全電化住宅・・・・世間では"オール電化住宅"と言ったほうがピンとくるかもしれない、宅内の熱源エネルギーを全て電気で賄う住宅。
電力会社としては電気をジャンジャン使ってもらいたいし、(制度設計当時は)原子力発電所が生み出す電力が夜間は余り気味と言うこともあり、夜間がオトクな深夜電力機器やプランを生み出しました。
その時に生まれた『電化上手』プランと、さらに全電化住宅割引として電気料金を5%引きをセットにしてとにかく売り込んでいました。
・【使いまわし写真】我が家はエコキュートにIHクッキングの全電化住宅 |
この割引は2000年から始められました。
しかし昨今、原子力発電所は停止したままで夜間の電力に余裕があるわけではなく、再生エネルギーが普及して昼間(陽が高い時間)のほうが電力が余り気味。
日が陰る夕方にピンチを迎える綱渡りの電力需給が続いているのよね。
そんな中で東京電力からメールが届きました。
・全電化住宅割引 廃止のお知らせ |
ぶほっ!また改悪か(泣)
全電化住宅割引の廃止ですって。表向きの理由は『オール電化という文化が普及したから。』なんてことになってはいますが。
2012年の国の電気料金審査専門委員会から『一部の人にだけ割り引くのは不公平だから止めなさい。』と指摘されていたからジワジワと縮小されるとは思っていましたが。
・https://www.j-cast.com/2012/07/03138028.html?p=all |
原子力発電所事故のほとぼりが冷めた頃に庶民を締め付けてきましたね。
しかしねぇ・・・・(その当時の)電力会社の事情に協力して乗っかったから割引きされていた訳でして、何もしないで実を得ていたわけでは無いのにね。
話は変わるのですが、今年の2月末に自宅のエコキュート装置が壊れて新しい機種に交換しました。
エコキュートが壊れて新しいのに交換した日記
https://…/2024/02/26/ ここまでが長かった・・・・エコキュート更新工事が完了した件
そこから半年が経過して・・・・驚くのは月の電気使用量。
・我が家の電力使用量 棒グラフ=今年、赤線=前年 |
明らかに4月以降にガクンと減っているのよね。
電力量集計の月替りタイミングが25日前後なので、エコキュートを交換完了した時は3月の電力量集計範囲で、最初のうちはヒートポンプ保温とかいろいろな新機能を試したり、機械が我が家のお湯の使用パターンを学習する期間が必要なので電力使用量が下がり始めたのは翌月からなのかもしれません。
棒グラフ(今年の電力使用量)と赤線(前年同月の電力使用量)はほぼシンクロしていますが、今年の4月以降は目視でも分かるほどに差がついている!
これが省エネ型機器の威力ってやつですかね。これで5%ほど使用電力が下がっているので電気料金的にはトントンってところかしら。