東京の水瓶・利根川最上流"矢木沢ダム"周辺をバイクで流してきた件

本当は昨日行こうかと思っていた群馬県方面のツーリング。雨だったために今日に順延
東京の水瓶である利根川最上流にある『矢木沢ダム』。小学生の頃の社会の授業からその名は知っていても実物は見たことなし!


なので前回、東京への上水の超重要施設"武蔵水路"を見学した延長で、奥利根方面を見学しに行くことに・・・・

https://…/2019/09/28/ 社会科見学ショートツー・東京の生命線"武蔵水路"を見に行こう!
https://…/2013/08/15/ 武蔵村山の軽便鉄道跡を歩こう

・・・・というのは建前で、クネクネが豊富でかつ高速道路"二輪車ツーリングプラン"が有効に使えるところという観点だと、群馬や栃木の北部になっちゃうのよね。


朝の関越道・入間川橋。ちょっと曇が多めだけれども秩父の山並みもよく見えて視界良好!

・関越道 入間川橋 ちょっと雲があるけれど視界良好!

早朝の時間帯ならば渋滞レス
昨日も朝から行楽地に向かう車で激しく渋滞していましたからねぇ。


渋滞を警戒して一気に埼玉県を脱出して群馬県へ。

・群馬県こんにちは

東京から離れるほど県の面積がデカくなり、そして走る場所も比例して増えていくような気がする・・・・


あれれっ!? 北上すればするほど天気が悪くなっているような・・・・? 本来ならばここからは正面に榛名山が拝めるはずだというのにかろうじて見えるかな?程度で肉眼だとほぼ見えない

・榛名山ビューポイント・・・・だが肉眼だと全く見えない

昨日もそうですがここ最近は台風の影響か関東平野を隔てる山脈部分でいつも雨が降っている感じで、今日も山の天気は悪いのか?


朝は食事も取らずに飛び出してきてここまで逃げてきたような感じなので、本格的に標高が上がり天気が崩れる前の駒寄PAで朝食。

・かき揚げ天ぷらそば @ 関越道 駒寄PA(下)

全身フルメッシュという格好は平地でちょうどよい感じの気温22℃。だが高速度巡航が続くと体が冷えてくる。
温かい蕎麦が美味しく感じる季節。秋がやってきた!


いつものワンパターン、赤城ICで流出し、農道にスイッチ。
高速道路で遠くから眺めていても分かっていましたが、空気中に水分が多いのか赤城山も雲に包まれており、下界から山頂は見えない。今日は近づかないほうが良さそうだ。

・真正面の赤城山頂が見えない・・・・どうも標高が高いところはダメそうだ

となると山の麓を走るしかないが、どうしても個人でプランニングすると過去の成功体験に引っ張られて同じコースになってしまう・・・・


爽やかな農道。
前回とちょっと趣向を変えて、"利根沼田望郷ライン"を起点から流してみるかな。

・上毛高原方面の山々にも雲がかかる

朝駆けなので渋滞の心配はまったくないし、写真も撮影し放題。


  レタス  コンニャクも収穫を待つばかりといった感じで青々としていますよ。

・赤城 レタス コンニャクが一面を鮮やかに彩る

とても気分が良い場所。
河岸段丘の上はとても眺めがよく爽快なのよね。


北海道チックな大地が広がるような景色も素敵。景色を楽しみながらまったりと走るのに最適な道。

・北海道を連想させる爽快路

この景色がずっと続くと飽きてしまうのですが、ちょっとだけしかないので飽きないし(?)


視線を奥利根・・・・矢木沢ダム方面に目をやると山並みの上にはたっぷりの雲。もう雲は無視しよう。
大地が広がる景色はいつ来ても素敵。

・あれっ、この先の進路の天気がやばくないかい。景色よりも天気が(泣)

こういう人がいなくて景色が良いところってライダー好みのはずなのに、他のライダーがいないのが気になる・・・・
近年はコロナ禍でバイクも売れ教習所も満員でライダーが増えているはずなのだが、巷にライダーがあふれることはなさそうだ。所詮は通勤ユースなのかな?


