三陸青森3日目:最悪の雨!移動に徹するもウニ丼&蕪島を満喫できた件

ゴールデンウィーク11連休を利用した三陸青森ツーリングの3日目の朝は・・・・岩手県宮古市で迎えました。
え~っと・・・・今日一日の天気は絶望的。連泊に変更してバイクでの移動を諦めて、代わりに三陸鉄道に乗ってどこか往復してこようかな?と言うくらい酷いコンディション。
ただここで1日を消費すると後の青森訪問に響いてくるし、衣服がバイクに乗る格好+αしか無いのでちょっと恥ずかしいから没(笑)


昨日の晩酌をしながら収集した気象情報

・明日29日=今日の天気予報

東北方面は全面的に雨で、南ほど天気が良い。南から午後は回復傾向。そして私は北に行く・・・・(泣)


寝る前に考えるよりも、朝起きて直前・最新の気象情報を確認し、雨の降り方によって今日の宿である青森県八戸市までの移動方法を考えることにして昨日は就寝。
まずは起床して雨雲レーダーをチェック・・・・

・朝5時前。一面の雨

・・・・こりゃ~ダメだ。今日はいつもの早朝からの移動パターンを崩してチェックアウト時間ギリギリまで宿にいて、そのまま宿to宿の直行作戦にしよう。幸いこの日も移動距離を短めの設定にしておいたことが幸いしたかな。(その分巡る場所も多かったのだが・・・・全部捨てるか(泣))


一眠りして朝6時前の雨雲レーダー(広域)。

・一面の雨・・・・ではなく、A群・B群の雲に分かれているな

引きで見てみると一面の雨という感じではなく、今降っているのはA群の雲によるもの。そしてしばらくしてB群でもう一撃ありそうだけれどその後は安牌?
しばらく雲の動きを眺めていると西から東へ雲の移動スピードが早く、私の見立てではB群の雲が10時頃には宮古(現在地)を抜けると予想。チェックアウト時間ギリギリまで宿にいて出発すれば雨に当たるのは少なさそうかな。


1時間後にもう一度雨雲レーダーを確認すると・・・・あれれっ?雲が奥羽山脈を越えるのに難儀して速度がガタ落ちしている!
そして地形による影響か、山を超える際に雲が散らばってあちこちに雨雲が散乱
こりゃ~待ってもダメだし、そして何より『何もしないでホテルに居る』のがもったいなく感じてしまう私。


雨に当たってでも走ろう!(変態)

・朝8時30分 小雨の中をパッキング・出発

リアシートは防水のドライダッフルなので浸水の心配はないですが、問題はタンクバッグ。昨日の晩酌の買い出しの際に大きめのビニール袋をもらっておいたので、それでまるまる包み込む作戦。これがサイズピッタリという感じ。
VFR750F(RC36)時代に巨大ゴミ袋でカバーしたのですがデカすぎると操縦に影響がありUターン時に絡まって立ち転けした経験からジャストフィットするか否かは重要!

雨の秋田県でゴミ袋タンクバッグ作戦にて立ち転けした日記
https://…/2009/06/01/ 東北巡りツー3日目~天気悪いけど・・・・スゴいよ東北!

これならば雨に耐えて走れそうだな。

田老地区・たろうの防潮堤・大防潮堤・三王岩

黙々と北上するだけ・・・・だが小一時間経過した所で田老地区に遭遇。
小休止がてら立ち寄っていこうかしら。


前回訪問時も立ち寄った田老地区の『たろうの大防潮堤』。

・前回も立ち寄った、たろうの"大"防潮堤

もともとこの地区は過去2回(明治・昭和)の大津波に襲われた経験から防災意識が高く、3.11の前から高さ10mの防潮堤を構築。
さらにそれでも心配なため、もう一つ・・・・つまりは2重の防潮堤で防御していた地区。


でも今は防潮堤を超える大防潮堤でブロックされている・・・・
それは以前の10m防潮堤では防御できなかったから。

・こちらが3.11の前から構築されていた、たろうの防潮堤(通称:万里の長城)

X字状に構築された"たろうの防潮堤"跡の中心部分。
写真右は崩れた外側防潮堤の跡。そう、外側防潮堤の東部は津波により崩れてしまった・・・・
そして内側防潮堤は残ったものの、津波はその高さを超えて市街地を襲った。


