直接目で見るべし!

昔から勉強はキライだった。特に記憶力のみに依存する国語、古文、地理、歴史、英語…
良い思い出など一つもない。『ただ単に頭に詰め込む』という考え方が理解できなかった。

その反面、数学、物理、体育は成績が良かった。自分でも『何故か』が判らない。

特に高校生の時は柔道部に所属しており、公立高校にもかかわらず多摩地区予選を突破し都大会に出場するレベルの高校だったので、当然練習は厳しく朝練は当たり前、放課後も夜学が併設されていた学校だったため、午後5時までと時間制限があったが、制限時間以降はすぐ隣の別の公立高校の柔道場を借りて練習したほど。

とうぜんその反動が授業中に現れ、ほぼ熟睡!してほとんど授業を聞いていなかった。

試験前に勉強をするわけがなく、学年最低点(分析が好きな先生がいて、得点分布を黒板に書く人がいた。本人は趣味でも、現実を受け入れなければならない自分は相当凹みました。)や、0点を記録したこともある。


でも、数学や物理は違がった!熟睡していても『ところどころを聞いていれば理解できた』のだ。基本的な概念、数式さえわかれば、あとはその応用で対応できたからだ。

おかげで通知表は散々なものだった。5段階評価で1、2、4、5ばかり!
様は凄く『できる』かまったく『できない』のいづれかで、標準というのは無かった。

他の人からは『いいなぁ~』と言われたが、私は周りの人が羨ましかった。単位を落とすつらさ(公立高校なのに単位制で、卒業に必要な単位数が決まっています。文系単位を落とすことを見越して理系単位を沢山選択して乗り越えました。)がわかってたまるか!


なが~い前置きで何が言いたかったか、あれほど苦手な地理も、ツーリングに行って実際にその土地で見ると鮮明に記憶されます。
盆地とはどのような地形か…山梨県の甲府盆地にいったら自動的にインプット。
岩手県はどこ…自分で走れば忘れるはずがありません。
宮城県の名産は…土地の物はうまい!んです。米、牛タン(違うか(?))

百聞は一見にしかず。やっぱり私の脳味噌は理由や納得できないとインプットされないみたいだ。


学生諸君、家でゲームするよりは旅に、冒険に出よう!
体で感じることが一番大事だと思います。