中部北陸ツー2日目:北陸本線旧隧道群と越前海岸、おまけで東尋坊

中部北陸ツーリングの2日目、福井県は敦賀ステイの朝。


昨日は全国的に晴れるはずだったのに雨にやられてしまった(泣)
今日こそは晴れてほしい・・・・大丈夫そうだぞ♪

・朝4時45分・・・・分厚い雲は消えている!

さっそくパッキングをして陽が昇りだしたら出発
朝型人間の私は、朝を有効活用しないと勿体ないと感じてしまうのでね。


ただでさえ空いているのですが、朝はさらに空いているのです。

・日の出とともに出発

気温は7℃・・・・
昨日に引き続き朝は寒い! 軽いながらも冬装備を持ってきておいて助かったわ~

旧北陸本線トンネル群を見に行こう!

敦賀は海の町なのですが、ここから北に行くにも南に行くにも険しい山が立ちふさがる地形。にも関わらず、関西と北陸を結ぶを大動脈はここを通っています。つまりは他はもっと難儀するということ。
大動脈の鉄路も昔は長いトンネルを掘る技術がないので山を登りできるだけ短いトンネルで抜ける線形。だがこれだと長く重い貨物列車を引けず交通の隘路に。


そこで近代の技術で長大トンネルを掘り、隘路の解消が図られました。
そんな近代化された痕跡を見学しましょう。


新しい(と言っても1962年開通)北陸トンネルに向かう途中に、地味ながら鉄道施設の見どころが。

・交直セクション 交流区間と直流区間を電気的に絶縁する死電区間(デッドセクション)

地上施設を安価に構築できる交流電化された北陸トンネル以北。対して地上施設は高価だが列車設備が安価な直流電化その切り替え点がここ


運転士が走っている途中に惰性運転し、その間に電気回路を切り替える・・・・失敗すると回路が壊れて車両故障。そんなのを毎日ミスなく手作業で繰り返しているのはすごい集中力だ(尊敬)


その先には、新線旧線の分岐点。ここには記念碑が建っています。

・新線旧線分岐点(手前の道路が旧線)に建植された記念碑

新線の開通はその当時としては相当な話題を呼んだらしく、ヘリコプターによる取材・報道まであったのだとか。それほど世間に与えたインパクトがすごいトンネル。
旧線は完全に道路に転用されてしまっていますが、そのおかげでバイクでトレースできるという訳です。


そしてこちらが新線・北陸トンネル

・新線 北陸トンネル。長さはすごいが坑口に重厚感はない

長さ13,870m。建設当時は日本最長のトンネルで、現在でも狭軌陸上鉄道トンネルでは日本最長
建設時に殉職された方の他、食堂車が火災をおこしトンネル内で停車したことで、30人もの犠牲者が。
坑口左側にあるのがその慰霊碑。


ではこの新線開通で陽の目を浴びなくなった旧線を巡ってみましょう
このコースは『近代化遺産周遊ルート』という名称が付けられて整備されています。


まず現れたのは旧北陸線樫曲隧道

・旧北陸線樫曲隧道

今走っている国道が元々鉄道跡だとよく分かる配置。そしてわざわざ隧道を避けるように道路を建設
明治時代の隧道に共通するレンガ積み構造。ただしレンガの積み方は場所によって様々。


隧道群一体で、国の有形登録文化財となっている他、土木学会選奨土木遺産にも選定。

・旧北陸線樫曲隧道(L=87m)

コンクリート坑口では表現できない重厚感。そして蒸気機関車のすすを浴びて黒くなったのは、その時代を生き抜いてきた証。


この辺り、鉄道の勾配限界の25‰の上り坂が続いています。
途中の真新しいトンネル『旧獺河内トンネル』は拡幅され元型を留めなくなってしまった・・・・


やがて巨大な碑が出現。

・新保駅跡を示す記念碑

ここに新保駅が存在したことを残す記念碑。ここも駅の遺構自体はほぼ見られなくなってしまったが、高架駅だったらしくその線形は道路にそのまま生かされているという。


この先、国道476号から逸れて敦賀市道にスイッチ
ここからさらに25‰の勾配に挑む前の葉原信号場跡(北陸道建設により消滅)を走り抜けると、正面に現れたレンガの隧道

・葉原隧道(L=979m)

葉原隧道(L=979m)内部にカーブもあり出口が見通せず、さらに鉄道サイズなので乗用車同士の離合も困難ということで、交通信号機が設置されています。
ちなみに両脇を北陸道の上下線に挟まれているという、雰囲気はぶち壊しな感じなので、深呼吸する気分ではないな・・・・