ちょうど観光バスが横付け。お客さんは全員外国人でツアーで訪問・・・・一人ぽつんとカッパを着て外でアクティブに動く私を見て特異に写ったことでしょう。


視線を感じつつも、防潮堤に登ってみました。

・X字状に海側・陸側の二重に構築。海側防潮堤は壊れ、陸側を越えてきた

防潮堤を越えた津波は10mの高さから下ることで速度を増し街を襲う事となり、街の建築物はほぼ全て流されてしまい、役場と鉄筋造の"たろう観光ホテル"だけが残った・・・・防潮堤は波をブロックできた場合は強い味方ですが、破られた際は敵に変化するのかよ。恐ろしい(汗)


場所は変わって田老の街から高台に登ったところにある三王岩展望台

・田老地区から高台に登ると、三王岩ビューポイントがある @ 三王岩VP

波や風の侵食によって刻まれた大地の彫刻・・・・ですって。
この天気・・・・なので他の観光客は居ない。カッパを着てずぶ濡れな格好でも見学できるアウトドアスポットはこんな日のツーリングでは重宝するわ~。


木々の隙間からなんとか見える三王岩

・大きいのが三王岩の中心"男岩"、その両側に"女岩"、"太鼓岩" @ 三王岩

遊歩道からもっと近くで見られるらしいのですが、この悪天候で海に近寄ろうとは思えない。
男岩と女岩に見られる水平に近い地層の傾きが周辺の崖のものと同じことから、2つの岩はかつては周囲とつながっていて、波や風の侵食によって削り残されたもの。
太鼓岩は角度が異なるため、その辺りから転がってきたもの。
なるほど波の彫刻だわ


R45に戻るため再び田老の街へ。たろう観光ホテルの脇を通ったので撮影。

・たろう観光ホテル

防潮堤のブロック&流速増速で、壊れた高さこそ低いものの下層部分はその流れの速さで全てを持っていかれた・・・・とも読み取れる。
ガイドさんを付けての見学も憧れるがそれも次回以降かな?

海岸段丘が堪能できる・・・・熊の鼻

雨の中でR45を北上しつつも、国道から近いスポットを巡ろう。


普段だと首からデジカメをぶら下げて気が向いたら撮影すると言うスタイルなのですが、非防水カメラであるGR3を雨に晒すわけにはいかずカッパの内側のポケットの中。
なので時々バイクを路肩に止めて、カッパの内側からその都度カメラを取り出して撮影するしかない。

・普段のようにカメラを首からぶら下げられないので、止まって撮影 @ R45

それにしてもガラガラなR45。前回のお盆休みの際の訪問でもガラガラだったので、ゴールデンウィークの訪問でも混雑を避けられるだろうという読みがあったのですが、その意味では大正解!
けれども天気的には・・・・(泣)
雨は降ったり止んだりで、B群の雲が広範囲に散らばってしまったのだろう。


土砂降りというわけではない(今のところ)可愛い雨なの
北上しつつスポット巡りに勤しもう。

・三陸復興国立公園 熊の鼻VP

熊の鼻・・・・って書いてあるし、地図にもそう書いてある。
でもこの場所が熊の鼻ではなく、海の方に見える岩のどれかが『熊の鼻』。その岩を見られるスポットと言うことらしい。


もちろんここも貸し切り。

・展望台・・・・と言っても貸し切りですね @ 熊の鼻VP

ははは・・・・虚しさすら感じるほど人が居ない。


景色は最高(なはず)の幾重もの海岸段丘が複雑な地形を作る断崖絶壁。

・幾重にもギザギザな海岸段丘、青い海、松林・・・・のハズだった(泣) @ 熊の鼻VP

青い空、透き通った青い海・・・・のハズだった(泣)
三陸海岸はリアス式・・・・とよく教科書で習っていて私も一緒くたにしていたのですが、だいたい宮古付近を境に南側がリアス式北側は海岸段丘の断崖絶壁な特徴を示す・・・・つまりはリアス式(←せまい湾が複雑に入り込んだ陸地が沈降してできた海岸。)とはまた別ということなんですね。
北部は陸地が隆起して形成されたので急峻な崖になっている・・・・


なるほどそれでこんな断崖絶壁が見られるのか!

