ビーナスライン・美ヶ原高原ツーリング

来週は会社イベントのソフトボール大会でバイクに乗れなさそう・・・・。せっかくの秋の涼しさでちょうど良い時期なので、ふら~っとバイクに乗ることにしました。
目標は、久しぶりに長野県のビーナスラインで、のんびりまったり景色を見て写真を撮る旅なのです。


実は、とあるツーリング雑誌で『ビーナスラインから美ヶ原高原にいくのと逆の方向から登るものオススメ』なんて書いてあったので、とっても気になっていたのでした。
出発は朝5時。まだ薄暗い八王子を、春秋物のジャケットで出発です!

・薄暗い八王子を出発 ・朝御飯

中央道に乗れば、いつもの定番コースの須玉ICへ。ここから徐々に標高を上げていき野辺山高原方面に向かいます。

あっ、そうそう! バイクで走りながらFTM-10Sでハイウェイラジオがばっちり受信できました! 詳しくは後日に。
・さわやかに野辺山方面を目指しますが・・・・

あれ~、今日は晴れるんじゃなかったっけ(?)
早朝の野辺山。おまけに曇り空。写真では伝わりませんが結構寒い! 道路にある気温電光掲示では、なんと14℃!


野辺山といえば・・・・

・鉄道標高最高地点

鉄道標高最高地点・・・・じゃなかった!


コッチコッチ!!

・ちょうど収穫の時期を迎えたキャベツ ・視界一杯に広がります

視界一面に広がるキャベツ畑
朝から農家の人が総出で収穫作業をしているキャベツ。国道からちょっと逸れて適当に走るとなんともいえないマッタリな景色が広がります。
聞こえるのは風の音、そして遠くのトラクターの音・・・・。


いいなぁ~。さっそく昼寝がしたくなりました。
寄り道を繰り返していてお日様が登ると気温もグッと上がりだし20℃。快適なのです。

麦草峠越え

私の好きな麦草峠。決して速く走れるようなところではなくて、のんびりのんびりと、そしてバイク自身も空気が薄くて苦しそうなので、ヒ~ヒ~登る国道標高第二位の峠


標高800mから、一気に2,100mまで登るのです。

・R299 メルヘン街道 標高100m毎に看板があります ・うーむ・・・この辺りは日差しが出てきたけど、山には雲が!

標高800m付近ではお日様が出てきてうれしいのですが、これから登る山方面には分厚い雲がかかっています。
なんだかイヤな予感が・・・・。


まぁいいや。気にしない! バシバシ標高を稼ぎます。

・標高 1,000m ・標高 1,200m! ・標高 1,400m!! ・標高 1,600m!!!

なんだか青空が、どんどん白い空になります。


そして、標高1,800mに差し掛かる頃には・・・・

・なんだか道まで白くなってきた気がする・・・・

進行方向まで白いものがかかり始めました。


やっぱりダメか・・・・、それでも登ります。

・うわ~ん、どんどん濃くなってきた~

標高2,000m、気温19℃。あと少しで頂上なのに、お願い! もう少しだけもって~


そして、なんとか頂上。

・麦草峠 標高2,172m

15年ほど前は、国道標高日本一だったこの場所も、2位になってからちょっとひっそりした気がします。でもそのほうがいいと思います。


写真にはありませんが、振り向けばキリなぜか頂上付近だけは視界がクリアな不思議な空間なのでした。
この峠を降りた後も、再びビーナスラインで美ヶ原高原に登る予定だったのですが・・・・

・景色が良く見えない・・・・ (別に色調整とかしているわけではなくて、見たまんまです!)

ガスなのか霧なのか、周りが良く見えない!
こんな状況で登っても、せっかく景色を見て写真を撮りに来たのにダメかもしれない・・・・。

ビーナスライン

このまま山を降りても、それこそすることが無いので、ダメもとでビーナスラインで山を登ることにしました。


ちょっと走ってはバイクを止めて写真を撮りますが、どれも絶景!とはとても言えないものばかり・・・・。雲さんが邪魔です!