坑口は先程の樫曲隧道とは異なり石積み

・葉原隧道(L=979m)

明治29年の建築だから・・・・西暦換算1896年。もう126年も前の建築なのにビクともしないこの重厚感。


先程の新保駅の他、途中に2個所の駅があったところに小規模ながらも集落があり、そこと下界を代行バスで結んだそうですが、当時この辺りにはまともな道がなかったからこのような運用になったのかしら。
交通信号機が変わるのを待っていても、他の人は誰も訪れない貸し切りの時間。


内部は下半分は石積みで上部のアーチ部分がレンガ積みの構造。

・葉原隧道内部

この重厚感溢れる有形登録文化財の隧道を自分のバイクで走れるというのが良い。背徳感となにか遊園地のアトラクションを楽しんでいるドキドキが入り混じった感覚(笑)
この狭くて長い隧道という閉鎖空間で、自身のエンジン音が響くだけ。ゲーム・バイオハザードの地下下水道を歩いている感覚・・・・


隧道を抜けると、脇に高速道路が通じてはいるものの、それ以外に何もなし。


旧北陸本線鮒ヶ谷隧道曽路地谷隧道と小刻みに続く明治時代の隧道をくぐります。
すると近代的な施設がこんにちは、北陸道杉津PA

・北陸道杉津PAの外側から(写真は下り線PAです。)

実はここ、元杉津駅だった場所ですが、高速道路建設のおかげで影も形もありませぬ。
道中にここしか近代的な施設はないので、重厚な隧道はここへの通勤用ってことね。


駅の跡は上り線PAなのですが、ちょっと坂を登って下り線のPAまでくれば・・・・ここからの景色は絶景!

・北陸道杉津PAからの眺め

天皇陛下がこの地を列車で訪れた際に、出発をチョット待ってもらってこの景色を眺めていたなんて逸話も。


ここから先は高速道路と離れるので、隧道の前でエンジンを止めればひっそりとした空気を楽しめます。


小刻みに隧道を抜けていくのですが、敦賀側から来るとだんだん難易度が上がってくる!
この曲谷隧道は先が見通せないけれど、交通信号機はない。

・曲谷隧道(L=260m)

対向車が侵入していないことを祈って運任せで侵入するしかない!!


こちらはすべてレンガ積みの伊良谷隧道。長さが先程より長いからか交通信号機付き。

・総レンガ積み 伊良谷隧道(L=467m)

やはり青信号だと安心して走れるわ~。前途安全の証という意味では、列車の運転士の気分。


途中、何度もエンジンを止めては深呼吸。聞こえてくるのは鳥のさえずりのみ。素晴らしい空間だ。


しばらく進むとこの峠越えでハイライトとなる山中隧道
一応直線なのだが長く、1kmも先の入口の対向車の様子はわからない。ほぼ同時に隧道に入ってしまった場合は、どちらかが後退しなければなりません。

・山中隧道(L=1,170m)

交通信号機は無いので、勘に頼るしか無い・・・・がここまで一台の車ともすれ違わなかったから、普段からあまり使われていないのだろう。


ショックなのは扁額の部分が削り取られていること。誰かがいたずらで持って行ってしまったのだろうか・・・・(註:別の場所に飾ってあるそうです。)

・レンガの隧道はとても美しい

長いなぁ~!
真ん中でバイクを停車させて写真撮影しつつ、のんびりと隧道を抜けたら出口には離合を待っていてくれた地元の方の軽自動車が一台。
慣れていらっしゃいますね、そしてスミマセン。


山中隧道を出た先は、対向列車との行き違いを行うための山中信号所跡。待避線用の隧道も残っています。素晴らしい!

・山中信号所跡

写真右の隧道が、今通ってきた本線跡。そして左の隧道は途中で行き止まりになっている側線跡。


ここまで坂を登ってきた列車は一旦頭をこの側線に頭を突っ込み、そしてバックして水平な待避線に向かい対向列車を待つ。


反対側には長大な待避線。残念ながら時間が早すぎて朝霧に覆われている・・・・
肉眼だと待避線の先まで見通せるのですが、写真だと写らない(泣)

・ずーっと続く水平な待避線跡

待避線は上り線用と下り線用の2本有ったとのこと。
朝霧が神秘的・・・・早起きして良かった♪


ここから先は下り25‰の勾配に変わり、山を駆け下りることになります。
待避線の長さをギリギリまで伸ばし、本線に支障するのかロックシェッド。

・ギリギリまで待避線を伸ばしたため、本線にはロックシェッド

なんの変哲もないと思いがちですが、土木建築物としては貴重なものらしく、我が国最初期のプレストレストコンクリート造構造物。これも国登録有形文化財。
こういうときは事前の下調べというか、知識・教養が有ったほうが楽しく散策できる。


