年末に作成したバイク搭載用ノイズフィルタ。
中身は、ノーマルモードノイズ用のW1JR巻きインダクタにコンデンサ。コモンモードノイズ用のキャンセル巻きインダクタ。
・【使い回し写真】仮設しているノーマルモード&コモンモード用ノイズフィルタ |
しかしサイズが想像以上にデカくなってしまったので、もう少し小型化したいし、どのタイプのフィルタが一番効があるのかを見極めるために、今度はノーマルモードノイズにのみ対応したノイズフィルタを作成してみることにします。
ケースは・・・・前回、ノーマルモード&コモンモード用の回路を収めようとしたら入らなかったやつを再利用するパターンと、もう一つは手持ちのさらに小型なやつを利用。
今回は、エナメル線も用意して、より巻き数を多くしたものを製作してみましょう。
・エナメル線とトロイダルコア |
トロイダルコアは、千石電商で購入。ちゃんと材質が書いてあって、『#77材』なんですって。前回と同じのを購入したので、前回のも#77材で製作したんですね。
この材質が変わると、有効な周波数帯が変わるっていうんだから、本当に不思議です。
巻き作業中。
・コアにエナメル線を巻いていきます |
直径1mmのエナメル線でも、指が痛くなる硬さ。電流を流すためにはもっと太くしたいのですが、手巻きだとこのぐらいにしておかないと辛いなぁ・・・・
さて、可能な限り巻いたみたら、11回+11回巻き。前回が6回+6回なので、だいぶ巻き数が増えました。
・巻き作業完了~ |
エナメル線は直径1mmのやつなので、連続電流だと2Aぐらいが限界かしら?
もう一つは、秋月電子で一つ¥50円で購入したキャンセル巻きされたコモンモードノイズ用インダクタ。これを2線で使用するのではなく、前半と後半で磁界が逆に発生するように接続して、W1JR巻き相当として使用してみます。
こちらは、少々大型なのですが、コアが大きいぶんインダクタとしても性能が優秀で、1mHとかなり大きめ。
・【使い回し写真】コモンモードチョークコイル @ 秋月電子 ¥50円 |
さらに許容電流が9Aと、大電流が流せるので、最終的にはグリップヒーターに取り付けて、チョッパノイズをバイクの他の回路に撒き散らさないようにしたいなぁ・・・・
もちろん、今回のノイズフィルタを製作しようとしたきっかけになった、USB電源にも取り付けて、効果を比較してみます。
残念なのが、効果を測定する手段が『耳』しかないこと・・・・(泣)
安いやつでいいから、オシロスコープ買おうかなぁ・・・・