きっかけはテレビ番組(録画)『寿司歩き』でちらっと写った忍野八海。そこで美味しそうな海鮮丼を食べていました。
名前は知っているしすぐ目の前の道は何度か通っているけれど、立ち寄った事はない。そして美味しそうなランチ!
悪くない。(昨日も海鮮丼だったけれど、同じ物でも何回も飽きるまで食べ続けられる人なのよね。)
しかも放送から4ヶ月も過ぎているので店のパニックも落ち着いている頃。
なのでふら~っと走ってくる&観光してくる事に。
昨日・土曜日は夜遅くまで雨でしたが、日が昇り一時間もしたら路面もドライに。予定通り出発~
東京都内を抜けるまでは仕方なく高速道路を使おう。
・昨日の雨ですっかり綺麗になった空! |
いわゆる普通の休日といった混雑具合。
雨の日の翌日なので、空がスッキリしていて景色がクリア。遠くに富士山が見えますね。今日はアッチ方面に向かいます。
都県境の小仏峠越え。ここまで下道で来ると八王子市街地を抜ける必要がありだいぶ時間がかかるので、この区間だけでも高速を使うのは大正解。
・緑がきれいに映える都県境 小仏トンネル |
いつも渋滞の先頭ポイントであるここは、上下線どちらから来ても上り坂。なのでもう一本トンネルを掘って車線増幅させる工事を実施中。
この工事にお金をかけるのであれば、ひょっとして高速道路走行車は全車に自動追従機能・定速走行機能の装備を必須にしたほうが安いのかもしれない。
峠を越え、神奈川県に入ったらすぐの相模湖ICで流出。
・相模湖ICで流出 |
トンネル一本越えて東京から脱出するだけで、視界には緑が沢山。
昔はここが観光地で賑わったというのも頷ける景色。写真には写っていないですが、山と湖との組み合わせは最強。
変わるのは景色だけでなく、バイクが楽しくなるような道。
・県76 森の中を駆ける |
通称くねくね。
しかも低速タイトコーナーもあるのでそんなにかっ飛ばなくても楽しい。
だがそんな楽しさも国道に出たらとたんに忍耐の走行(泣)
・R413"道志みち"はメジャー過ぎて、流れが遅い |
遅い車を頭に大渋滞・・・・
相当忍耐を続けた頃、頭を抑えていた車が端に寄り譲ってくれたのですが、よく見ると初心者マーク付き。
まぁ気持ちは分かるがもう少し運転に慣れてからでないと山道ドライブは大変よ!
"重し"が無くなってからは、極めて快調な走り。ライダー同士、快適なスピードはほぼ一緒なのか追い越す必要がない快適ラン♪
・富士山がだいぶ大きくなってきた! |
だがくねくねファンの私にとって、最近のかなり線形改良されてしまったR413はかなり物足りない(笑)
道の駅どうし。
・R413 道の駅どうし H=700m |
寒い!
相模湖付近ではポカポカで春の陽気。インナーなんて要らないじゃんモードでしたが、ここは別世界。
ここまでの道中に急な登坂路があるわけでもないので、いつの間にか高尾山よりも高い場所に居ることになるのよね。
この辺りの自動販売機にはまだホットコーヒーが普通に売られている・・・・もちろんホットコーヒーで暖を取ります。
・スライム・・・・ではなくて饅頭 |
ランチが目標だというのに、目の前の饅頭を我慢できませんでした。美味い。
ここからR413最大の標高ピーク、山伏峠(H=1,100m)を越えれば富士山はすぐそこ。
・R413 山伏峠(H=1,100m)を越えれば、富士山は目前 |
かなりデカい富士山ですが、のんびりと写真を撮る気分ではない寒い! インナーを着てこなかったのが響いているぞ!
ぐぬぬ・・・・まだ花見が出来るとは。季節が一ヶ月ほど遅い。
・山中湖畔はまだ桜が咲いていました |
思わずバイクを止めて散歩をしたくなる絶景。
山中湖越しに見る富士山もお見事!