一向にやまない雨。それどころか増して来ている?

小雨程度と舐めていたら、北上するにつれてしっかりと降り出した雨


16年前の雨天走行時は雨宿りする場所も限られて難儀したのですが、今は並行して走る三陸道との交差地点最適な雨宿りスポット

・三陸道の橋の下で雨宿り @ R45

眼の前には『鵜の巣断崖 →』の看板。ぜひ見たいがこの天気でどうするのよ?(鵜の巣断崖は前回訪問失敗している・・・・。)
そもそもこの先で鵜の巣断崖&北山崎の大回りルートを取るべきか、素直にR45で北上するのか、屋根の下で悩んでみよう。


時間帯的に腹も減ってきたがこのびしょ濡れの格好であれば食堂に入ることも躊躇してしまう・・・・非常食(?)のグミを食べて腹を満たそうか。

・昔はオブラート?が付いたような気がするコーラアップで腹を満たす @ R45

最近はグミもマイブーム。色々食べ比べていますが、シンプルで歯ごたえのあるコーラアップが良い感じ。


結局鵜の巣断崖&北山崎の秘境ルートは今日はスルーすべきと判断。景色は望めないものね。
残念だが・・・・帰路に北から下ってくるときに再訪チャンスを作り出そう。


そして非防水のデジカメGR3はこの天候だととても扱いづらい。セカンドカメラとして同じ電池が使いまわせるリコー製防水デジカメWG-8を買おうかなぁ?


小降りになると止まって撮影。

・小降りになったり、本降りになったり。刻々と変わる降雨状況 @ R45

気温9℃。とても冷たい雨・・・・
上手く乗り切らないと風邪を引いてしまうって!!


ほぼ雨が止んだ!このタイミングで道の駅出現!

・道の駅 青の国ふだい(三陸鉄道・普代駅併設)

この隙にランチを・・・・と思ったら、この道の駅に食堂はないみたい(泣)
軽食は・・・・たこ焼き串とか唐揚げ串があったけれど、まだグミのほうが良さそうだ(笑)


北上してもこの辺りには何にもない・・・・


断崖絶壁を迂回していたR45が再び海岸に寄り添ったのか、海が見えてきた~!

・断崖ソーンを回避していたR45が再び海岸に接近! @ R45

雨が止んだのでカメラをポケットから出して走行した矢先に景色も良くなる!
良いですね~!

よく考えたらランチチャンス!一旦通り過ぎたけれど緊急Uターン

すると突然一件の食堂とすれ違い。しかも幟が出ていて営業中。


一旦は店の前を通り過ぎてしまったのだけれども、今は雨が止んでいてカッパの水分が飛んでいるし、ここまで店らしい店に遭遇せずこの先もどうなるかわからない。
それであればさっきの店でランチを頂いてしまうのが正解ではないのか?と橋を通り過ぎてすぐにUターンして店に寄ることに。

・レストハウスうしお(Uターン後に撮影したので海が左側に。) @ R45うしお

なんかやたらと眺めが良いところに建てられているなあ。


ここは海岸段丘で川が海に流れ込んでいる地点。そして駐車場からは抜群の眺め!!

・お店裏手の駐車場にバイクを止めると・・・・絶景!すごい食堂だ! @ うしお

凄いぞ~!


それはお店の中からも。なんて素晴らしい眺めなの~(晴れならば。)

・店内からもパノラマビュー @ うしお

けれどもカッパ下半身とブーツを抜くのは面倒なのでテーブル席


さらに『冷やし中華はじめました』のワードと同列なの?『ウニ丼始めました』ですって!!

・グッ・・・・と来る値段だが、生ウニ丼の季節到来 @ うしお

外気温が低く体の芯まで冷えている・・・・なのでホタテラーメンとか温かいものをイメージして店内に入ったのですが、一気に揺れ動く心。


熟考の上、またしても冷たい食事をすることに。(今回の旅、ここまで全て冷たいゴハン(笑))


やっほーーーー♪♪♪♪

・生ウニ丼 @ うしお

うわ~ぉ、豪華~♪
そして美味しい。この辺りのウニも甘くて十二分に美味しい♪♪♪♪ 値段も値段だけ有って、ウニもたっぷり!


