防爆区域(ぼうばくくいき)

ライダーの皆様であれば当然ガソリンスタンドでガソリン給油を体験していると思います。

ガソリンスタンドでは『禁煙』というのが常識、いや法定で禁止されています。当然、気化したガソリンに引火する可能性があるからです。


ところが化学(ばけがく)を扱う工場では、屋内で可燃性ガスが発生する薬品を取り扱う必要があります。
日本の法律で、この様な場所は『防爆区域』として隔離するとともに、内部に設置する機器に対して制限があります。
防爆型と呼ばれる特殊仕様で、自分自身が引火の火種にならないような構造になっています。この為、可燃性ガスが充満していても使えるのです。
そして、今や情報系機器の主役であるパソコンは、防爆型が無いため気密性のある盤に格納し、さらに防爆区域外から高圧空気配管を接続して内部の気圧を高くして可燃性ガスに触れないように対策をしています。

防爆区域内はあるものすべてが『ゴッツイ』ですよ。

・Explosion Proof ・防爆型火災報知機 ・防爆型電話 ・防爆型非常ベル

世間では防水型・Water Proofなんて言葉がありますが、この区域内はExplosion Proofなんです…


防爆型の煙草を発明したら売れるかな(?)