・富士山が大きい! |
この景色に文句をつける日本人はおるまい。頂上にわずかにかかる雲が残念か。
山中湖から離れると、ひときわ目立つ黄色い建物。これでもかなり控えめで、もっと古くは建物全体が真っ黄色。
・忍野村と言えば・・・・世界的な大企業ファナック |
世界的なロボット会社の工場がここ富士山の麓、忍野村にある不思議。この道は『ファナック通り』というくらいだから、地域のシンボルなのでしょう。
そんな工場を通り過ぎると、観光名所の忍野八海。あえて詳しく調べないで来たので、何があるのかわからない状態での初散策
・忍野八海に到着しました |
まぁ、『八海』というくらいだから、海が8つ・・・・池が8つと言うことはなんとなく想像できます。
バイクに乗ったままだと細かい散策は無理なので、通り沿いにある駐車場にバイクを止めて徒歩にスイッチ。駐車両金¥200円は観光地にしては良心的。
えーっと、池を目指すにはこの川をたどれば良いのかな? とりあえず行ってみよう。
・この川をたどればよいのかな? |
なんとものどかな雰囲気ではありませんか。好きですよこういうの。
そして驚きの桜満開(微妙に葉桜)という、もう一度お花見が楽しめちゃうラッキーっぷり。
うんうん、ここは毎年来よう。決定!
・なんとまだお花見ができるとは! |
桜のピークが終わってしまったからなのか人影はまばら。
桜以外にも、つつじや水仙がとてもキレイに咲きほこっています。
・水仙がキレイだわ~ |
カメラ片手に歩くのが楽しい感じ。
春爛漫。
・エクセレント! |
本当はここに富士山が入ればなぁ・・・・と思うほど、微妙に惜しい画角。
ちょっとカメラを横にずらすとこんな感じ。
・角度を変えれば富士山も望めます |
まぁ多分、私が川の反対岸に渡ればよいのですが橋がない。
望遠レンズで撮影すれば桜の花が密集する感じを表現出来そうな感じですが、広角のGRには辛い領域。
・望遠レンズが欲しいなぁ~ |
そのぶん目で愉しめばよいか。
そのまま川沿いを歩いていたら神社にたどり着きました。どうやら忍野八海は川沿いから反れなくてはならなかった模様。
・神社がありました 忍草浅間神社 |
せっかくだからお参りを。
今度こそ桜に惹かれないようにして忍野八海へ・・・・って、これ!?
・菖蒲池(しょうぶいけ)湧水量=月によって消長あり |
ナニコレ。
確かに水はキレイで鯉が泳いでいるけれど・・・・ただの池?
註: 自宅に戻ってきてから調べたのですが、富士山の伏流水を水源とする湧水池が8つあるのだそう。
なんか拍子抜けしちゃったよ。
次なる2番目の池は・・・・って池同士の間隔は100m未満。すぐそこにありましたが・・・・
・鏡池(かがみいけ)湧水量=月によって消長あり |
あれれ? やっぱりどう見てもただの池。名前倒れなのかなぁ?
そんな残念な観光地のレッテルを貼りそうになりつつも、次の池へ・・・・突然周囲にお店が立ち並び観光地モードに変身!!
その中心には池がある!
・湧池(わくいけ)湧水量=2.2立方メートル/秒 |
今までの池とは段違いの大きさで、人の数もすごい。
それはこの恐ろしいくらいの透明度だからなのか?
・透明度が恐ろしい @ 湧池 |
この透明度、昨日の雨天にも関わらず濁っていないということは、水が常に流れている?・・・・ここでようやく水が湧く池じゃないかと気がつく始末。
おおっ!池の中心に近づける橋がある! そして人だかり。よく見ると『湧水口』って書かれた看板もある!
