中部北陸ツー3日目:今日も海岸三昧!能登半島は最高なのです

3日目になる久しぶりのロングツーリング。石川県白山市ステイの朝。
加齢による体力低下なのか、結構体は筋肉痛。ヘルメット脱着しすぎで擦れてこめかみ・オデコ付近の皮膚が痛いし、ジャケットで擦れて首周りも痛い。


だが心は元気で走る気満々(笑)


今日・明日は真夏日になるくらい暑くなるらしいし、天気の心配もしなくて良い素晴らしいコンディション。
朝5時30分に活動開始。気温11℃と朝晩はそれなりに寒いので冬の格好で出発です。

・今日も早朝から活動開始! しおさいロード

連休だというのに誰もいない。"しおさいロード"で金沢まで駒を進めます。朝駆けは良いなぁ~

のと里山海道で絶景ワープ

金沢港に停泊している豪華客船を横目で見て、『のと里山海道』へ。
もともとは『能登有料道路』だったこの道は無料開放され、石川県内の地域格差の解消に大きく貢献しているのだとか。
実は2008年の北陸ツーリングの際に金沢ステイして、そしてこの豪快な道路を楽しみに来たのですが、そのときは絶望的に荒天

2008年・雨の北陸ツーリング
https://…/2008/08/14/ 能登半島ツーリング~2日目~何しに行ったの・・・(?)

なので今日は二重の意味(晴れ&無料開放)で楽しみだったのです♪

・ のと里山海道を起点から突っ走る!

石川県の有料道路は、入口にデカデカと道路名を掲げているのが特徴的。旧名称の"能登有料道路"と文字数が同じなので、表面のパネルだけ交換したのかしらね(笑)


"のと里山海道"の前半は、海岸沿いに建設された豪快な高規格道路。関東圏で言う西湘バイパスの豪華版と言った感じ。豪快な道を、ほとんど交通量のない貸切状態でまったりと

・ひたすら30km、海岸沿いを走る。止まれないのがツライ @ のと里山海道

それも飽きるほど長い30kmほど。止まって写真撮影出来ないのが何とも残念。
並行して砂浜をバイクで走れる千里浜なぎさドライブウェイもありますが、オンロード車だしチェーンに砂を噛み込みたくないのでスルーします。


実は連休中だし、能登半島方面に向かう車が大挙して・・・・なんて想像をしていたのですが、やはり人々が一斉に向かうなんて事自体が東京の発想みたいでして、人流がまったくない

R249外浦街道のお世話になります

能登半島の付け根まで来たら、こんな高規格な道路は無料でも敬遠し、ローカルな国道でひたすら海岸線を。おっと・・・・昨日も越前海岸をひたすら走ったけれど、絶景に同じ場所はなくそれぞれに味があるのです。

・能登半島の付け根で、R249/県36にスイッチ

能登半島と海の位置関係から、他国に続く日本海(?)に面している側を外浦、富山湾に面しているのを内浦と呼ぶらしく、そんな外浦沿いをひたすらトレースするので通称『外浦街道』のR249。今日は基本的にこの街道を走ります。
まったり感は半端ではない♪


そして昨日に引き続き、良い意味で何もない海岸線を進むのですが、能登半島は(念を押しますが良い意味で)何もない。
旅の経験が浅いと『何もない~』『ツマラナイ~』となってしまいそうですが、ここは何もないという最大の味を楽しみたい。

・海岸線・・・・ @ R249外浦街道

青い空、青い海。そして貸し切りの道路。これ以上ないシチュエーションだよ。


だが何もないので休憩ポイントは毎回似通ってしまう・・・・
この辺りではおなじみ『日本一長いベンチ』。

・日本一長いベンチ @ R249道の駅とぎ海街道

話題性はあるのかもしれません、なんたってただのベンチがあるだけだし、何回来ても景色が変わるわけではない・・・・が、これしかないからなぁ。


休憩以外は最高~♪

・何もない・・・・それを楽しめる経験が必要 @ R249外浦街道

景色を見ながらなにか面白いものはないのかサーチモードで走る・・・・すると適当に走っているつもりでもちょっとした出会いがあります。


ナニコレは・・・・?トトロ岩ですって!(笑)

