愛車VFR800F・リアブレーキパッドも交換しちゃった件 64,680km

ついこの間、バイク用品店2りんかんの店頭で、2りんかん限定モデルの『デイトナ・シルバーパッド』が非常に安価に売られていてとりあえずフロント用を購入し、そして愛車のVFR800F(RC79)フロントブレーキパッドを突発交換しました。

https://…/2023/01/09/ 3連休最終日はフロントブレーキパッドを突発的に交換した件 64,518km

パッドの性能限界まで使い込むような走り方は到底出来ないので、そこそこの性能とロングライフなタイプが私好み。
ピストンの揉み出しをしたせいもあるのか劇的にフロントブレーキのタッチが良くなり完全に気を良くする私。この際同じブレーキパッドでリア側も交換してしまおう!


店頭に買い求めにいったのですが・・・・2りんかんオリジナルとなる"シルバーパッド"はVFR800F(RC79)のリアキャリパーに適合する型は製品化されていない!
それどころかハイパーパッドも適合品はなく、かろうじて適合品があるはずのゴールデンパッド&赤パッドもVFR800F(RC79)の部分だけ品番が異様だ・・・・

・VFR800F/Xだけ、他のバイクと型番が明らかに違う!?

みんな9万番台の品番が適合するのに、VFR800F(RC79)だけ1万番台。そしてそんな辺鄙な型番の在庫は当然存在しない・・・・_| ̄|○


まじか~、もう一件別のバイク用品店に立ち寄っても状況は変わらず。なんとVFR800F(RC79)のリアキャリパーはドマイナーなのか、容易に入手できないタイプだった(汗)


仕方がなく通販で取り寄せ。ものすごく手間がかかりますね。ちなみにレジン系の赤パッドは雨天に弱いので、ここはシンタード系のゴールデンパッドをセレクト。

・デイトナ ゴールデンパッドX 通番90 #15201

なんだ~見慣れた形ではないか。VFR750F(RC36)時代のフロントブレーキパッドに瓜二つ!・・・・ですが寸法がミリ単位で違うらしい。なんだよ~その僅かな寸法差で入手困難なレア品になっちゃうのかよ~。


交換にはマフラーとホイールを外さないと駄目だと思い込んでいたのですが、サービスマニュアルを確認するとそのままで行けるらしいのでトライしてみることに。
リアホイールの内側・下側に付いているニッシン製ブレーキキャリパー。

・リアキャリパーはNISSIN製 下から覗き込みます

しゃがみこまないと全貌が見えず、作業性はかなり良くない。


ホイールの塗装面保護のために雑巾を敷き、万が一ブレーキフルードが漏れ出した場合に備えて水噴霧の準備もしたところで作業開始。


それにしてもホイールが汚い・・・・次以降はブレーキパッド交換作業の前日にでもホイール清掃をしておくべきだな。
六角ボルト状のパッドピンを緩めてから、キャリパーマウントボルトを緩めます。RC36時代はパッドピンを緩める際にマイナスドライバーを使用する箇所があり、そしてそれを舐めてしまう危険があったのですが最近の型にはそんなリスクは無いように設計改良されていますね♪

・マウントボルトはソケットレンチだけで緩みました

頭が曲がるソケットレンチが必須の狭さ!
プロの作業場であればバイクごと目の高さに持ち上げて作業するのでしょうが、素人にそんな設備はないのでしゃがみながらの作業。(←キツイ。)


取り外すのにホイールが干渉してなかなかの難儀っぷり。
ようやくブレーキキャリパーが外れました。

・真っ黒なブレーキキャリパー

汚いなぁ~・・・・


パッドピンを引き抜きブレーキパッドを外しました。

・ダストで真っ黒なブレーキパッド

片押し式なので一方のプレーキパッドの減りが早い。残量は約1mmともう一方は1.5mm頑張ればまだもう少し使うことができるが・・・・
まぁ元に戻してギリギリまで使い込んでまた分解はとても面倒だし、ギリギリになった時点がシーズンど真ん中で時間が取れない可能性もあるから、オフシーズンである今のうちに交換してしまおう


あまりに汚いブレーキキャリパーを台所洗剤と歯ブラシで磨き込み。

・だいぶ綺麗になったブレーキキャリパー

ピストンにサビなど浮いておらず快調そうですね。
リアブレーキキャリパーは設置方法がディスクの下側なので雨水・泥水が容赦なく襲ってくるので錆びはとても心配なのですが、健全ですね。


マウントブラケットも取り外して清掃。

・ブラケット

ピカピカ・・・・には程遠いが、最初のあの汚い状態よりは余程まともだ!


ピストン押し戻しツールを挟んだ状態でブレーキを掛けてピストンを押し出して動作確認

・ピストンを押し出してサビのチェック → サビはないが動きが渋い

やはりピストン1つの動きが渋い・・・・そりゃ~6年(前回交換から2年以上)使っていればねぇ。


自分で作業するメリットは、自分が納得するまで時間がかけられること。
ピストンにシリコングリースを薄く塗布して押し込む・・・・そしてせり出すいわゆる揉み出しを行いスムーズな動作を取り戻します。


ここからは組付けの準備。まずはブレーキパッドを・・・・

・新品ブレーキパッド

・・・・並べるのが目的ではなくて、棒ヤスリで角を落とします。


裏面にはパッドグリスを塗布。ブラケットのスライドピンは紙やすりで軽く磨きシリコングリースを塗布。
油分厳禁なパッド摺動面に間違って触れてしまうことがないように、一作業毎にブレーキクリーナーで指先を脱脂
パッドピンも同様に紙やすりとシリコングリース、ネジ部にはスレッドコンパウンドを塗布。

・バイクに取り付け前まで組付けが終わりました

このあたりの工程は指先がベトベトなのでどうしても写真が少なくなりますね。


ここからが難関のブレーキキャリパーの取り付け。あぁ~リアホイールが邪魔!


新品で厚くなったプレーキパッドが微妙に当たって所定位置に入らない!
ホイールの位置なのか?少し回して嵌めてみても・・・・う~む。
知恵の輪の要領(?)でいつの間にかハマったぞ!?

・いつの間にか所定位置に収まってくれて、マウントボルト・パッドピンをしっかりと止めます

マウントボルトをしっかりと締めて作業完了。


さっそく当たり出しついでにランチへ。
・・・・街乗りでランチに行ったくらいではまともに当たりが出てくれません(泣)
早く峠を走れる季節になって欲しいなぁ~(泣)


ライフは純正パッドだと初期状態が厚いので余裕で2万km超え。このパッド自体はRC36の際にもさんざん使っていますが、RC79でどのくらい持つのかは未知数。この成績いかんによっては次回は純正パッドを取り寄せて取り付けるのもありかもしれませんね。

備忘録データ【リアブレーキパッド交換】
年月日 積算走行距離 使用距離 使用月数 銘柄
前回 2020年11月01日 42,719 km 21,961 km 27.1 ヶ月 純正パッド
今回 2023年02月06日 64,680 km デイトナ・ゴールデンパッドX