停滞していたFTM-10Sアマチュア無線とB+COM ONE接続ケーブル製作

だいぶ長いこと停滞していたこの作業。
愛車のバイクVFR800F(RC79)に搭載しているFTM-10Sを核としたアマチュア無線設備
これにBluetooth通信ユニット(B+COM ONE)を繋ぎ込んで同時運用する作戦なのですが、その接続作業途中にヘッドセット・マイク周りから劣化によるノイズを発するようになりその対応。続いてPTTスイッチ不良となりその対応が割り込んできて、ようやくそれらの対応が終わったので作業再開というわけです。

すでに停滞し始めている頃の日記
https://…/2023/05/31/ 愛車のバイクで無線デュアル運用をする件はどうなったんだっけ?

マイク周りのノイズ対策をする際に、アッテネータの位置を車体前方からリアシート下に移設し、その際にマイク信号分配の準備はしておきました。

マイク信号アッテネーター移設の日記
https://…/2024/06/16/ バイク用新PTTステーの装着と新プリント基板の組立て装着作業をした件

・【使いまわし写真】マイク信号分配の準備が整いました

なので次は繋ぎこみですね。

B+COM ONEのUSB-C端子のピンアサイン解析

だいぶ時間が空いてしまいましたが、前回までの情報でスピーカーはプッシュプル駆動ということは解っています。

B+COM ONEのスピーカー信号を調べた日記
https://…/2022/10/26/ B+COM ONEのスピーカー出力をFTM-10Sに接続しようと思ったら細工が必要だと判明した件

なので、具体的にUSB-C端子の中からその4ピン(スピーカー左右のそれぞれのプッシュ・プル端子)(USB-Cなので裏・表でひょっとすると8ピンあるかも)を探り当てます


またシート下に積みっぱなしにしたいので同時に給電もしたい。充電には専用のケーブルでないとダメと歌っているのでその辺りのピンも解析したいのです。


おやっ!?

・サインハウス公式ページ→充電しながらの使用は不可能みたい(泣)

なんと!充電しながらの使用は出来ないみたい(大泣)
これだと使うたびに取り外して充電しなければならぬのか・・・・ちょっと自分が想像していた運用スタイルは成立しないみたい。


仕方がない。運用が面倒になるけれど一旦充電のことは忘れよう。


USB-C端子のピンアサイン解析用に、秋月電子で売られているUSB-C全ピン取り出し基板を購入していたのよね。

・スピーカーのUSB-C端子の配線を解析

本当はピンアサイン解析後はこの基板を使ってスピーカー信号の取り出しと電力の送り込みを同時に実施する予定だったのですがね。


こんな感じで純正スピーカーのUSB-C端子を基板に差し込みます。

・USB-C端子全ピン接続基板に刺す

USB-Cコネクタはとても小さく素人でハンダ付けなど出来ないので、2.54mmピッチで全ピンの信号を拡大配置してくれます。


このサイズであればテスターで当たれる!

・一つ一つのピンをテスターで当たる

プッシュ・プルなのでどこかの端子間で導通があるはずだ・・・・(写真撮影のためにテスターリードは1本しか当てていませんが、本当は2本を総当りで探り当てています。)


なるほどピンアサインは解った・・・・が一旦調査までで打ち切り。
給電同時運用は考慮不要になったので計画変更し純正スピーカーケーブルを切断してアマチュア無線側と繋ぎ込むことに。

・ケーブルを切断・・・・やはり4線が出てきた

中身はやはり4線。まぁこのほうが解析しやすかったですね。

ピンアサイン(表の横方向に配線がつながっている感じで見てね)
ピン1 ピン2 配線色 スピーカー 配線色 ピン3 ピン4
左ch TX1+ RX1+ (緑) SP左 R=16.9 (透明) TX1- RX1-
右ch TX2+ RX2+ (赤) SP右 R=17.1 (青) TX2- RX2-

線の色とピンアサインを調べれば信号ペアがわかります

・色とピンの関係を調査

これで2本二組にまで識別。極性はどっちでも良いので深追いはしません。


無線通話はモノラル音声のために片チャンネルは捨ててもう一方のみに絞ります。
無視した方はオープンにしたままですが、ダミーロードを繋いだほうが良いのかな?まぁまずは全体構成を仕上げることを優先しよう。

・無線音声はモノラル信号のため、片chのみ配線

昨日秋葉原で買ってきたコネクタを取り付けます。
おっと!先日購入したカシメ工具がさっそく役に立ちました。(綺麗に仕上がりました。)

新型圧着工具を購入した日記
https://…/2024/07/02/ 小径電線圧着用にエンジニア製PA-21"精密圧着ペンチ"を購入してみた件

信号変換用にトランスを噛ましてFTM-10Sの外部入力端子へ。もう1本はマイク信号を絶縁のためにトランスを通しB+COM ONEへ繋ぐケーブル。

・コネクタだらけになってしまいましたが、(物理的な)接続準備も完了

よしよし!物理的な接続はこれで可能になったな。


実は昨日の話だったのですが、雨で涼しい日が有って良かったわ〜
暑いととてもじゃないけれど細かい作業なんてやる気が起きませんから・・・・

https://…/2024/07/17/ 愛車のバイクのFTM-10SとB+COM ONEが物理的に繋がった件