まさかこの悪天候で普通にランチが頂けるとは。味噌汁の温かさが有り難かった~(笑)

あまちゃんロケ地、三陸鉄道・大沢橋梁

食後には暖かいインドアでじっくりとスマフォをいじれるので情報収集。
地図アプリを立ち上げてみると・・・・あれれっ!?私の現在地にピンが打ってある!!


この場所は大沢橋梁?・・・・絶景スポットで是非周りたいと思っていた場所だった!?
なんと今の今まで気が付かなかったけれど、さっきバイクを止めた場所から視線を下に動かすと・・・・!!

・三陸鉄道・大沢橋梁

NHK連続テレビ小説"あまちゃん"のロケ地でもある、三陸鉄道・大沢橋梁が目の前に広がっていた!
直感で停まって大正解だったのか。


周囲は海岸段丘で断崖絶壁、川の部分だけ谷になっていてそこを橋で越えている。

・ここは青空のときに訪れたかった・・・・ @ 大沢橋梁VP

背景は海。これは晴れの日に来たいって!!
なんと国道の橋にはキャリーバッグを引いているソロ観光客。まさかここまで鉄道&歩いてきたのか?そして大砲みたいなカメラを構えている・・・・もうスグ鉄道がやってくるのかな?


だがワタシ的にはさらなるボーナスタイム! この鉄道を見下ろすロケーション、さらに視線を下に向けると・・・・


保安林の標識を発見!

・土砂崩壊防備保安林 @ 大沢橋梁VP

鉄道線路を守るため、急斜面の崩壊を保護するための特別な役割を持った森林・・・・確かに納得だわ。
こんなところを好き勝手に開発されたら危険極まりない!(展望台設置よりも後に指定されたのかな?)


すぐ近くには保安林指定の標柱も有りました。

・保安林標柱も発見! @ 大沢橋梁VP

面積としてはとても小さく、探そうと思ってもなかなかヒットしないのでラッキー!!
そして鉄道時刻を知らないし、雨が止んているチャンスを写真待ちに充てるにはもったいないぞ。

雨が止んでいる隙にR45を、JR陸中中野駅訪問で大失敗

雨が止んでいるうちに北上してしまおう!


美味しいランチも頂けたので、もうホテルへの直行でも良いぞっ!!

・海沿いを北上 @ R45

しかし当然欲が出て、国道を逸れて海岸に近いところを走りたくなる私。


ツーリングマップルは水防体制のために参照できず。グーグルナビで海沿いを走る鉄道駅を目標にしてみよう。
ターゲットは『秘境感漂う』とネット上でコメントがあったJR陸中中野駅
三陸鉄道(元は国鉄久慈線)は久慈駅まで。そこから先はJR八戸線なのよね。


ナビに目標をセットして走行。道路には同駅の道標が登場し、途中までは道標とナビが同じ経路を指し示していました。
しかしとある分岐で道標は無く、ナビは右折。しかし道の作りは直線が主経路と言った感じ。
なのでナビを信じて1.5車線幅の急な下り坂を走っていると・・・・うおっ!?道がない!ダート路だっ!


急停止は出来たもののバイクが下り坂の下を向いていて、しかもUターン出来る道路幅がない(汗)
右にフルロックさせてターンしても45°しか向きが変わらず、平地ならばバックを繰り返して切り返しが出来るけれど上り坂を引き上げる形でのバックは無理っ!!


詰んだな(泣)
結局ご近所さんの手を借りてUターン出来ましたが、誰も居ない場所だったならばアウトだった!
次回訪問時にお礼を持って行かねば


そんなすったもんだでたどり着いた駅。

・JR陸中中野駅

道路はここで終点。駅の先の方にダートの踏切が存在し、先程のダート路はそこに出てくるらしいのだが・・・・雨のぬかるんだ道に深入りしなくて良かったよ・・・・そして重いバイクはもう限界だな(笑)
駅訪問よりもUターン失敗した地として記憶に残ることになりました。


駅名標はJR八戸線の愛称『うみねこライン』にちなんだ特殊仕様。
そして『りくちゅう』と読むのがなんか語呂が悪くて違和感。『陸前高田→りくぜん-』ですし『陸奥湊→むつ-』ですもの。
陸中』だけなんかもっと良い読み方がありそうな予感。