国道120号をまたいで北側に移ると景色は望めないが、コーナーが増えてライディングが楽しい道に変身。

・朝駆けの利根沼田望郷ラインは楽しい

貸切状態なのでペースは自分次第


うーむ・・・・山が近づいてくるといよいよヤバそうな感じに。このまま山に突っ込んでいくのは自殺行為だな。

・いよいよ絶望的な状況だぞ

ちょっと給油しつつ止まって冷静に考えよう。


いや、なんだか雲が流れている・・・・しばらく時間を潰せば状況が変わりそうだぞ!?

・水上温泉郷・・・・雲はしばらく様子を見ようかな

このあたりで時間を潰せそうな場所は・・・・そうだ!JR土合駅に行ってみることにしよう!

日本一のモグラ駅・JR土合駅

インターネットやらではずいぶんと有名な駅なので皆さん多分ご存知だと思います。私も知識としては知っていても、やはり自分の目で見ると情報量が段違いですから見学してみることにしましょう。


長い間関東平野と新潟の鉄道での行き来は三国連山に阻まれて、長野周りの信越本線で行き来するという大変な遠回りを強いられていました。そこでこの不便を解消するべく1922年着工・1931年開通の『清水トンネル』(単線)が掘られて直通できるようになりました。完成当時は鉄道トンネルとしては東洋一の長さであったとか。
そんな清水トンネルの入り口に位置する土合駅・・・・つまりは関東側の鉄道の最北端の駅というわけです。


駅を目指すには国道291号を北進するわけですが、この国道自体も三国連山を越えられずに点線国道・・・・つまりは道がなくなるほど険しく、そして終点な場所。そんなところを目指していると土合駅はあります。最果て感が半端ない(笑)

・日本一のモグラ駅!? JR土合駅

バイクを止めているところが国道。ちょっと奥まったところにある駅舎との間が荒れたダートのため、大型オンロード車では接近困難。これで運用上支障がないみたいです。駅の利用者は登山客だとすれば、このくらいのガレ場は朝飯前ですものね、
あと駅舎に宿泊施設がオープンしたとかなんとか。


駅舎は残念ながら塗装工事か何かの真っ最中で足場が組まれていますね・・・・
そして私が気になるのは駅舎よりも、国道の最果て方向に存在する謎の構造物。なんじゃあの無機質なコンクリートは?

・駅舎も気になるが・・・・国道をまたぐ構造物も強烈な違和感を放つぞ!?

そしてその壁はその先に伸びており、視線をそのまま左に移していくと・・・・


ずっと続いている。川が流れているのですがその上を越えている・・・・なんだろう石灰石運搬用のコンベアラインか?

・その構造物を目で追うと、左手の川を超えて山の中へ!?!?

ただわざわざ駅の近くにあるということは、やはり駅に関連する施設なのだろう。さっそく見学してみよう。


ガレ場を歩き駅舎に入ると・・・・意外と広いその空間。そしてカーテンで閉ざされてはいるが昔のスタイルの切符売り場が2つ。2つも窓口があるということは昔は相当数の旅客がいたということか。
新幹線であっという間に山を越えられるようになったのは良いのですが、このあたりの文化はガラッと変わってしまったのだろう。

・駅舎内。かつて賑わっていたであろう複数の切符販売窓口

こんな大きなガラス、すぐにでもイタズラされて割られそうですが綺麗に残っているのは素晴らしい。


電車は一日5往復か。この駅まで鉄道でやってきて、そして引き換えしていく旅も面白そうだ。バイクでは到達不可能な冬の雪深い季節が良さそうだぞ

・改札口・・・・というかただのドア。しかも常時オープン

駅員さんが立つ囲いなどのオブジェは一切なく、扉が一枚。そしてそれら常時開放されていて入場券などを販売している感じもなさそう・・・・入ってよいのかな?