・あっ!トトロだっ! @ R249外浦街道

近くに行くと目のオブジェが置いてあり、ますますそれっぽい天然の岩。


北上を続けて輪島市に入ると、国道は海岸を離れて輪島市街を一直線に目指すように進路変更。

・輪島市に入ると国道の針路は内陸を突っ切って輪島市街へ @ R249外浦街道

だがそれではツマラナイので、海岸線への県道にスイッチ

県道38号、私好みの鄙びた絶景ロード

ちょっとした峠越えと狭隘路。なるほどここならばサンデードライバーはやって来ない領域。

・県38で一山越えて海側を目指します

もともと普通のドライバーすら居ないのでガラガラを通り越して誰もいないのですがね。


途中で見かけた滝で小休止
滝の音しか聞こえない贅沢。

・男女滝を眺めながら休憩 @ 県38

2本の滝が夫婦のように寄り添い、1本の滝になることから『男女滝』という名が付いたとのこと。県の名勝に指定ですって。


海岸線に出ても道路は狭隘のまま。たが整備された道路よりもこの方が絵になるし、走りも楽しい。

・海岸線の整備されていない感じが素敵 @ 県38

所々にある集落以外は何もない道


ちょっとしたスペースにバイクを止めて深呼吸

・国道よりもよほど魅力的な道 @ 県38

なんて素晴らしい時間なのだろう。まったりするだけの時間・・・・


今までも散々まったりしてきましたが、これは別格ですよ!

・絶景・・・・! @ 県38

荒々しい崖の脇をひたすら海岸線に沿って続く道。
遠くに見えるあの岬までいやその先までも、ずっとこの調子なのだろう♪


ようやく遭遇した集落。地域全体が防風柵で囲まれているのが自然の険しさを物語る。冬の日本海から吹き付ける風は遮るものがないからなぁ。
自動車とか駐車しておいてもすぐに錆びそうだ。

・途中にある集落は、海からの風雨を防ぐ間垣が特徴的 @ 県38大沢集落

なんでもこれは『間垣』という文化的価値が高いもの。

 海からの強い季節風から家々を守るため竹を組んで作られた『間垣』と呼ばれる垣根で集落を囲み、今日まで生活をしてきました。
 間垣は、ニガタケという細い竹を縦に差して組まれており、夏は適度な日陰をつくり、冬は冷たい強風を防ぐとても機能的なものです。
 山と海に囲まれた狭い平地に存在し、背後の山々に点在する棚田での農業と前面に広がる豊かな海での漁業により人々が暮らす、半農半漁の生活の中で間垣を用いた街並みは能登の里山里海の生活・生業を知る上で欠くことができない文化的景観です。

旅館とかあるのならば、一度宿泊しに訪問したいぞ!
だがここまでの道中、コンビニとかスーパーとか一切見ていない。未だに半農半漁の自給自足で生活しているのだろうか??


軽いクネクネと絶景。いゃ~堪らん!!(笑) ペースは上がらないけれど楽しくて仕方がない。

・果てしなく続く岬と道路。気持ちが良い @ 県38

そんな夢の時間も、道路が整備された二車線になってきたのでいよいよ終わりかな(贅沢)

観光地・輪島朝市

急に市街地の様相になり、いろは橋を越えると輪島の有名なゾーン
既にここまででお腹が空いたので二回目の朝ごはんを期待して(笑)

・いろは橋を越えると、輪島市街地

裏口からの訪問っぽくなってしまったので、運良く駐車スペースはすぐに見つかり徒歩でアプローチ。


ぬおぉ・・・・

・輪島朝市

さすが観光地、人がわんさかでまっすぐ歩けない。皆さん輪島に泊まっていたのだろうか??


肝心の食事処は朝から大渋滞。これに並ぼうとはとても思わない(泣)

・二度目の朝飯でも食べようかと思ったら・・・・無理っっ!

だがここをスルーするとこの先何も無いことも知っている・・・・
仕方あるまい。

ただひたすら海岸ロードを楽しむ

この先も道のランクが国道に上がった・・・・というか、ショートカットしてきた国道、外浦街道に戻っただけですが、基本的には海岸線の絶景の続き。

・国道になり道のランクは上がるが、基本的には変わらない @ R249外浦街道

しばらく走ると"道の駅千枚田ポケットパーク"。腹減った~
昔はこの場所に道の駅など無かったが、千枚田があまりに有名になり誕生。昨今はシャトルバスまで運行されるほどの大騒ぎ。
まぁ過去に一度見学したことがあるからなぁ・・・・


花より団子。先程食べそこねた朝食の代わりに・・・・千枚田でとれたお米を使った"おむすび"が食べられれば良かったのですが、時間が早すぎ(泣)

・道の駅千枚田ポケットパークで、チョコソフト

代打!朝からチョコソフト


っと、背景を間違えた(笑)せっかくだから棚田を背景に・・・・ちょっと遅かったですが。

・もうかなり食べ進めてしまった(泣)

気温も上がってきてインナーを脱ぎ、ここからは夏モード


デカいなあ能登半島。
ここに来るとどうしても海沿いを回ってしまいますが、たぶん内陸のマイナー県道も楽しいだろう。
2泊ぐらい時間を取りたいゾ。

・飽きてくるほど延々と続く @ R249外浦街道

信号に引っかかる・・・・なにそれ美味しいの?