・どれもこれも・・・・雲がじゃま~~~~~

あ~あ・・・・


そしていつのまにか美ヶ原の頂上へ。当然頂上も景色最悪~

・ビーナスライン頂上 標高1,959m ・美ヶ原高原美術館 いつのまにか道の駅になっていたのね

まったく気分が乗りません(ToT)。


毎正時に鳴る"美ヶ原高原美術館のアモーレの鐘"を聞いてからいったん下界に下りて、再び反対側から美ヶ原高原(王ヶ頭)を目指すことにします。

反対側(?)の美ヶ原高原

一番楽しみにしていたのがココ、美ヶ原高原の裏側(?)王ヶ頭です。
いったん下界に下りてからグルッと回る形でしか到達できないので、普段だとパスしてしまうのですが、今日はあえて美ヶ原に時間を全てつぎ込むことにします。


下界に下りれば暑いぐらいの良い天気。ここでジャケットを春秋物から夏用メッシュジャケットに変身し、武石(たけし)峠に登ります。

・下界は晴れ。暑いぐらい ・再び山に登ります ・日差したっぷり ・武石峠

峠は三又。普段は右折の林道美ヶ原線で松本方面に抜けるのですが、今日は左に向かい、さらに山を登ります。


ここから未知のゾーンです。少し進むと木々が少なくなり、視界が開けます。すると・・・・

おおぉぉ!! 絶景・・・・(?) ・北海道的な景色が視界一杯に広がります・・・・(?)

いい!
広い草原と、それを縫うように走る道!


ただし雲さえなければ・・・・(ToT);
すこし時間を粘って、雲の切れ目が出来れば、綺麗なコントラストを描いてくれます

・Windows XPな丘 ・晴れた空、白い雲、真っ直ぐな道!

でも、晴の瞬間はもって60秒!
今日の天気はどうにもならんな・・・・。また今度、晴の日にもう一度チャレンジするしかなさそうです。ここならば日帰りで来れるしネ。

野麦路

諦めて下界へ。今朝からちょっと前までずーっと気温20℃ぐらいのところにいたから、暑さがひときわ厳しく感じる30℃越え!
もうお昼をだいぶ通り過ぎてしまったけど、いつもの信州そばを堪能しに行きました。

・長野県松本市 野麦路

時々この日記に登場するこのそば屋は、自動車修理工場の一角にひっそりと佇んでいてパッと見では自動車屋さんなそば屋なのです。


今回は『冷やしとろろそば ¥1,100円』にしてみました。

・お茶請け ・冷やしとろろそば 大盛り

ここのソバは恐ろしく細い・・・・。それでもしっかりそばの味とコシがあるのはさすがです。

大王わさび湧水群

この間、三島で湧水群が大正解だったので、今回もお腹が一杯の食休みにと、近くの大王わさび湧水群に足を運んでみました。


ツーリングマップルの尺が荒くて場所が良くわからない・・・・
ターゲットが川沿いであることは間違いなさそうだからと、川の堤防をひたすら走る・・・・どうやら現在位置をロストしました


も~どうしましょ・・・・。でも、ただっ広い田んぼとか、湧水群が近くにあるからなのかやたらと川が多く、小川で鯉を養殖していたりと・・・・なにかありそうな予感が!

・広~い田んぼ ・小川に鯉の養殖場

でも、道に迷ってふらふらしたもの正解だった気がします。


なんたって、ようやく見つけたわさび農園は、ひっそりと・・・・しておらず、大観光地じゃん!!

・場内は川がたくさん ・遮光シートの下にはわさび!

大正時代からこの地でわさび農園をしているそうで、どうもわさび農園というと山奥の清水の沸くところでしか出来ないイメージがあるので、こんな何にも無い平地にあるのが不思議です。


せっかくだからわさびソフトクリームを食べました。

・んっ!(?) わさびビールが気になる! ・わさびソフトクリーム ¥250円

わさび含有率が多いからなのか(?) 甘くない! そして皮ごと擦り込んであるのか、食べ応えがジョリジョリする~!!


なんだか寒いところから暑いところに瞬間移動したのが体に響いたようで、妙に悪寒が・・・・。
近くでトンボと遊びながら30分ほどリアルお昼寝・・・・

・バイクのアンテナに寄ってくるトンボたち・・・

ちょっと寝たら完全回復!、後はリッチに長野道豊科ICから高速で帰りました。
なんだか今日はマッタリしすぎな旅でした

豊科ICって、まだ私が学生で400ccのVFRに乗っていた頃、長野道なんて存在していなくて、徐々に北に延伸!
秋の終わりの時期、新しく出来た豊科ICから日本海目指してスキーグローブにスキージャケット着てチャレンジした記憶が・・・・(金が無かったの!!)
今考えれば非常に無茶ですがネ。そして寒くて死にそうになり、必死に戻ってきて豊科インターの明かりと、コンビニが見えたときには天国に思えました。

そんなどうでも良い思い出の場所なのでした。