先月から延期になった祝賀パレード。天皇陛下を生で見られるなんて一生に一度あるかどうか分からないので、せっかくだから足を運んでみることに。
パレードは皇居を出発し、祝田橋、桜田門、国会正門前、赤坂見附、青山を経由して赤坂御所までのコース。
・・・・くらいしか前情報を調べない、何時もながらツメが甘い私。
この情報だけで判断。たぶん皇居前は大混雑するだろうし、交通の便から赤坂見附が訪問しやすいし穴場であろう。
パレードは15時スタートなので、赤坂見附でランチして、その後は様子を見ながら沿道に行けばいいや・・・・
と言う訳で、朝から電車に乗って11時には東京メトロ・赤坂見附駅。
・11時 東京メトロ 赤坂見附駅 |
あまりいつもと雰囲気が変わらない・・・・
いや、改札口付近には警察官が数名。出口が封鎖されているのでその案内をしています。
案内に従い地上に上がると・・・・
・ズラッと並ぶ 警察バス |
ブホッ!警察バスだらけ(汗)
悪い事をしていなくても、雰囲気だけで十分怖い。
警視庁以外にも『徳島県警』とか書いてあるから、全国から警察官を総動員なのね。朝8時からリハーサルをしているというから、力の入れようは半端ない!
駅前には軽く(手荷物検査場への)列ができる程度だったので、予定通りランチ。
・海幸天丼 @ てんや |
"てんや"で海幸天丼。
こんなときにランチをするのは我々くらいで空いている・・・・のだけれど、客層が変。みんな紺のスーツ・・・・
あっ、この人たち全員SPじゃん(汗)みんな本番前に慌てて食事をしているのね。あっという間に平らげて持ち場に戻っていきました。
どうやらのんびりと食事をしている場合ではなさそう。行列がバシバシ伸びてきて、辺りは群衆をコントロールする警察のメガホン音声で殺伐としてきた~
我々もトイレを済ませ、手荷物検査の列に並ぶか。
・11時30分 すでに先頭が見えない行列 |
11時半だというのに、すでにこの行列。しかも検査場はこの辺りに3箇所もあるのに。
缶ジュースは持ち込み禁止、ペットボトルは危険性が無いかを判断するためその場で一口飲まねばならぬ。手荷物検査のほか、ボディーチェックと金属探知機による検査。
・12時20分 道路を完全封鎖して、手荷物検査ゲートを設置 |
まるで空港みたいな事を、普通の街なかでやってしまう警視庁、スゲェな。
まあのんびりと列が進み、約45分ほどで検査場を抜けました。
・セキュリティーゾーンに入りました |
あとはポジショニング。
すでに最前列は埋まっていて、2列目を陣取ることができました。
・12時25分 スタンバイ完了 |
あとはここから約3時間・・・・ひたすら耐え忍ぶしかありません。
スマフォがあるとは言え、直立不動。トイレに行くともう一度手荷物検査を受け直す必要があるので移動も不可。
う~む・・・・暇だ!
そして警備をしている刑事さん。結構面白い人で、もしかすると群衆の心を惹くような喋り方とかの訓練を受けているのかもしれない。
・この辺りを担当する刑事さん |
その刑事さんから直前に衝撃の一言。
『パレードの車列は、反対車線を逆走します』
・・・・_| ̄|○
順方向の車線側に陣取っちゃったよ(大泣)
しかも、配置的にちょうど目の前に制服を着た警察官が立つんですって・・・・
・モールを付け正装した警察官もスタンバイ |
だんだん警察官もピリピリしてきた・・・・
15時、車列がスタートする時間になると、沿道は大混雑!
・人々が沢山 |
皇居前付近では、押し寄せる人々に対して手荷物検査が間に合わず15時目前に通過フリーになっただとか、警察にとっても予想外な模様。
おっ、まず斥候というか、前部警戒隊。単純なバンのようで、おびただしい数のアンテナ群がただの警察車両ではないオーラを発している・・・・
・刑事さんがじゃま・・・・(笑) |
手には配られた旗、デジカメかスマフォ以外を持つことは禁止。そしてポケットに手を入れることも禁止。
パトカーの後には、特殊仕様の白バイ。実はちょっと楽しみにしていたのだけれども・・・・中央分離帯の植え込みに邪魔されてご覧の有様(泣)
・特殊仕様の白バイ 皇宮警察なのかしら? |
黒いヘルメットに、正装制服。バイクそのものは白いけれども、なかなかダークで格好良い。
特殊なゴールドウイング白バイも、上だけ見えたのでは意味が無い(笑)
待機3時間、通過1分。
・陛下は反対側。こちら側は雅子様 |
キャーキャー! 遠目からでもキラキラ輝くティアラ! そして雅子様。本物だ~!
・・・・終了。
早く来たので良い場所でしたが、帰りは一番最後になるのよね。
・雑踏 |
皆さん近くの赤坂見附駅に戻るようですが、小さいサイズの銀座線・丸ノ内線しかないのでこの人数は当然捌ききれず入場規制とかカオスな状況になることは想像に難しくない。
近くの喫茶店で時間を潰すなどもってのほか。
群衆とは逆方向に移動を開始し、TBS方面に抜け、東京メトロ千代田線・赤坂駅。
こちらは全く混雑しておらず、スムーズに脱出成功。
疲れた~・・・・けれど、一生に一度の記憶になりました。