飼い猫トムくん・・・・もう8年ばかりご一緒しているおじさんネコ。
https://…/2020/11/24/ ねこのトムくん、昨日は8歳のお誕生日～♪♪♪
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| ・【使いまわし写真】8歳のお誕生日の頃の・・・・猫のトムくん |
そんなトムくんが・・・・脱走！
いや、今までも過去に何回か誤って玄関から出てしまうことがあったのですが、本人も『あっ！外に出ちゃった！（汗）』みたいな表情になり、自ら家の中に戻っていく感じ。
序章：トムくんが居ない！
ところが昨日、防草シート敷設作業の際に靴に土が付き、玄関先に足跡がついていて、その汚れを掃除していた際に外に出た模様。
https://…/2021/02/11/ 自宅の雑草対策に防草シートを敷設してみた件（第二工区）
いつもと違うのは、それを飼い主が気がついておらず掃除が終わり玄関ドアを閉めちゃった・・・・脱走というよりも締め出しか？ おそらくこれが昨日16時頃。
昨日19時頃、（人間の）晩ごはん。
普段は晩ごはんの際に、猫も一緒に反応して居間に来るのですが、この日は来ない。まぁ寝ていてこない日もあるので特に気にせず。
昨日22時。そう言えばトムくんはどこに行った？・・・・とこの時点で異変に気がつく飼い主。
家中探したけれどどこにも居ない！
ベッドの下やソファーの下、押入れやら潜みそうな所を探すも居ない・・・・（汗）
ここで時間をさかのぼって記憶を照合し、正午過ぎには日向ぼっこをしているトムくんの写真をバシバシ撮影しており、16時間頃に玄関掃除で扉を開けていた時に脱走したと推定に至る・・・・
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| ・なぜか41枚も撮影していた最後の写真・・・・の1枚 モフモフする私とご満悦なトムくん |
やばい。6時間も過ぎている・・・・（滝汗）
第一章：夜の大捜索
昨日22時、即座に懐中電灯片手に家の周りを捜索するも見つからず・・・・
『すぐ近くに潜んでいるのでは？』との人間の勝手な期待と甘い気持ちは徐々に打ち砕かれることに。
時間が時間なので猫の名前を呼ぶわけにもいかず。
さあ困った・・・・
だが暗い中で当てずっぽうに探しても無理。玄関を少し開けたままの状態にして夜明けを待つことに。
昨日23時と、本日午前3時に近くで猫の喧嘩をする鳴き声が聞こえたので、鳴き声の方に向かって捜索してみても、猫は居ない・・・・
寒い夜空、凍えずに過ごせているのかしら？
もともとトムくんは野良猫で、保護ボランティアの方が保護して去勢手術後に解放したのですが、とても弱気な猫でこのまま生きていけそうにないと再保護。
縁あって我が家に来たのです。
そんな経緯で弱々しいトムくんが、屋外で過ごしていけるとは到底思えない。どうか無事に居てほしい・・・・
布団では寝付けず、猫脱走時の対応をネット情報で色々勉強。
- 去勢されたオス猫の逃走範囲は自宅から50mほど。いやサイトによっては100mとか250mとも。
- 飼い猫は屋外に自分の匂いがあるものがないので、トイレの猫砂を自宅周辺に撒くこと。
- 一度脱走モードに入った猫は、飼い主ですら敵と思うので安易に近づいても逃げるだけ。
とりあえずは近所をくまなく探せば良さそう・・・・かすかな望みに賭けるしかない。
第二章：朝の大捜索
夜明け前に起床。
玄関を開けておいたのでひょっこり顔を見せてくれる・・・・なんてことはなく、やはり帰ってきていない。
会社に行く身支度を済ませ、朝6時から近所を捜索するも、空振り（泣）
よりによって今日は会社に行かないとダメないのよね。打ち合わせ予定もあるし・・・・
匂いのついている猫砂を玄関前に置いたり、餌も置いてから出社。
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| ・【イメージ写真】もう・・・・もふもふすることが出来ないのか（大泣） |
いよいよ、ダメか・・・・別れって突然なんだな（泣）。
第三章：有給休暇ですぐに帰宅して捜索
会社に行き、とりあえず午後休を申請したのですが、同じ猫飼いの上司が全休で良いんじゃね？的な対応で、急遽帰宅。
玄関前に置いておいた餌は無くなっている！ トムくんが食べたかどうかは分からないけれど・・・・かすかな希望の光。
慌てて補充をして12時に近所を一周パトロールするもやっぱり居ない。
飼い猫って、勢いで脱走するけれど、その後『どうして良いか分からずじっと物陰に隠れていることが多い』との事ですが、近所には居ない・・・・
逃走範囲は半径50メートルくらいらしいのですが、時間の経過とともに遠くに行ってしまう可能性がある・・・・とのこと。もう少し捜索範囲を広げたほうが良いのかなぁ。
13時、再びパトロールしても見つからず。
そして玄関に置いた餌周辺には鳥の姿が複数。やはりトムくんが食べたのではなく鳥が食べた気がする・・・・
このままパトロールを続けても、人間の体力が持たないので、作戦を考えることに。
普段、昼間の時間帯は昼寝をしていて動かず、いつも16時くらいに『お腹すいたー』と鳴くパターン。ということは16時に餌を探すためにウロウロするのでは？