そして再び雨に見舞われる・・・・

・再び雨に捕まる・・・・この後はずっと雨 @ 県247

いわゆるシトシト雨ってやつですかね。
あ~あ・・・・(泣)

JR階上駅~種差海岸

鳥越駅~北山崎~黒崎灯台の大回り秘境コースを捨ててきた今、もう一つの分岐が種差海岸付近の海岸線コースを巡るか否か。
だがこちらはそんなに険しさは無さそうなのでJR玉川駅付近から、県道247号でなるべく海岸寄りの道を走行してみましょう。


いつの間にかゴミゴミした道を走っていたら青森県に入っていて、JR階上駅(青森県)。県境標識など無いほど生活道路を走っていたのね。

・JR階上駅

本当は駅前には腕木式信号機があったりいろいろネタは有るけれど、全カット!(JR八戸線はJRで最後まで腕木式信号機が残っていた路線。)


とにかく海沿いを北上。ウミネコが堤防に並んで休んでいたので私も並んで休憩。

・大蛇漁港 @ 県1うみねこライン

止まるだけ無駄とも言えるほど映えない景色。
ははは・・・・これもバイク旅の醍醐味さ。


三陸海岸(石巻~八戸)は本当に色んな姿を見せてくれる・・・・
なんとコチラは天然芝の海岸、種差海岸!

・天然芝の海岸!種差海岸・・・・とても残念だ(泣) @ 県1うみねこライン

こんな美しい芝が自生しているなんて。
でも晴れていればパークゴルフ場として活用しているのかそれっぽい感じになっていてとても残念。自然のままに残してよ!!(怒)


さらに北上すると、今度は砂浜。断崖絶壁は身を潜め、美しい海岸線だが映えない(泣)

・大須賀海岸・・・・こちらも残念 @ 県1うみねこライン

自動車での観光だったならば天気は関係ないのでもっと人が居ても良いと思うのですが・・・・無人。


今度は芝と岩のハイブリッド

・本当は絶景のはずなのに・・・・ @ 県1うみねこライン

まぁこの辺りは前回のお盆訪問でも見ているからまぁ諦めるか。


・・・・もう登るだけ無駄足だろう。心が折れましたよ(泣)

・葦毛崎展望台

グルリと太平洋が見渡せる展望台ですが、登っても虚しさが増すだけだしね。
展望台前でくじけたと言う写真だけ撮ってパ~ス。

国指定天然記念物"蕪島ウミネコ繁殖地"

八戸に来たら機械的に立ち寄ってしまう・・・・蕪島
16年前の6月の東北ツーリングの際に立ち寄ったら、子育て時期の真っ最中だったらしく大変賑やかで楽しいスポットだったの。


その楽しい思い出からつい足を運んでしまうのですが、時期を外すとウミネコは一匹も居ないただの島と言う不思議。

・みたび、蕪嶋神社にやってきました。

今回は3回目の蕪島訪問ですね!

一回目:ウミネコに占領されていた蕪島
https://…/2009/06/04/ 東北巡りツー6日目~ウミネコが主役の蕪島に大ウケ!
二回目:朝早すぎてクローズ・ウミネコいないし
https://…/2024/08/15/ 三陸巡り3日目:八戸を少し満喫したら台風で日程短縮して帰京した件

実は現実の世界だとバイクを止めた瞬間から『ミャーミャー』と激しい鳴き声が聞こえていて、ウミネコが集結していることが分かります。


6月は子育て時期と分かっていたので5月、それもGWだと早いかなと思っていたのですが、良い方向に予想が外れました♪
写真白い点はすべてウミネコ!

・ちょうどこの時期はウミネコの繁殖時期だっ!大当たりじゃん(事前に調べていない)

そして雨は降っているけれど傘など持ってきていない。なのでヘルメットを被ったままカッパを着たまま観光する事に。
幸い、他の人々はほとんど居ないしね。問題はオレンジ色のド派手な格好をしているのでウミネコたちがビビって攻撃してこないか?と言う点だけだな。


え~っと、ここはA級とまでは言えなくともかなり有名な観光地でしょ?
誰も居ないんですけれど・・・・??GW何それ、美味しいの?

