毎年悩まされる雑草。草むしりをしてもしつこいぐらい元気に生えてきます。
その対策として、防草シートを敷設することに。
https://…/2021/02/11/ 自宅の雑草対策に防草シートを敷設してみた件(第二工区)
https://…/2021/02/05/ 防草シートで夏の草むしりから開放されるかな?の件
いままで第一工区、第二工区と少しずつエリアを区切って作業してきましたが、雑草の少ない今の季節が作業の大チャンス!
敷設作業そのものは毎回同じなので、今回は防草シートそのものに触れてみましょう。防草シートは光を遮ることで植物の生育を阻害し、雑草を生えさせなくするもの。
家庭用には大きく次の2つのタイプ。
- 土の上に敷く。その上には何も載せない単独型
- 土の上に敷く。その上に砂利を敷く複合型
前者は総じて薄いシートで、敷設後に直接日光(紫外線)を浴びるので劣化が早く、寿命は3年くらい。
後者は厚く丈夫で、強雑草と呼ばれる物も防御可能。上から砂利を敷いて日光をシートに当てないようにすれば寿命は半永久的、露出使用でも寿命は10年と、かなり頑丈。ただしお値段も高いという訳。
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・デュポン製 プランテックス240BB |
私がチョイスした『デュポン社・プランテックス防草シート』は、型番の数値部分が坪量(坪量=1平方mに使用されている繊維の量。数値が大きいほど厚く丈夫になる。)、アルファベットで色(G=グリーン色・BB=ブラック&ブラウン色(裏表で色違い)・B=ブラック)を示していて、いくつかラインナップがあります。
また、旧名称は『ザバーン』でしたが、ブラウン・ブラック系統のみ名称が『プランテックス』に変更となっています。
型番 | 厚み | 遮光率 | 想定寿命 | 備考 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
ザバーン | プランテックス | 露出使用 | 砂利下使用 | |||
350G | 0.8mm | - | 10~15年以上 | 半永久 | 斜面など砂利敷不可の場合に使用 | |
240G | 240BB | 0.64mm | 99.7% | 7~13年 | 半永久 | |
136G | 0.4mm | - | 使用不可 | 半永久 | ||
125BB | 0.4mm | 85.3% | 使用不可 | 半永久 | ||
69B | 0.271mm | 69.4% | 使用不可 | - | 簡易防草 |
なのでそこそこの性能を狙って240BBのセレクトとなりました。
更にこだわるのであれば、周辺部を止めるためのテープが発売されていたり!杭を打った穴から光が入るのを防止する為のシールがラインナップされているなど、こだわりだすとどんどんお金が飛んでいく仕組み(笑)
杭を打ち込む際はシートをぶち破る格好になるのですが、そこそこ難儀するほど丈夫なシート。これで強靭に育とうとする雑草を食い止める役目も兼ね備えます。
さて、作業の話。
第三工区は一番面積が大きいエリア。採寸結果を元にシートをカットしますが、その大きさも巨大。
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・まずはシートをカット |
幅は標準状態で1mなのですが、設置場所の奥の端が97cm、手前が1mという微妙に平行ではない形状。
敷く場所に合わせてシートをカットしたのは良いけれど、それを幅がつっかえて現場に持ち込めない・・・・
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・奥の幅が狭いので、シートを搬入できない |
ということは、シートを少しずつ敷きながら砂利を移動していく作戦が使えない!?
なので広い範囲の砂利を一気に寄せておいて、シートを敷いた後に一気に砂利を移動させる方法。
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・砂利を手前にかき寄せます |
地味~
奥の部分は一気にシートを敷いていきます。ちょうどシートがロール状になっている部分は幅1m以上あるのですが、奥に向かって幅が狭くなるのでロール状態ではここまでが限界。
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・幅の狭い部分は一気に敷きます |
そしてロールが丸まってこないように重り代わりのブロックを置き、さらに杭でも第2.5工区と重なるように固定。
PF管などの地中へ埋めている管などはギリギリのサイズでハサミでカット。
砂利の移動を小さなシャベル(園芸用こて)で行っていたのですが日が暮れそう・・・・
なので、冬季に雪かきの為に備えてある大型スコップを投入!
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・一度に搬送できる量が段違い! |
うわ~、早い早い!
重いけれどスイスイと作業が進みます。
後半は、少しずつ砂利を寄せながら、ロールを延長していくいつもの作戦が使用でき、大型スコップパワーも相まって一気に進展。
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・一気に敷設が進みます |
すげぇ~。今までの場所は狭かったので大型スコップを使用できなかったのですが、作業性が段違い!
(写真として写っている場所は)作業完了。
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・奥の方は作業完了 |
手前の方は、砂利の量がイマイチ足りない。
まあ、砂利が一部土に潜っていたりもするので、全量戻しはできていないしね。
シートになるべく紫外線を当てないようにするのが長く使うコツらしいので、全体の作業が終わったら、ホームセンターで砂利を数袋購入して補充撒きしておくことにします。