・湧水点を見学できる円形廊下 |
早速行ってみよう。
ひゃ~~~~!すごい。 三島で見てきた柿田川湧水みたいだわ。
柿田川湧水
https://…/2009/07/12/ 猛烈にうなぎが食べたかった!
・エメラルドブルー! |
水の色ってこういうことなのだろう。首都圏の日常生活でリアルな『水色』を見ることは相当に難しい。
すぐお隣にある『濁池』。
・濁池(にごりいけ)湧水量=0.041立方メートル/秒 |
大量に水が流れているので濁っていないですが・・・・伝説によると村人の飲料水となっていた池に行者が水を求めてきた人を断ったら、急に水が濁ってしまったのだとか。
お店が魅力的なのでつい立ち止まってしまった。
・焼きたて煎餅が魅力的なのです |
いい香りなのですもの。
あ~、たまらん!
・美味い |
醤油の香りと海苔の香り。日本人で良かった・・・・
『底抜池』(そこなしいけ)は有料見学施設"はんの木林資料館"内に有るのですが、この日は施設改修工事中で立ち入りができず(泣)
『銚子池』(ちょうしいけ)も見学しましたが、ページの関係(?)で割愛。
最後は・・・・どう見ても住宅の脇にあるただの池。
・お釜池(おかまいけ)湧水量=0.18立方メートル/秒 |
だが人だかりができている・・・・
すげぇ透明度。世界遺産の隣に建つ住宅っていうのもすごいな。もし私がこの家に住んでいたとしたら・・・・ウイスキーの水割りをこの水で作ってしまいそうだ。
・ひぇぇぇぇ~、ものすごい透明度 |
美味いだろうなぁ・・・・
ランチは海鮮改め、吉田のうどん
ランチはお目当ての海鮮丼のお店に行ったのですが、なんと準備中の札。まだ12時だというのにもう品切れなのだとか・・・・_| ̄|○
その理由は氷解。ハーレーの団体さんの予約が入っているという。そして店のオーナーもハーレー乗り。なるほど仕方がない。
代わりに富士吉田の街に移動して吉田のうどん。予定外の行動だったので、Googleマップで最寄りのうどん屋『車屋うどん』をチョイス。
・車屋うどん |
道からちょっと奥まった掘っ立て小屋風のうどん店。
そこそこのお客さんの入りで地元の人に愛されている雰囲気。
厨房に直接注文し、出来上がったら声をかけられるので自分で取りに行くシステム。
・セルフサービス店 |
ラインナップのフラッグシップは『肉金うどん』というものらしいが、どういうものか想像できず。1ランク下の『肉天うどん』に。
な~るほど、極めてシンプルなうどんだわ。
・肉天うどん ¥500円 |
だが天ぷらは揚げたてではなく、どちらかといえば『どん兵衛』に乗っているようなタイプ。
うどんはコシがあって、例の吉田うどんなのですが・・・・地元周辺の武蔵野うどんでも良い気がしてきました。
『道志みち』のペースの遅さを嫌い、帰りは私の好きな道県道35号。アプローチ目標は、富士急行・禾生駅。
・帰りは禾生駅経由の県道35で |
ご覧の通り頭を抑えられる心配はなし。
前回のツーリングでは日没後に走ったので真っ暗闇を難儀しましたが、この時間ならば快走路。
https://…/2021/04/03/ 春爛漫!花より団子!勝沼レーズンツーリング 2021
ストレスフリー♪
・県35 前回と違って昼間の走行は快適~♪ |
中央道と山一つ隔てて並行しているので、時間が許すのであればこちらの道を走るほうが正解。
都県境目前の相模湖ICの直前まで裏道で到達でき、まだ混雑する前に高速道路で東京都に戻ります。
・相模湖ICから中央道へ・渋滞ポイントの小仏TNの渋滞が始まりそう |
すでに渋滞の種が出来つつあったので、スムーズに通過できて何より。
忍野八海・・・・さすが観光地。見ごたえがありました。