愛車のバイクであるVFR750F(RC36)に、長距離走行中の暇つぶしアイテムである"MP3プレーヤーの搭載"と"アマチュア無線機を搭載"をする作業をノンビリと進めています。
今回はリアに設置したアマチュア無線アンテナの設置方法の改善のお話です。
今までのお話しでアンテナ用のステーを設置し、さらにアンテナ基台を設置し、さらにアンテナ基台を壊し、ようやくアンテナ設置が出来たものの、今度は林道でのタイトコーナーで横Gがかかると簡単に倒れてしまうことが判明したのです。
原因はアンテナを左右に揺らす力は、アンテナ基台のアンテナ固定用ネジを緩める力となるため、いくら強力にネジを締めてもすぐに緩んでしまうという(バイクで使用するのであれば)構造的な欠陥です。そのGの差は乗用車とバイクの機動力の違いなんでしょうね・・・。
https://…/2007/12/08/ 無線アンテナ設置完了…?
https://…/2007/10/21/ 無線アンテナ設置
たまたま購入したのが多関節のアンテナ基台であった為に『あらゆる角度にアンテナを調整できる』反面、左右方向の力に弱いのです。(皆様には関節が必要最小限な物をお勧めします。)
・前後はネジを裁断作用 | ・左右はネジを緩め作用 |
対策としてまず初めに思い付いたのは『ネジロック剤』の塗布です。
バイクのサービスマニュアルにもよく出てきますが、振動が多い場所でも緩んだらマズい箇所のネジの頭に塗る一種の接着剤です。これで横Gに対抗しようというわけです。
さっそくバイク用品店に出掛けましたが、その種類の多さに驚きです。
いろいろありますが、無難そうなデイトナ製に絞り込み、更に考えます。
- 弱強度型…マメに緩める機会があるネジ用。
- 中強度型…一度締めたらほとんど緩める機会がない場所。でも強強度と違い外すことは可能。
- 強強度型…一度締めたら緩みません。無理に緩めようとしてもネジが折れます。
おぉ~!!なんだこの強強度型の自信は。ネジを折らないと緩まない程に強いロック剤だなんて。
しかし今回のように『振動で緩むのを防止』では無く、『振動による重量物の慣性でネジを緩めようとする力を防止』となると、走行中に常にドライバーでネジを緩めようとしている力に対抗するのと等価となります。
ネジロック剤が強力すぎてもネジ自体が金属疲労でポッキリと折れてしまうと想像できます。
それならば緩んでくれたほうが致命傷は避けられます。
結果は中強度をチョイスしました。
・ネジロック剤・中強度 |
早速アンテナ基台をバラして、全てのネジにネジロック剤を塗布して締め直します。
・ねじ山に塗布 | ・雌ネジに注入しておきました | ・そのまま締め付けます |
おっと…
このネジロック剤は普段は液体なのですが、金属と触れると硬化が始まり、完全硬化には24時間が必要とのこと。(この性質の為に金属ネジしか使えません。)
また待ちが必要です…。