ちょっとしたスポットで再び休憩。自動販売機すら遭遇が怪しいので、持参した水筒が大活躍。

・窓岩 @ R249外浦街道

連休だからまだ人が多いのだろう。これが平日だったならば・・・・そりゃ~この辺りに店も自販機も無い訳だわ。


そういえば明日は"こどもの日"か。この集落にどのくらいの子供がいるのだろうか?

・川を泳ぐ鯉のぼり @ R249外浦街道 珠洲大谷川

そういえばだいぶ前のツーリングでこの地を訪れ塩田のおっちゃんと話し込んでいたら、地元の小学生が元気よく挨拶して通り過ぎたのを思い出したわ!


いよいよ国道とも再びお別れし、最果ての地を目指します。

・県28にスイッチし、いよいよ最果てへ

途中に唯一、過去にも利用したことがある海鮮系の食堂があるのですが、某タレントの電動バイクの旅でフィーチャーされてしまったからなのか、開店前から待っている人々がいる・・・・
なんか興ざめ。新しい場所を探すことにしよう。

奥能登の最先端、狼煙

最先端、狼煙(のろし)
灯台の無い時代、この地が海の安全を守る上でとても重要だったことが残る地名。

・道の駅 狼煙

この地は私にとって未だに特別感がある・・・・それは人生初のロングツーリングの目的地がここだったから。
まだ中型免許で400ccのVFRに乗っていた頃から、旅を楽しむというよりとにかく未知な遠くに行ってみたいとこの地を目標にして、そして経験を積みました(笑)

時期相棒日程等
1994年7月VFR400R(NC24)2日間・1,234.3 km
2005年6月VFR750F(RC36)2日間・1,211.0 km
2008年8月VFR750F(RC36)3日間・1,342.9 km(ただし荒天で、禄剛崎未到達)
2018年4月VFR800F(RC79)3日間・1,337.9 km

だんだん歳と共に時間をかけるようになってきている(笑)
でも東京から一泊二日だと来て帰るだけでまったくゆっくり出来ないですもの。


ここも以前は道の駅なんてない、ただの最果ての駐車場だったのですが、道の駅に変身。


駐車場にバイクを置いて、徒歩で高台に登ります。

・灯台は高台にあるので、歩いて登ります

ふ~、暑いゾ!!
そして筋肉痛の体をほぐすようにのんびりと散歩。


高台に登ると視界が広がりますが、灯台はもう少し先。

・高台に出ました。程よく人影があります

この時期は風も心地よいし、蜂とかの攻撃もないので安心。


最果ての行き止まり。はるばるやって来ました!

・能登半島最先端 禄剛埼灯台

いつ来ても変わらないですね。大型の灯台の迫力はピカイチ。
海は・・・・今まで散々見てきたけれど、ザ・最果てからだと水平線だけ。
ここまで雲一つない快晴は素晴らしいプレゼント。


この灯台は日本海の守り神なのか、日本で唯一、菊の紋章が刻まれています。

・日本で唯一、菊の御紋章がある灯台。明治十六年七月十日初点灯

昭和レトロどころか、明治レトロ。だがレトロっぽく見えないまだまだ現役の灯台。


名物の道標。

・東京まで直線距離で302km・・・・直線だととても近いな

直線距離だと近いけれど、道路を通ると東京まで500km近くあるのよね。遠い・・・・
1961(昭和36)年にこの地を訪れた山口誓子が詠う『ひぐらしが鳴く奥能登のゆきどまり』、最果て、何もない、でも美しいというのがこの短い文から想像できる素敵な詩。
国鉄能登線の開通は1959年だから、開通のブームが一段落した頃にこの地を訪問したのかな?