長い下り坂を降りてきて、ようやく険しさがなくなった場所には、旧大桐駅跡。

・下界に降りてきたところで・・・・大桐駅跡

わずかにホームらしき跡が残るだけ。ただこのコンクリート製の構造物は比較的新しいものでしょう。


そこから直線で更に坂を下ると新線が見えてきます。
大桐駅の代替えとして設けられた南今庄駅。

・新線に合流すると、南今庄駅

いや~、ここまでの見学が楽しかったわ~♪♪♪♪
以前から来てみたかった場所だったんですよね。

山を満喫したあとは、海を満喫・越前海岸

さて、もう一つ走りたい場所越前海岸。今いる場所が中途半端でここから海岸に出ても楽しめるのは途中から。
なので今日は時間もたっぷりあるし、一旦杉津PAまで戻って海岸線に出ることにしましょう。

・この辺りの鉄道跡ではない道は・・・・まぁこんなものだ(笑)

GWのサンデードライバーならば近づかないような道で海岸線まで降りると幹線国道8号。
今までの静けさ・人影のなさとは別世界の、関西方面から北陸を目指す人々の流れ。


だが一瞬で国道と分かれて、県道204号しおかぜライン』へ。

・県204 しおかぜライン

ちょうど先程、杉津PAから眺めていた海岸線を走る感じですね。


あぁ~、朝が早すぎることがここでは裏目に出てしまった。
ちょうど本土の西寄りの海岸を走っていて太陽は東から登る・・・・まだ陽が低いので影になってしまう(泣)


だが、快走♪~

・日が当たってくれれば文句なしなのですが、快適との天秤ならば仕方がない

海岸線をスイスイ流すって、とても気分が良い。
なんか雰囲気が静岡の"熱海ビーチライン"に似ているなと感じたのですが、後に調べたらここは元有料道路『河野海岸有料道路』だったのだとか。
おかげで途中に信号もなく、頭を抑えられることもなくすごく快適を満喫。


この道路、途中から突然国道305号に名称が変身。そのまま海岸線をひたすらトレースするルートへ。
今日はとことんこの海岸線・越前海岸をトレースします。

・なんて心地よい道なんだろう♪

時間帯なのか場所柄なのか、土地勘のない私には分かりませんが、とにかく空いていて快適の一言!


沿道には海鮮を食べさせてくれる店が有るのですが、私が気になったのはこの辺りは『活きイカの街』という看板が出ていて、イカを食べさせてくれるお店が点在。

・沿道には、"活きイカ"の看板が沢山!

迷わず私もあり付きたいのですが・・・・やはり時間が早すぎて空いていない(泣)
まぁこういうのも勉強だ。もし次回来るときはこの辺りで昼を迎えるようにプランニングすれば良いのですし。


灯台の看板を見つけ、ちょっと景色が良さそうだと寄り道。

・越前岬灯台。丹後半島の経ヶ岬灯台と対をなします

エクセレント!!
ちょっと高台にある白亜の灯台。そして誰もいないという最高のお膳立て。


今日はただひたすら海岸線を満喫。それも悪くない。

・ただひたすら、海岸沿いを自分のペースで走る贅沢

ひたすら走っても飽きることはない。それは小刻みにカーブがあったり、刻一刻と美しい景色が変わっていきますからね。


北上を続け、東尋坊方面を目指しているのですが、徐々に海岸の岩も柱状節理とよばれる柱状のものが多くなってきます。
なんかここで見学でも良くなくって?(笑)

・この辺りの海上の岩も、柱状節理になっている!

そんな景色を楽しみ、福井港が近くなると一旦海から離れるので道の駅で休憩


いや~、走った走った!
機能と違い気温も上がってきて暖かく、ソフトクリームを欲する感じ。

・昨日と異なり暖かいのでソフトクリームで一服 @ 道の駅みくに

ミルク感たっぷりで美味しい。


道の駅では晩御飯のオツマミになるようなものを物色するのですが、昨日から福井県でよく見かける『山うに』ってなんだ?

・この辺りでよく見かける『山うに』ってなんだろう?

要冷蔵か・・・・まだ午前中だしこの気温だとパニアケースに積むのはちょっと怖い(泣)

福井県で観光といえば・・・・東尋坊?