扉をくぐると通路は左右に分かれます。まずは右側・・・・なんか重厚なコンクリートで四方を囲まれている圧迫感は、まるで刑務所のように自由を制限された身のように錯覚する。

・ただのドアをくぐると、左右に分かれる。無機質な構造物が怖さを演出

これはここが豪雪地帯で、冬の積雪から旅客を守るためにこの重厚な作りになっているのだろう。


通路の先を抜けるとそこはごくごく普通のホームと線路

・通路の先には至って普通のホームとレール

だが線路は一本しかない。こちらは上り・東京方面行のホーム。


実は清水トンネル(単線)が開通しましたがすぐに隘路となり、もう一本単線トンネル『新清水トンネル』を掘り上下線を分離。しかし古い世代ではギリギリまで標高を上げてなるべく短いトンネルで山脈を抜ける設計なのに対して、新世代では長大トンネルを掘れる技術があるので一駅前の湯檜曽駅から長大トンネルに突入してしまう線形。


それではその新潟方面行きのホームに向かってみましょうか。先ほどは改札口を入ったら右に向かいましたが、今度はに向かいます。

・薄汚れたコンクリートの壁の反対側か・・・・

ウェザリングされた壁がなんだか怖いよ。突き当りをL字に角度を変えると・・・・


これは・・・・旅客向け設備なのか? むき出しのブロックが恐怖を引き立てる。シンシンと雪が降る夜間だと一人でここを歩くのは遠慮したい。

・ブロックを積み上げて作られた壁が刑務所のようだ・・・・(恐)

刑務所までいかなくとも、隔離病棟のような感じか? これだけ頑丈に囲まれていたら脱走は不可能だろう


近年のようなアルミサッシではなく、重厚な鉄枠窓。それもサビが浮いていて外には格子がはめ込まれている。やはり脱走防止?

・サビの浮いた鉄サッシと伸びた蔦がが恐怖を倍増させる

駅に付属の宿泊施設に泊まると、夜間にここの恐怖アトラクションで肝試しができそうだ。


さらに歩を進めると・・・・ドア。やべぇ~・・・・バイオハザードじゃん!(←スミマセン、ゲームに詳しくなくて、これしか知らないのです。)

・やがてバイオハザードのような扉が(チビリそうなほど怖い)

まだ最初から開いているから良いものの、閉じていたら自分で開ける勇気はないよ!(笑)


その扉の向こうには強いモンスターが居るんでしょ?・・・・ほへっ!?なんじゃこりゃ?

・扉を越えると・・・・何だこれは。トマソンか?

絶対この壁の向こうにモンスター(Ry
今までのコンクリート通路よりも、さらに汚れが目立つというか苔のようなもので表面を覆われた壁が恐怖を掻き立てる。


ほっ・・・・何もいなかったよ。駅施設だから管理はされていて安全と分かっていても怖い。そして外の明かりが入るのはすぐそこまでで、その先は暗黒帝国

・トマソンをクリアすると、駅とは思えないほどウェザリングされた通路が続く

すげぇな・・・・映画のロケが出来そうだよ。


光と闇の接点まで歩を進めると・・・・! 眼下にはずーっと地下に続いていく階段

・通路の端点から先は・・・・地下に続く暗い階段

この階段はよくインターネットでお見かけして知っていたのですが、この階段までの通路がこんなにも怖いとは。そう、この階段を降りていった先に新清水トンネルがあり土合駅の下りホームがあるという訳。
エレベーターやらエスカレーター等のバリアフリー設備はなし。サポートが必要な場合は一駅行き過ぎてUターンして上りホームに到達したほうが良さそうだ。
健脚な方でも苦労しそうだが、登山客であればこれは準備運動程度で問題ないのだろう。


私もダイエットを兼ねて下まで降りる・・・・という選択肢は微塵もない。絶対登ってくる際にくじけるもんね。


地下帝国の壁には工事銘板が存在。

・銘板には・・・・連絡通路。形式=特殊型

そのまんまですね(笑)
さぁ、時間つぶしをしていたら天候が回復してくれたゾ。矢木沢ダムに行ってみよう。

天候が回復したので奥利根へ

県道63号をトレースして奥利根へ。このルートは走ったことがあり結構面白い峠越えもあるのよね。


どんどん山深くなっていき、他交通も少なくなっていく・・・・まさに関東地方の端

・県63 木々が濃くなり、山奥へ

だが目的の矢木沢ダムと水を溜め込む奥利根湖は、この県道から反れてさらに山奥に行かねばならない。なので今まで行ったことがなかったのよね。


道路脇に建つ小さな道標ではこの道だと言うし、Googleナビでもこの道を行けという・・・・えっ!?こんな道で山奥を目指すのか!?

