちらがずらーっと予約の人がいて、空くのは20時


しかたなく20時まで待機することとなりました。(強磁界の人は空いていてバンバン撮影していました。いいなぁ。)

撮影 20:00

いよいよ、検査です。物凄い音がするので耳栓を渡されるほどです。
ベッドは案外気持ちよくて眠ってしまいそう・・・・この猛烈な音さえなければ・・・・。でもなんだかフェリーのエンジン音のような気がしてきて案外リラックス。
検査室は金属厳禁のため、ベルトや携帯電話、それにメガネも外して持ち込み禁止です。唯一、ズボンのファスナーと止め具だけが金属ですが、計測が始まり磁界がかけられるとその金属がブルブルと揺すられるのが判ります。
計測が終わったら止め具が外れちゃっていましたしね。


無痛で検査終了です。

検査結果 21:00

どうやら私は、外来で最後の人らしい。医者もノンビリと時間を取って対応してくれます。
まず撮影結果を見て・・・・


○○さん、この画像を見てください。ちゃんと脳みそがありますよ~!!


おいおい・・・。割とこの医者はギャグが好きなようです。


そして結果は、異常なし。脳みそも血管の破裂などもなし。
どうやらずーっと緊張をしていてそこから来る神経性の頭痛らしい(←仕事のしすぎです。)。これまた大量に薬をもらってしまいました。


よかったよかった。