福井校を越えると、福井と言えば・・・・の大観光地『東尋坊』。
断崖絶壁の海岸でテレビドラマによく登場するのですが、そっちよりも柱状節理が大規模に広がっているのは世界的にも数か所しかない珍しい場所ということに惹かれて訪問。


ぬおっ!さすが観光地!
東尋坊入口交差点は渋滞していて、そして手招きされるがまま、有料駐車場へ。料金は¥200円ですが、指定のお店でお土産を買うか食事をすれば無料(返金)ですって。

・さすがA級観光地!人がわんさか

駐車場から歩くと参道のような両脇に飲食店が並ぶ光景があるなんてことを知らず、だいぶ手前の指定食事処で食事。


いままで道中で散々『活きイカ』の看板を見てきたので気分はイカ。
観光地価格なのは仕方がないが、それなりのものが出てくると期待して、カニとの混合セットをセレクト・・・・

・かにめし+イカ刺し ¥2,000円

・・・・_| ̄|○
なにこのしょぼいのは(大泣) 価格は多少高くなるのは仕方がないとは思っていましたが、肝心の質までがここまで低いとは、さすが観光地。
冷静に考えれば、駐車場代金などたかが¥200円。コレをケチろうとしたおかげでこの失態。


食後、運動がてらいよいよ海岸へ。途中には東尋坊タワーなるものもあり、上から俯瞰できるのかな?帰りに寄ってみよう。

・あれが東尋坊タワーか、後で登ろう

設備もすごいし人の数もすごい。どんなところなのかと高鳴る期待値


・・・・?

・世界的にこの規模は珍しい柱状節理らしいが・・・・人がたくさん

景色がどうのこうのよりも、人の多さに閉口してしまう。自殺の名所としても有名ですがひっそりしていないと雰囲気が出ない。
遊覧船も運行しているんですね。たしかに海から見てみたい気分だが、人波がすごくて嫌


ぶっちゃけ言えば崖と岩。う~む、私には合わないな。それよりも遠くに見える島と橋の方が面白そうだ。

・なんか遠くに見える橋と島のほうが楽しそう

この崖を上から見ても楽しくないだろうと、東尋坊タワーに登るのものヤメて速攻離脱(笑)


ひっそりとしているときに再訪・・・・する?

霊感あるひとには怖いの? 雄島

東尋坊から海岸沿いにバイクを走らせると小さな駐車場に到着。


眼の前には東尋坊から見えていた赤い橋『雄島橋』。そして人影はそんなに多くない
これこれ~!私にとって観光はこんな感じで良いのよ。

・雄島橋 こっちのほうが人が少なくて楽しめそうだ

あの島は雄島(おしま)というらしい。
何があるか全く事前情報がないけれど、とりあえず行ってみよう・・・・


雄島橋から眺める海の水はとても透き通っていて綺麗。そして断崖絶壁も迫力あるのが眺められるじゃん!

・こちらの断崖絶壁も柱状節理。迫力あるなぁ

実はここ、後から知ったのですがかなりの心霊スポットというかパワースポットらしく、そしていくつかのタブーが有るとのこと。
その一つが"雄島橋を渡り始めたら、途中で絶対に引き返さない"こと。


あぶねー、崖の写真を撮ったら帰ろうかと思っていたのですが、まぁ別日の日記にでも書こうかと思うとある事象がおきまして、無事に島に上陸。


なるほど、神社があるのか。せっかくだから行ってみるか。

・まるで何かに導かれるように、島の奥へ

地元の人からは『神の島』と崇められているらしい。


だが眼の前には結構な階段。普段ならばここで諦めて帰っちゃいそうですが、何故か真面目に登ってしまった私。

・中心部への階段

階段を登りきると神社と思いきや、左と右へのただの分岐でその先は登り。まだあるのかよ~(泣)


しかし実はただモノではない分岐
島をグルっと一周する山手線のような周回路と、真ん中を突っ切る中央線みたいな道の分岐。
この島のタブーで"周回路を反時計回りに回ってはならない"のだそう。
地図情報も知識も何も無い私は、この分岐を右・・・・すなわち反時計回りに


数歩のところにある道標に神社が記されていないことに気が付き、運良く時計回り方向に軌道修正。(あぶなかった~)


結果的に正しくやってきた神社。

・大湊神社

お参りもきちんと済ませ、島からの景色を楽しみつつバイクに戻りました。


ここから東尋坊とは逆方向で次の目的地に向かおう・・・・このミニサイズの隧道に何となく惹かれたのよね。

・帰りの雄島隧道にも怖い伝説がありました

しかしここにもタブーが(汗)
隧道の真ん中に横穴があり、観音様が祀られているのたとか。
そして"通り抜けるとき、絶対にこの観音像と目を合わせてはいけない"のだとか。