・だがしかし、矢木沢ダムは県道から離れてこの細い道を行け・・・・と?

普通、巨大なダム建設にはそれなりの大型工事車両が通過するので、道は結構良いはずなのだが・・・・これ?


なんだか林道クラスにまで落ちてきた。こんな貧弱な道の訳はないのですが・・・・地図で見てもどうやら道はこれ一本しかない。

・痛恨のブレだが・・・・この道を進むだと?

まぁ進んでみるか・・・・


おっと!目の前にダムが現れた・・・・なになにその名は『須田貝ダム』で建設管理は東京電力になっているので東京の水瓶とはちょっと違うな。

・しばらく進むと、須田貝ダムの下側に到着

なんか本来は『楢俣ダム』(ならまた-)という名前だったのに、数キロのところに『奈良俣ダム』(ならまた-)が出来て同音異字ダムが並ぶ事態に。そして先発のこのダムが大人の対応で名称を変更した珍しい経緯が。
利根川を塞ぐこのダムは揚水発電における下部のダム、さらに上流に位置する矢木沢ダムが上部のダムとなり、水をバッテリー代わりにして発電しているのね。ただ原子力発電所が停止している昨今、水の汲み上げはどうやっているのだろう?


さて、もっと奥地に向かってみるか・・・・おっと!矢木沢ダム専用道路だと!?

・この先は管理用道路で一般道ではない!?!?

だが標識は30km/h制限やら高さ制限を示すものであり、一般車通行止めのような標識や記述もない。行ってみようか・・・・


ここから先は道幅も(基本的には)片側一車線で明らかに路面整備の質が上がったぞ。やはりこれが工事用道路だったのかな?

・管理用道路になったら離合も出来るし整備もされ基本的に走りやすい

先ほどの須田貝ダムでせき止めた水・・・・洞元湖の脇をトレース。必然的に地形を丁寧にトレースするような格好になるので適度にくねくね
途中一箇所だけトンネルが有り、そこは自動車一台分の幅。ここが先入車優先だがカーブの先にあって気を使うことくらいで、非常に走りやすい。


景色は山と湖。ところどころにアクセントとなるトラス橋

・延々と山奥に向かって走る

周りに人家など何もない・・・・とんでもない山奥に来たぞ!
そもそもこの管理用道路に到達するまでも街からかなり距離があり、こんなところで事故ったら通信手段もそうだがレスキューが到達するのにも相当な時間がかかりそうだ。
冬は通行止めになる管理用道路なので、民家などあるわけがないか。


さらに延々と進むと開ける視界! 右手には矢木沢ダムの堤体と下部発電所への分岐。

・この橋が目印。右手に矢木沢ダム、左手にはコンクリートの壁が!

写真には写っていませんが、左手には巨大なコンクリートの構造物。後で知ることになるのですがこれはダムの非常用洪水吐の水路で、スキージャンプ台のような格好で道路上部を通過して川に注ぐためのもの。


ここから一気に登坂して、ダム天端レベルまで向かいます。

・グイグイ登ると矢木沢ダムの天端が見えてきた!

おおっ!見えてきた~という感想と同時に、こんな山奥にとんでもないものを作ったなという感想も。


やってきました矢木沢ダム。初代東京オリンピックが開催される高度経済成長期、東京の水需要は増え続けてそれまでの多摩川水系だけでは賄えず、ここ利根川に水を求めることになった壮大な構想。

・道路の終点はここまでです。首都圏の水瓶 矢木沢ダム

水資源開発機構が開発・管理しているのはその名残。というか今は機構の名前から『開発』が取れて水資源機構・・・・なんか維持管理の団体になってしまった感があるけれど、創設当時は非常に重要な団体だったわけですね。


ダム自体の重さで水圧を支える重力式とは異なり、左右の地盤とその形状で水圧に対抗するアーチダム。高さ130m近くあるのでかなり怖い。

・高所恐怖症だったのを忘れていた・・・・怖っっ!