この辺りの守護神。その他個人的にここは無視して通れない須須神社。

・須須神社(すず-)

本来は山の上にあり、火を焚き狼煙を上げ海に場所を知らせていた名残から、日本海側一帯の守護神とも。


ご利益はなぜか縁結び

・きちんとお参りしておきます

素敵な由来ですよね。


禄剛崎は外浦と内浦との境界点。ここからは南に進路を取り、富山湾・七尾湾を見ながら進みますが、見る景色的には一緒。
ただ今日は強い東風らしく、いままでは半島の地形そのものでブロックしてくれていたらしい。風が強くて難儀。

・ここからは内浦。でも構図は変わらず

左手は・・・・広い意味では日本海ですが、狭い意味では湾を見て走る形に。

のと鉄道能登線の廃線跡巡り

特に宛もなく流していると、そうだった!この辺りは国鉄能登線→のと鉄道になった、能登線の廃線跡があるんだった!

・のと鉄道能登線の終着 蛸島駅跡

前回もやった気がしますが、今回も廃線跡をトレースしようかしら。


頑丈なので残っているコンクリート製駅舎。そしてその裏にはホームとレール。

・ホームとレール、さらに奥には気動車が無残にも放置

事前に下調べとかをすれば良いのに、それをしないで訪問し、そして一日の終わりに宿に着いてから調べると、写真の先の方には当時の気動車が一台、野ざらしで放置されているのだとか。(写真にも非常に小さく写っている。)
知っていたら必ずアプローチしたというのに、無知の恐ろしさ
スルーしてしまった(泣)


この駅は体験運転ができる施設ということで残していたそうですが、駅の西側に道路ができレールが寸断
野ざらし気動車ももうやってこられない

・もう二度とやってこない列車を待つ設備

あぁノスタルジー。


正院駅をすっ飛ばし、この辺りの中心駅『珠洲』。
バスターミナルから道の駅に変身したのですが、当時のホームは意図的に残してあります。
そして連休中の特殊運用なのか、二輪車はホーム跡につけるように駐車せよとの指示。
ラッキー♪(笑)

・珠洲駅跡は道の駅に。なんとホーム跡に横付けする臨時バイク駐輪場!

だが、果たしていつまでこの施設を残すのだろう。
当時を知っている人も減っていく一方で、現役時代を知らない新世代の人々がこれを残す意味をどのように捉えるのだろうか・・・・


さらに駒を進めると、鵜飼駅
未だに『』であることを掲げている・・・・

・鵜飼駅跡は喫茶店に

ここは駅舎が喫茶店みたいな施設が入っているのか、お客さんもいっぱい居て賑わいがある。


駅舎の裏手のホームもレールさえないものの、雰囲気は味わえます。

・レールこそありませんが、ホームは大事に残されています

雑草が生えていないということは、誰かがきちんとお手入れを続けているということ。
ここにもう一度鉄路が復活することは無いだろう。道路が走りやすくなるということは、鉄路は廃れていくということだろう・・・・


珠洲の街から少し離れたところで寿司屋を見つけたので、ちょっと贅沢にランチ♪

・幸すし

事前情報はないが、目の前は海。多分美味しいって!!


やった~!!

・見附島海鮮丼 @ 幸すし ¥2,200円

これこれ~♪ こういうの食べたかった~!!!!
美味いっ♪♪♪♪(酒が飲みたい)
特に配膳時に説明してもらった地魚(名前失念)がムッチムチ!


名前が素晴らしい恋路駅
ここも何があるわけでもなく立ち寄ってしまう場所。保存してある過去の写真を並べると定点観測のよう(笑)

・恋路駅跡

ここのトロッコも一度も乗ったことがない。そりゃ~毎回適当なタイミングで訪問するから事前予約なんて出来っこない(泣)


松波駅跡。前回訪問時はもぬけの殻でしたが、今回は情報館が入居している・・・・が、すでに雑草に半分呑み込まれていないかしら?
連休中にも関わらず開いていなさそうというのもなんだかなぁ。

・松波駅跡 → 松波城址情報館

しかも肝心な松波城というのもここから遠いらしいし・・・・
有効活用なのだろうけれど。


三度国道から逸れて海岸沿いに針路を取り、九十九湾小木駅跡。

・九十九湾小木駅跡 → 駅舎以外残っていません

裏手にも回りましたが埋もれてしまったのかホームの痕跡が僅かに残るだけ。ここだけハイカラな駅舎なのでパッと見駅とわからないかも。
すぐ近くにはイカモールなる施設があり、イカを前面に押し出したレストランなどとても心惹かれるのですが、ついさっき美味しいランチを頂いてしまったからな。
また次回に。