それではその1時間前の15時くらいから1時間おきにパトロールすることにしよう。日没を考えると15時・16時・17時の3回がチャンスだな。
第四章：猫がお腹を空かす時間に捜索
15時、餌を求める時間帯を狙ったパトロール。少し範囲を広げて近所の家々を覗き込むように・・・・
傍から見たら完全なる不審者ですが、この頃になるとなんか吹っ切れてきます。
そんなパトロールをしていると・・・・視界の正面には空き家が1軒。お手入れがされていないので草がボウボウなのですが・・・・チラッと見えた見覚えがある黄色い猫！
野良猫にしてはきれいな黄色。『トムくん』と声をかけてみたら立ち止まってコッチをじーっと見つめている！
少しずつ近寄り空き家住宅をぐるりと囲う1m位の壁まで近寄り、敷地内の猫を観察すると、見慣れた首輪がついている！
トムくんっっ！
無事だったんだと喜ぶと同時に、これからどうしようか？
と言うのもビビりなトムくんは、空き家の床下通風孔に一箇所隙間があるのか、床下に籠もってしまった・・・・
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| ・トムくん・・・・ちょうどあの辺りの床下通風孔が通れるらしく、床下に（泣） |
予めネット情報で勉強しておいて良かったわ。これがなかったらいきなり近づいてしまうし、そっけない態度に私がパニックになっていたわ。
根気よく呼び出し続けると・・・・
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| ・だいぶ遠いけれど、玄関まで出てきてくれたトムくん |
ものすごく警戒され、少しずつではありますが近づいて来てくれるように。
ちょっと近寄り腰掛け、数分立つとまた少し近寄り腰掛け・・・・
名前の呼びかけに鳴きかえしてくれるのですが、たくさん鳴き叫んでいたのか声が枯れている・・・・
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| ・じわじわと、距離を詰めてきてくれるトムくん |
飼い主とは認識していないけれど、心は開いていてくれるのかな？
最終兵器『大好きなお刺身（餌）』を投入。しかし近づいてこないどころか、犬の散歩の人が近づいてきたら犬にビビってまた床の下へ・・・・
あちゃ～振り出しに戻ったか。
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| ・床下通風孔の前に餌をおいておびき出します |
日没の時間が近い事もあり、床下との入り口に餌を置いて呼び出し、出てきたところを捕まえようとしましたが、結局空き家の周りをぐるりと一周してまた床下に。
こりゃ～長期戦覚悟だな。
空き家で佇む不審者じゃね？的な視線に耐えつつ、空き家敷地内の玄関に陣取ってトムくんが出てくるのを待つことに。
あらっ！？トムくん！
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| ・すぐ近くまで距離を縮める事ができています |
なんか一人静かにしていると出て来てくれるのね（嬉）
まずは指を差し出して、匂いの挨拶で安心させます。（まだ警戒しているなぁ）
餌を差し出すと、恐る恐る近づき匂いを嗅ぎ、一口咥えたら猛ダッシュで安全距離に離れてからガツガツ食べています・・・・
こりゃ～相当お腹を空かしているな。そしてこの場所だと姿勢的に捕まえられない。
もう一切れ同じように食べさせ安心させたら、今度は餌の皿を玄関中央、人間の都合の良い場所まで引いてきますが・・・・この頃になるとトムくんも『なんでそんな意地悪するの～』とでも言いたげな感じで出てきて、そして私の目の前で餌をガツガツ食べています。
はい確保～
確保はしたけれど、当然暴れる・・・・
ここから自宅まで50メートル。万が一この間に腕から逃げられたら、パニックを起こしてどこに行くかわからない。
抱っこしたまま落ち着くのを待つ・・・・
待つ・・・・
しかしトムくん、通りを自転車が通ったり、自動車が通るたびに暴れて逃げようとする・・・・
ここで逃げられたら最悪。
仕方がない、危険な賭けに出よう。抱っこしたまま空き家の木々をくぐり、門扉を開け、自宅まで徒歩移動。
道中に自動車とすれ違わないことを祈るしかない。
今まで聞いたことがないようなドラ声で鳴いていましたが、暴れることなく自宅前まで移送。
ここは見慣れた景色なのか、自動車や自転車の往来もない場所だからか、急に大人しくしてくれています。
なんとか玄関を開け、室内開放～♪
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| ・アウトドアを歩いたので、真っ黒になった肉球のトムくん |
トムくん、速攻で普段いる部屋に向かい、毛づくろい。
お腹が空いているだろうとお刺身の残りを差し出したらガツガツと食べ、そして安心したのか満腹なのか巣に籠もって寝てしまいました・・・・
たぶん、まる1日食事にありつけず、野良猫のナワバリを犯しているのでケンカを売られ（昨晩、猫の喧嘩の声がする方角と発見場所はイコール。）一日中安心して寝られなかったのでしょう。
ごめんね～、トムくん。
そして無事に帰ってきてくれて何よりです。
もう脱走（締め出し）はコリゴリ・・・・