怖っ!
事前情報がなかった私には、途中になにもないただのトンネルとして無事に通過していたようです。

片山津温泉・総湯でまったり

昨日は寒かったのに雨に振り回されてゆっくり出来なかったので、今日は温泉でゆっくりしようかと。
地図に見ると加賀温泉郷というだけあって、あちこちに温泉がある。


どこでも良いのですが、地図からチョイスして向かったのは、片山津温泉
地図上で総湯(共同浴場)の表記が確認できたのがその理由。


ただ、実際に行ってみたら、想像していたのとはちょっと違う、それはそれはキレイな施設。まるで美術館か何かかと思っちゃいました。

・美術館か何かかと思っちゃったよ @ 片山津温泉 総湯

あぁ~、いいお湯。
中性なのでサラサラとしたお湯で、温度はちょっと熱め
外は充分暖かいのですが、バイクで走っていると体の芯は冷えているので、しっかりと熱を入れてリフレッシュ。

クネクネ成分を補充しましょう・牛ヶ首峠

さて・・・・今日はもう充分に景色を満喫したぞ。しかしまだ走行距離が100km台でほとんど走っていない


再び地図で近くの峠を探し向かってみることに。
酷道界の王者、福井/岐阜県境の国道157号『温見峠』を走ってみたいと思いはしますが、ちょっと距離が遠いのと、あそこはそんな緩い気持ちで訪問しても走破できなさそうなので、もう少し近場で・・・・
名前がなんか怖い『牛ヶ首峠』へ行ってみることに。

・加賀百万石ってこういう事?

海岸を離れて内陸に向かうと、広い平野。冬は雪がすごいのでしょうがこの時期は広大な平野が美しい。


段々と山深くなってくると、アトラクション開始(笑)

・県43 クネクネ

往路は県道でクネクネ。


どんな秘境かと思いきや、あっさりと峠に到着。何もない・・・・から秘境といえば秘境か?

・ここか牛ヶ首峠らしい

なんか怖い由来でもあるのかと思いきや、"尾根筋が狭く長い地形であり、これが牛の首に似ていることから名づけられた"とのこと。


復路は国道416号。山の中の後半番号の国道なので、アトラクション指数は高い

・峠からは国道416号で下界へ、もとい酷道416号

この写真の場所は全然快適で、下界に向かうほど険しくなる不思議な道(笑)


オンロードバイクにとっては舗装路面が綺麗であれば、道の幅やコーナーのタイト度合いは苦にならない

・やだ、楽しい♪

むしろキツいコーナーのほうが楽しい。


この狭さ、良いねぇ~(国道ですが。)

・舗装がきれいなので苦にならない

こんなところばっかり好きで走っていれば、そりゃ~渋滞とは無縁ですな(笑)


この自己責任で走れと言わんばかりの質素な道路設備、好きだわ~

・むふふっ♪ 思わず笑みが

ふ~、これでバイクに乗った感も補充できました。

今日も宿で部屋飲みです

今日は石川県白山市にステイ
距離感がわからず、回り道をしたとはいえだいぶ走行距離が短いぞ。


幹線国道8号で市街地へ。

・R8小松バイパス こんなの免許がいくつ有っても足りない

・・・・って立派すぎるでしょ!高速道路と見間違う設備。つい飛ばしてしまいそうですが、絶対に痛い目にあうから止めておきます。
さっきの国道に少しだけでも予算を振り分ければ良いのに(笑)


スーパーマーケットでオツマミを購入し宿へ。
明らかに体力が落ちているのか、あちこちが筋肉痛。情けないなぁ~。
北海道ツーリングなどで1週間每日走るのには体力が全然足りないようだ。


だがいじめた体にはビールが美味しく感じるのですよ。

・福井県産ふくらぎお造り・加賀名物の練り物・コロッケ

聞いたことない魚と、途中の道の駅で購入した、ゴボウ、海老、イカの練り物
なんか昼飯よりも部屋飲みのほうが充実している(笑)


深酒すると頭痛がひどくなりあまり飲めないという自動ブレーキがかかる体質なので、それに引っかからないギリギリのところを攻めて、思う存分飲む
最高の瞬間です。

https://…/2022/05/04/ 中部北陸ツー3日目:今日も海岸三昧!能登半島は最高なのです