・蕪嶋神社! 連休期間中だけれども、この天気がここでは有利に働き人がいない

ここから先はウミネコを刺激しないように神社にお詣りしていこう。


ヘルメットを被っているとは言え、ウミネコ爆弾回避用の無料傘をお借りして登攀。
階段脇にはウミネコが藁で巣を作り、卵を温めていますね。カワイイ。

・さっそく卵を温めているウミネコ発見(ていうかゴマンといますが。)

そして人間慣れしているのか、特に逃げませんね。私は戦闘物のヒーローみたいな格好をしていますがね(笑)


ズラリと階段の上にも並んでいて、爆弾投下口をこちらに向けている(汗)

・視線の上にもいっぱい。爆弾回避用に傘を借りました

初回訪問の時は無料傘の存在を知らず、生身の人間で観光していたのよね。命知らずだったわ~(笑)


頂上。当然貸し切りですかね。

・再建後の蕪嶋神社に初訪問~♪

放火され再建後の蕪嶋神社に初訪問できたわ、嬉しい。


写真だと静かでしょうが、ミャーミャーとウミネコ大合唱が行われている境内。

・誰もいない

人間1人に対してウミネコは・・・・何匹?勝ち目はない(?)


もちろん首を左右に振っても景色は同じ。お互い特に喧嘩せず空間を共有。もしかすると人間がいる事で猫とか他の動物が寄ってこないと学習しているのですかね? 毎年この島で繁殖行動が行われているのが不思議。

・左を見てもウミネコばかり。ちゃんと通路外に巣を作るのね

通路の真ん中には巣を作らず、端のほうとか茂みに寄っているのもよくわかっていらっしゃる。


オスメス交代で卵を温めているのかな?つがいで近くにいるので傍目から見てもなんとなくペアがわかります。

・右を見てもウミネコばかり

新神社できちんとお参りをしました。


幸運が訪れるという境内外周路を3周すると言うやつ。

・運開きめぐり・・・・

運・・・・ね。


この時期は通路に巣もたくさんあるしお尻がたくさんこちらを向いているし・・・・。確かに『うん』が付きそうだな。

・通路は爆弾投下口が並んでいるし、巣も点在。今回は自粛しておこう

とてもここを強引に進入していく勇気はないな。初回訪問時同様、止めておこう(笑)
あ~楽しかった!!

八戸ステイ

雨の移動日でしたが、短い距離設定に救われて色々と楽しめました。
ちょうどチェックイン時刻を過ぎたのでホテルに向かって早々に風呂と着替え
あ~寒かったわ。これで生き返る~♪


タンクバッグの防水もバッチリ。ただしビニール袋ジャストフィットとは言え風は甘くなく、少しでも緩みがある所は風で暴れ八戸到着時には細かく穴が開いていた・・・・
風暴れ対策を講じることでこの作戦は使い物になる予感がしますよ!


体制回復後は徒歩で近所のスーパーに買い出し。
信じられないことに、ホタテがたっぷり載ったサラダが安価に平然と売られている・・・・
こんな豪華なサラダが一番安く売られている・・・・関東圏だとまず見られない光景だわ。さすがホタテが有名な青森!!
速攻で手に取り、ホタテサラダを主体にメニューを構成。(野菜よりもホタテのほうが量が多い!)

・蒸しホタテサラダと握り寿司、お刺身

見事に今回も冷たいゴハン(笑)
でもこれが美味しいんですもの♪


ツマミが良いと日本酒も美味しい♪

・日本酒も美味い♪

毎日に早起きして好き勝手に走り回り美味しいご飯と酒を飲み、そして速攻で寝ると言う・・・・ものすごいダラケた生活。たまにしか味わえない贅沢な時間の流れ。このトキメキはいつまでも忘れたくないから普段は真面目に仕事をしているのかも知れない。


前回はここ八戸でUターンする事を決定した屈辱の場所でしたが・・・・今回の天気は(気温を除いて)大丈夫そう。明日はいよいよ尻屋崎&大間崎に向かって予定通り歩を進めてウニを食べたいですね。

https://…/2025/04/30/ 三陸青森4日目:尻屋崎・大間崎と巡って今日も海鮮三昧が最高な件