リント

昔からUNIXでC言語でプログラムを書いている人にはおなじみlintコマンド。(←勝手にリントと呼んでいたけど、正式になんて読むかは不明。)


ご存知ない人のために軽く説明すると、人間が書いたプログラム(C言語)を、非常に細かくチェックしてくれるプログラムがlintなのです。
昔のコンピュータは処理能力が小さくメモリも小さい・・・・。C言語を機械語に翻訳するコンパイラは、その本来の仕事である翻訳で精一杯。翻訳出来ない文法エラーは指摘してくれますが、それ以外のプログラムミスは、もちろんそれを書いた人の責任でしょ~!という態度です。


最近のコンピュータは処理能力が大きくなり、コンパイラが細かくチェックしてくれるようになったため、チェックだけを行うlintはいつのまにかマイナーな存在になってしまいました。
でも、lint、結構気が利くチェックと助言をしてくれて、コレのおかげで『あぁ~、バグがココにあった!』なんてことも数知れず。


そんなlintが形を変えて、現在でも生き残っていることがわかりました。Web上に存在するhtmlの文法チェックをしてくれるHTML-lintなのです。

http://openlab.ring.gr.jp/k16/htmllint/htmllint.html Another HTML-lint gateway

しかもこれ、超有名サイトらしいですね。


試しにと、私が運営している『ライダーの装備たち』のトップページのhtmlをHTML-lintに通してみました。結果は・・・・

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・診断結果

えっ!(?) マイナス128点!!


採点結果と同時に、何が悪いのか具体的に指摘がされます。


今まで、htmlってなんとな~く独学で、しかもテキストエディタで手書きで書いていました。さすがに規模が大きくなるとフル手書きはきつくなり、IBM ホームページビルダーの手を借りるようにはなったのですが、判らないことがあれば『いかに頭の中で考えたイメージ通りに画面に表示させるのか』という視点で調べていました。
しかも、ある程度適当に書いても適当にブラウザが表示してくれるんですね。


しかし、『規格文書にいかに適合する書き方をするか』という視点は完全に欠落していました。
ココまで的確にいろいろと指摘されると・・・・おっ、そうだったのかといろいろ勉強になります。そして、巷にあふれるハンドフックも結構いいかげん・・・・


きちんと勉強して、きちんとhtmlを書き直してみることにします。
(でも・・・・ページが多すぎて大変!