北海道ツーリング・上陸2日目

(写真)雨天走行中に高架下で雨宿り。雨はつらいね。

今日は雨天のため写真が極端に少ないのです。文章のみでお楽しみください。

目覚め

北海道ツーリング二日目は支笏湖(しこつこ)畔のライダーハウス『樽前荘』(たるまえそう)からスタート。
市営なので別にライダー専用と言うわけではなく、この時期は車旅行組が数組いる程度で静かなものだ。
昨日の夕食で自炊している人なんかいないし…


朝は6時15分に目覚める。旅の時は目覚まし時計なんか無くてもスッキリおはよう♪です。6時30分のラジオ体操がさわやかに拍車をかける。

ジャッジは……

さて、お次6時55分からはNHKラジオの気象情報の時間。辺りは分厚い雲に覆われており、今日道東に向けて駒を進めるべきかジッと留まるかジャッジしなければならない。
情報源はラジオと携帯電話の無料サイトのみなので雲の様子や降雨情報が二次元に把握できない。ジッと耳を澄まし言葉から頭の中で天気状況を描く。

留萌(るもい)、旭川では現時点で降雨、その他の場所も天気は下り坂でやがて雨、道東方面は降り出すのが遅い。
いずれにしても明日頃に雨が降ることは週間天気予報でもわかっていたが、少し早まったらしい。

……

Go、ゴー!道東に向かうのだから、悪天は後ろから追いかけてくる形となるはずだ。道東は夕方から雨ということは、雨は日中は降らず早くても夕方と判断しました。
北海道ツーリングでもっとも到達しづらい道東だからこそ、毎回目標にするのです。多少キワドクてもゆっくり観たい場所なのです。

ルート計画

後はルート取り。
北海道の真ん中は日高山脈が貫くため、日勝峠(にっしょうとうげ)経由の山越えルートか、大回りの襟裳岬(えりもみさき)経由の海岸沿いルートかになる。7時現在の気温は3度。峠越えは路面凍結の恐れがあった。


一昨年の雨の時は襟裳岬のキャンプ場で無料でバンガロー貸してくれたりもしたため(私しか泊まる人がいなかった…)、今年も…なんて考えたけど、いくらなんでもそれを前提に行くのも失礼だし、ルートも大回りになっちゃう。
結局山越えをチョイスし目的地は帯広周辺に宿を取り雨をやり過ごすことにしました。

101,711.4km

朝早くの出発は、エンジン暖機運転は控えるべきです。キャンプ場では周りの人の迷惑、ライダーハウスでは近所への迷惑をかけないというのは基本です。


気温3℃。しっかり着込んでいるため寒くはないが暖機していないエンジンに元気がない。しかも、北海道の道路ではタラタラ走ると言っても70km/hぐらいまで出さないと後続が詰まってしまう。


出発して1kmもしないうちに『バチッ』と異音がした。なんだ(?)
走行しているのに速度計指針が0を指している!マジかよ。メーターケーブルが切れたみたいだ
もう10万キロを越えた老体に準備運動なしの走行は酷だったのだろう。


即時走行不能なトラブルではないが、私は現在免停処分待ちの身。走行中の速度が分からないのは致命傷となる。昨日も数箇所でラットトラップに遭遇したしね…


とりあえずはエンジン回転数計から判断するしかない。6速4,000回転で80km/h強、5速4,000回転で80km/h弱といったところか。


もうひとつ、燃料給油のタイミングが掴めない。バイクの燃料計はアテにならない物だから、走行距離と複合で判断する必要がある。
北海道でのガス欠は、これもまた致命傷!


まあ、悩んでいても治る物ではないので、普段よりローペース頻繁給油で乗り切ることにしようっと♪

マーフィーの法則

千歳市街を抜け、寄り道で夕張駅前の『快速旅團』に行ってみることにした。
この店のモットーは『一週間以上の旅をサポートする。』ことにある。一泊二泊のお遊びグッズではなくヘビービューティーな製品を扱っているのだ!


ところが、千歳市街を抜けたあたりで雨が落ちてきた!
小雨だし路面も乾いているが、しばらく走ってもパラパラ続くのでレインカバーを取りだし完全防御のための再パッキング。行程前半に荷物を濡らすわけにはいかないからだ。


ところが、装備して走り出すと雨が止む。
なんでかなぁ~(?)いつもコレだ。逆に装備しないとズブ濡れになるしね。

はずれ

夕張駅前に向かうため、北に針路を取るとドシャ降りで路面湿潤。すぐに快速旅團は諦めて南に戻り、帯広直行ルートにした。
しかしすぐに、こちらのルートもズブ濡れ降雨に!だれだよ、全道的に曇なんて言ったのは!


やがて本格的な雨になった。体の表面はビショビショだが中はドライで暖かい。ハイテク素材のお陰だが、レイングローブだけは袖口から水を吸い、やがてグローブ全体に行き渡ってしまう。
手がカジカムほどだ。それもその筈、第一のピーク『穂高トンネル』付近は11時なのに気温3度!


でも意外だったのは多数のロングツアラーがカッパを着て走っていたこと。ピースサインは沈む心の清涼剤なのだ。

日勝峠

昭和2年に『日本新八景』という投票が行われ、当時の日本人口以上の票が集まりました。この結果、平原の部にとなりの『狩勝峠』が選ばれました。ここからの十勝平野の眺めが絶景だからなのですが、その当時に『日勝峠』はまだ無く、こちらのほうがすばらしい眺めが楽しめます…晴れならば…


ドシャ降りの中、グイグイと標高をあげ、標高1,100mの日勝トンネルを抜けると……一面に白色!
雪!(?)ヤバイ!
っと思ったら、雲の上だった。下界が真っ白です。
写真を撮りたかったけど、雨天完全防御中のバイクは格納物を取り出すことすらできません。


やがて標高が下がり出すと、喜んでばかりはいられません。雲に突入です。ただでさえヘルメットシールドの水滴で前が見えないのに濃霧のダブルパンチ!


ペースカーに大型貨物を選び、後ろにピタッと付けて山を降りるが50m以上離れると、テールランプを見失う。
こんなときほど知らないうちに上半身に力が入ってしまい、後でアチコチ痛くなるので、意識的に脱力リラックスに努める。
無事に下界に着くと、高速道路の高架下に逃げ込み雨宿り。

帯広

雨宿りをしていると、雨があがってきた。
走り出すと路面も乾いてきた。お陰でカッパも乾き、帯広周辺を散策してみた。
ただ、あまり帯広から離れると雨が落ち始めてまるでだれかが『帯広から離れるな!』と言っているようだ。


そんなわけで、帯広の宿に無事に到着しました。


信号待ちをしてたらおじいちゃんが驚いていて『あんたこんな時期からバイクかい!フォッフォッフォッ。』なんてシーンや、帯広ぶたはげでぶた丼を食べていると…『××高校放送部の者ですが、インタビューさせてもらえませんか(?)』と声を掛けられ撮影されながらインタビューされちゃったりもしました。ふぅ~。

・帯広「ぶたはげ」の特・豚丼 \1,155円