下調べをしていないので、一箇所に止まって散策するたびにGoogleマップで次の見どころを検索し訪問・・・・

・絶景を見ながら、宝探しの気分

現代のインターネットのおかげでこんな旅の仕方でも何とかなってしまうのですが、本当ならば事前にプランニングしたほうが楽しめるのは間違いないですね。


宇出津駅は役場が移転してきて完全消滅。なのでその裏手に残る隧道が、鉄道が通っていた名残り。

・宇出津駅周辺は能登町役場建設で完全消滅。裏手に残る隧道

若い頃に財力があったのならば、一度この地を鉄道で訪れてみたかった・・・・


ここでGoogle先生に次のポイントを聞くと『気動車遺構入口』なる表記。
ここでも下調べしていないことを悔やむことになるのですが、持って行き場のない気動車1両が、風雨をしのげる掘割の道路橋下に放置されており、ここに行くためのポイントなのだとか。


何のことが分からずにスルーしてしまったのですが、宿で振り返ってみると・・・・

藤波駅の波並駅側能都健民テニスコート敷地内にある道路橋の下にNT100形気動車が保存されていたが、2022年5月に解体された。
・解体中の車両 https://2nd-train.net/topics/article/38757/ から引用

ぎょぇぇぇぇ~!
訪問していたらちょうど解体中の場面に出くわしたのかもしれない・・・・


やはり人々の記憶が薄くなり、そして維持できなくなりこういう運命なのだろう。


海が見える波並駅跡。

・波並駅跡 隣は藤波・矢波と波つづき。花見もできそう

植えられている木々は桜かな? もう一ヶ月早く訪問すれば、また違った絶景が楽しめそうだ。


国道沿いに目立つように移設・残置されている七見駅ホームの待合室。

・ななみ駅跡・・・・と思いきや、しちみ(七味)駅跡。

バス停に変身し、ホームなどは完全撤去済み。
ただ盛土の路盤が鉄道跡であったことを示している。


国鉄能登線では標準的なコンクリート駅舎の鵜川駅跡。

・鵜川駅跡

未だ元気に電話ボックスが稼働しているが、もうここは人が集まる場所ではない・・・・
時代の最先端を行くこともあった電話も、虚しさを演出する小道具にすらなってしまう。


甲駅跡。こちらもコンクリート駅舎。

・甲(かぶと)駅跡

比較的広い駅構内だったのか、裏手には広い空間。そして駅のホーム。


雑草がお手入れされているので駅ホームを歩けば、鉄道旅の気分。

・ホームとベンチが残る @ 甲駅跡

近くの駅の物ですが、国鉄時代の運賃表も掲げられています。
こういうのはイタズラされずに残れば良いな。


そんなベンチには・・・・

・駅ノートが置いてありました @ 甲駅跡

駅ノート!それもつい先週に置かれたのか新品!
すでに1ページ目に何名か書き込まれている。この超アナログだが味があるこの文化。スマフォではとても代替えできないだろう。


延々と巡る、廃線跡と海岸線。

・能登半島でも人が少ないエリア。良いですねぇ~ @ 県34

これでもブログ掲載を省いているくらいですから、実際はもっと濃密(?)


毎回来て思う人の少なさ。最高だわと思う反面、ここに鉄道は過剰だったのかもしれない。

締めくくりは温泉、そして海鮮でリフレッシュ

穴水の街まで来ると、この探索旅もおしまい。のんびりと宿に向かおうか。

・七尾西湾を渡る平成橋

能登島をぐるりと一周する元気はない。温泉に向かおう。


自動車の方々は駐車場待ちという行為にイライラしているようでしたが、二輪車は隅っこにでも止めれば無問題。ウエイトレス。

・和倉温泉 総湯

筋肉痛の身体を解そう・・・・


そして地のものをスーパーマーケットで入手して、部屋飲み。
和倉温泉駅前の小さなホテルの小さな和室なのですが、床から立ち上がるだけでも弱った体には大変(笑)

・超豪華!能登天然真ふぐのお刺身 & 七尾港 黒鯛お刺身

輪島朝市でも見かけたフグがお刺身で売っていた!


フグ刺しで部屋飲みだなんてなんて贅沢な気分なのでしょう。


緊張が緩んでホッとする瞬間。
眼の前の"のと鉄道"に乗り、穴水駅まで往復してこようか・・・・
残念ながら酒を飲んでしまったら、もう身体が動かない


毎日早起きですが、そりゃ~前日に疲れ切って早く寝るからだわな。
まるでキャンプ生活のように、暗くなったら寝る・・・・ツーリングを楽しむということはそういうものだと思っています。


いよいよ明日は東京に戻ります。

https://…/2022/05/05/ 中部北陸ツー4日目:最終日、距離が長いのでまったりと東京に戻ります