バイクの日・・・・ETC深夜割引の制度変更の発表がありました

今日はバイクの日


高速道路ETCにおける料金制度変更の発表があったことに触れてみたいと思います。
それは深夜割引の適用方法の変更

・【イメージ写真】ETC料金所

深夜割引そのものの割引率が年々低下して少しずつ改悪(50%→40%→30%)されていましたがルールは単純明快で『午前0時~午前4時までの間に高速道路上にいること。 』 だけでした。
なのでこの時間帯に1分でも高速道路を走っていれば『その1回の走行区間全てが割引対象』となるもので、私も・・・・

  • 日頃のツーリングでちょっと早く出発したとき
  • 北海道ツーリングの際に東京→青森を自走した際に、0時1分を狙って青森料金所を通過する

・・・・などで恩恵を受けてきました。


ところが深夜0時直前に料金所手前でペース調整する車で大渋滞が発生する事象が発生。


そしてそれに対応する策として2025年3月末ころから適用予定の『走行区間分のみの割引』というルール変更!
なんとこれ、流入IC・通過ゲート・流出IC・途中のフリーフローアンテナの通過時刻から速度を算出し、割引開始時刻に居た地点・割引終了時刻に居た地点を計算で求め、その区間にだけ割引を適用するというもの。


当然計算量が増えるのでリアルタイムで計算することは出来ず、後日料金確定してETCマイレージで払い戻しとなる代物。

  • 他にも細かい変更やらルールがありますが、その詳細を正確に説明することが目的ではないために割愛します
    • 適用時間帯の拡大 0時~4時 → 22時~5時
    • 22時台に流出した場合は、割引率20%にダウン

​もちろん割引時間帯にスピード違反をしてでも距離を伸ばして割引適用区間を伸ばす輩がでてくるので、計算上の最高速度による制限を設けたり、休憩時間を設けることも行い、つまり高速道路上に居た時間による上限制限距離が設定されるとのこと。


なんだか複雑な思いだなぁ。国交省としては・・・・

  • 確かに本来の制度設計では、空いている深夜帯に交通を誘導して昼間に余裕を持たせるため
  • だか現実は0時直前のSAや本線上が混雑し、本来の目的を果たせていない
  • だから本来の目的としてのルール変更をしよう

というロジックだと思いますが、はたまたこれら恩恵を一番受ける運送業者・トラックドライバーさんからみると『値上げ』になるのよね。
そしてそれは回り回って消費者の負担に。
いっそのこと、大口割引の適用を受けているトラックなどは時間帯無制限とかにして常に割引して、一般車は無割引でも良い気がします。