強制停車システム

首都圏のJR東日本の駅だと、電車が出発するときにメロディーが流れます。

たしか昔は『プルルルル~♪』と鳴る電子ベル音でしたが、JRになった頃からバラエティ豊かになりました。

あの音は、最後尾に乗っている車掌さんが、駅の柱に付いているスイッチを操作して鳴らしているだけの原始的な仕掛けです。(イタズラはダメですよ!)

最近は随分こだわったメロディーも聞けるようになったのですが、つい聞き入っていると、『プツッ』とちょん切れて終ってしまうことが多いですし、酷いときには1~2秒しか鳴らさない車掌さんもいます。


ところが!なのです。

会社の近くのJR中央線・立川駅では、車掌さんの操作にかかわらず最後まで(キリが良いところまで)メロディーが流れるように改造されています。これで、途中で切れてしまい朝のさわやか気分を害されることもありません。


この事実は随分と前(JR西日本・福知山線脱線事故の前)に気が付いていたのですが、日記に載せるネタ優先度が低かったため眠っていました。
何が言いたいのかというと、福知山線の伊丹駅での停車時間が10秒といった無茶な時間設定が問題になっていますが、JR立川駅のこの仕掛けなら、発車メロディーが鳴っている(一周する)間は電車が確実に止まっていて、乗客は安全に乗降できるのですし、無茶な時間短縮そのものが防止できるすぐれた仕掛けです。

あまり表面で報道されていませんが、JR東日本の姿勢は(JR西日本と比べて)素晴らしいですね。

京王電鉄はもっと素晴らしいけど…