今年の8月に偵察してきた、2019年から通行止めが続く埼玉県『定峰峠』。
2022年8月に偵察してきた様子
https://…/2022/08/01/ 2019年から通行止が続く定峰峠の様子を見に行ってきた件2022
その時の工事看板で工期が2022年10月末となっていたので、その後の状況がどうなっているのか気になって再び偵察してきました。
最初に全体像を。前回偵察によると定峰峠ルートの実質的な通行止めは地図上の赤色の2箇所になります。
・定峰峠周辺の通行止め状況 |
定峰峠【地図上の第1地点】には通行止めのゲートが設けられ、通行者が進入しないようにしていますが、実際の工事区間はまだかなり先になります。
それでは順を追って見学へ。
・【第1地点】定峰峠から秩父市側はゲートで封鎖 |
ますは第一地点。定峰峠の分岐点で封鎖されていますね。
もう封鎖している期間が長いので、看板そのものも劣化しているほど。
通れないので秩父高原牧場経由でぐるりと迂回して、秩父市側に回り込み接近していきます。
普通に接近すると『第4地点』に到達して通行止めのゲートに遭遇、塞がれて終了です。
しかし前回の偵察時に合法的にこの『第4地点』の封鎖を迂回できそうであることを発見しているので、今日は前回見学できなかった更にその先の状況を見に行ってきます。
ポイントは『第2地点』。簡易水道の道標が建植されている分岐を曲がっていくことで、定峰集落の中を通過して再び県道11号に抜けられるっぽさそう。
・【第2地点】県道11号 簡易水道の道標を真っ直ぐ行くと第4地点なので、左に曲がります |
ちょっと、集落の中を失礼いたします。
完全なる生活道路なので静かに通過を心がけます。
・集落の中を抜けます |
純正マフラーの静かなバイクなのでご勘弁を。
すると思った通り、県道11号に抜けられました!
なので合法的に第4地点の反対側のゲート、【第3地点】に向かうことが出来ました。前回は徒歩で来ましたけれど、すんなりとバイクで到達可能。
・【第3地点】相変わらず道路上にはモノレールの基地が構築されている |
これは『地すべりを防ぐための集水工事』を行っていて、工期は『令和4年10月31日』まで。
前回偵察時(2022年8月)は、モノレールの基地とそしてその先に続くレールはわずか10mほどで途切れていたので、てっきりレールを解体している途中だと思っていたのですが・・・・
今日の状況は・・・・!!
・レールが斜面に沿って上の方まで伸びている!! |
なんと!!レールが斜面の上方まで伸びている!? しかも途中にはステージのような足場まで組まれている!
前回偵察時は工事の終わりではなく、工事の始まりだったのかよ・・・・どれだけ工事の進捗が遅いのだ?
この斜面の水を集める工事・・・・って、水路のようなものを作るのか、はたまた地中にパイプを埋めて地中の水分を抜く常用的な構造を作るのか?
何れにせよそんな構造物が見えないし、10月末の工期までに終わるような気もしない・・・・駄目だなこりゃ~(泣)
ここから先は未知の世界。前回偵察でも行かなかった箇所に、バイクで登ってみましょう。
通行止め予告の看板もあるので、もう一箇所工事をしている事は明らかです。
・Googleアースで見えていたブルーシートがかかっている場所があるはずです |
途中の道はそこまで荒れていない・・・・往来があるのかな?
おそらくですが、前回偵察時の航空写真を引用すると、ブルーシートがかけられたあの場所。
・【使いまわし写真】Google様の航空写真だと上部にも崩れていた場所があるはずですが・・・・ |
この程度で丸々3年も通行止めとは不思議でなりませぬ。
そして目の前に現れたのは、絶望を表す光景と通行止めゲート!
・【第5地点】うそっ!全然工事が終わっていない(汗) |
マジかぁ~・・・・まだまだ全然工事が終わる気配がない。
というか、航空写真にはなかったコンテナハウスとかが置かれている事から、下の集水工事が終わってようやくこちらの工事に着手って事かしらね?
道の半分が崩れ落ちた、2019年の当時のままの姿。
・第5地点のゲートから覗き込んでみると・・・・ヤバい! |
反対側には【第6地点】のゲートが見えますが、その先には行けないので第7地点があるのかどうかは未知数です。
それにしても酷い・・・・
どこかのブログの情報によると、この場所が崩れたのは2回目。なので修理してもまた崩れるので、今回は下部も含めて徹底的に修理する・・・・のかな?
・2019年に被災したときのママだ・・・・ |
どうもバリケードの置き方を見ると、被災した当初は道路の左端を片側交互通行で交通を確保していたような感じ。
なるほど当初は東秩父村側の道路が大きく被災して修復する間はこちら側を封鎖しないで、東秩父村側回復を待ってからこちら側を通行止めにしたということか。
おそらく片側交互通行の用に供していた部分にはわざわざ大きな重しを置いて封鎖しているよ。
・残っている路肩には大きな重しが置かれて封鎖している |
確かに昨日まで通れて今日から通れないというのはなかなか納得しづらいのでしょうが、この崩れ方だといつ範囲が拡大して残っている部分もろとも崩れるか分からんからなぁ・・・・
おそらく下界の10月末の工事の後、11月頭からが正式な工事なのか、一般者向けの工事標識は設置られておらず工期などは不明。
ただ工事現場にあった法定表示によると・・・・
・工期は・・・・令和5年3月31日 |
来年の春か・・・・_| ̄|○
この秋に開通するかもと一人勝手に期待していたのですが、叶わぬ夢か(大泣)
埼玉県内では、中津川の県道が土砂崩れにより新たに通行止めになり、迂回路が林道しかないなど緊急性が高い災害も発生しているため、定峰峠の修復を後回しにされる可能性も否めませんが・・・・さすがに3年は長いな(泣)