だがおそらく私もこのダムが貯めた水のお世話になっていることだろう。感謝せねば。


ダムによって出来た奥利根湖。秋の台風シーズンを前に水位を少し下げている感じですね。

・台風シーズンを前にワザと水位を下げているようにも見えます

もともとの計画ではこのダム・湖を下部調整池として、尾瀬ヶ原にも巨大ダムを作り上部調整池として巨大な揚水発電拠点とするはずだったのですが、紆余曲折で中止され現在の姿に。
尾瀬周辺の土地を東京電力が所持しているのにはそういう理由があったのね。そしてそれが結果的に手つかずの自然を維持することになるとはなんとも皮肉な・・・・

群馬県道63号・坤六峠を駆け抜けましょう

矢木沢ダムに到達するのには管理用道路一本しかないということは、帰路もここをトレース。そして県道63号まで戻ったら、ふたたびさらなる山奥方面に駒を進めます。


数キロ走るとやはり視界いっぱいに広がるダム・・・・これが同名問題の奈良俣ダムか(笑)

・奈良俣ダム @ 県63

このダムは下部からの上部からも過去に見学したことがあるから、今回はパスしよう。

https://…/2019/11/02/ 目指せまったり"大人のツーリング"! アキイロ求めて奥利根へ

ダム天端に行ける分岐を今日はスルーして峠方面へ。

・左に行けばダム天端だが、今日はまっすぐ行こう @ 県63

ここまではダム工事関係者など人の往来があるのかもしれませんが、この先は皆無


県道63号は、一応県道ですが地理的にも通過交通は限りなく少ないし、道も険しいのでスポーツカーやらバイクやらと時たま遭遇する程度。

・木漏れ日が涼しくて良い @ 県63

この辺りは雪深い場所なので冬期通行止めとなるような場所。こういった場所は水が道路の僅かな隙間に入り込み凍結膨張することで、舗装がズタズタに壊されてしまうのですが・・・・


なんとこの道はすごく綺麗! 小刻みなコーナー、上に登るほどタイトなコーナーも増えバイク好みの道。(欲を言えばもう少しタイト・テクニカルコーナーが欲しいが。)

・小刻みに続くコーナー、そしてまったく穴がなくきれいな舗装 @ 県63

時期的なものもあって落下物(枝・落ち葉)はまったくない。エクセレント!


標高も上がってきて涼しい高原の風。朝方はフルメッシュではちょっと後悔していたのですが、天候も急回復して暑くなってきたところに高原の風はありがたい。

・標高が上がると涼しい高原の風

峠直前はさすがにタイトターンが連続し、体も発熱してくる♪


そしてピークの坤六峠標高=1,630m。名前は道路建設当時の群馬県知事の名前から取ったのだとか。

・県63坤六峠(こんろくとうげ)H=1,630m

なので古くからの街道で徒歩での往来があったというわけでもなく、道を作ったから名前をつけた感じか?
周囲には東京電力系の看板が建っていて、土地が抑えられているので茶屋的なものもあるわけもなく、ひっそりとした感じ。


ただ驚くのはその景色。もう落ち葉があるよ!

・驚くことに、峠周辺ではもう秋が始まっていた

もう秋か・・・・確かに9月だしね。近年の猛暑でちゃんと夏が終わってくれるのか不安だったのですが、秋はすぐそこって感じに。


峠の片品村側は日陰になるのか、落ち葉の量が増えてきました

・落ち葉が路面に!? 早いなぁ~本物の秋だ

ダウンヒルは小刻みなコーナーが連続してこれまた楽しい


小石が落ちていたり砂が浮いていることもなく、安心して走れる道

・路面状態が良いのでコーナーが思う存分楽しめる!

思う存分峠を満喫できました。あとはまったりと帰るだけ。


下界は稲穂の季節かな?

・下界ももうぼちぼち稲穂の季節かしら

田舎はどこも美しい。昔はこういった景色が当たり前のように広がっていたのだろうが、首都圏のコンクリートビル群ではまったりとした雰囲気にはなれない。


ちょうどランチタイムな訳ですが・・・・なんとなく勝負しきれずに走ってしまった。気がつけば再び山の中に。

・ランチを食べそこね、薗原ダム

ここも利根川上流ダム群の一つで、首都圏への水道水の供給のためのもの。当たり前のように使用している水道ですが、裏ではこんなに色々と、本当に頭が下がります。


朝は赤城山の西側を通ったので、帰りは東側をトレース
もう少し若かったり、あるいは明日が休みであれば金精峠を越えて奥日光方面も走りに行く選択肢は悪くないのですが、自分の体力は自分がよくわかっている・・・・無理です(笑)

・県62は、赤城山の東側を抜けるルート

この道も交通はあまり多くなく、そして信号レス。快適に流せて関東地方のいわゆる『平野』部分に通じます。


この先はナビに導かれるままに進むのですが・・・・おっと踏切と無人駅が見えるぞ! 寄り道だ!

・  上信電鉄  上毛電鉄 東新川駅に遭遇したので5分程粘ると、元京王井の頭線がやってきた

何もない静かなところですが暑いので5分だけ待ってみることにしたら、ちょうどやってきました元京王井の頭線の車両
いつも行き当たりばったりなので見るだけで終わってしまうのですが、一度くらいは乗ってみたいものですね。


北関東エリアと東北・関越道が乗り放題の"二輪車ツーリングプラン"なので、普段ならば絶対に乗らない北関東道からワープ航法
ついでにこのまま佐野に立ち寄って佐野ラーメンという手も悪くはないのですが、気力の問題です。(前半に予定外のJR土合駅で時間を使ってしまったというのもありますが・・・・)

・今日は"二輪車ツーリングプラン"の旅なので、こんなところから高速を使ってしまう

ただランチを食べそこねておやつの時間が近い頃、腹が減っているのもまた事実。


食事は高速のサービスエリアでも仕方がないか。まだ渋滞が始まる時間には少し早いので、ある意味ちょうどよいのかもしれない。

・関越道 上里SA(上)

なんだなんだ!? やたらと旧車會コスプレをした人がいるし、その手のバイクの台数も尋常では無いほどいるぞ!?
(この日、上里SA下り線に集結した彼らは、SA閉鎖で追い出されたとの報道が。なるほどそれで上り線に移ってきた訳か、警察もいたしなぁ。まったく!)


そういえば・・・・帯広豚丼情報を検索するといつも引っかかってくる店舗がここ上里SA上り線にあったのを忘れていた。普段のツーリングだとなかなか寄りづらい場所ですが、今日は結果的にここに誘導されるようにやって来ることとなってしまった。
その名も『上州ぽーく亭』。この辺りは豚肉が有名な土地だし、ちょっと期待しちゃってよいのかな?

・上州ぽーく亭

たしかにメニューには豚丼のラインナップがある・・・・帯広豚丼とは銘打っていない『溶岩焼き豚丼』ですが、勝負してみることにしよう。


ロースのみの選択肢は無いようなので、ロース・バラのミックス豚丼をオーダーし登場したのを見たら驚いた!
結構本格的じゃんよ! しかも美味しそう♪

・溶岩焼き ロース・バラ豚丼 ¥1,280円

むおおっ!美味いよっっっっ♪
しかも都心近郊で食べるようなチープな豚肉ではなく、上州豚肉を楽しんでもらおうという意図なのか厚めにカットされた豚肉。柔らかい豚肉をこれでも喰らえっ!というほどたっぷり。


いや~参った。結構ハイスコア評価ですよ。機会があればここに寄っていきたいほど。


今日の朝方だと思うのですが・・・・スマフォを固定するRAMマウント社製"Xグリップ"の先端のゴムが一つ飛んでいってしまった・・・・(汗)

・スマフォを固定するXグリップの先端ゴム部品を何処かに落としてしまった

たいした事はないだろうと思っていたのですが、ちょこっと荒れた道でバイクが振動するとスマフォが飛んでいきそうになる(汗)こりゃあかん。


関越道・川越IC直近にある"川越2りんかん"。エリア内定額の"二輪車ツーリングプラン"だとこういった場所に立ち寄るのも自由自在。ちょっと買い物していきましょう。

・二輪車ツーリングプランを最大限活用し、途中流出してバイク用品店へ寄り道

売っていない・・・・_| ̄|○

以前ゴム部分のみを購入して補修した日記
https://…/2020/10/13/ バイクにスマフォを固定するRAMマウントの補修をしてみた件

RAMマウント製品の取り扱いはライコランド系列に行かねばなら無いらしい。結局何も買わずに再び高速道路に乗って帰還


ふ~良い運動になったわ~♪