取り付けが終わったミツバサンコーワ製ドラレコ EDR-21Gの備忘録

ヤマハ トリッカーXG250に取り付け作業が終わった、ミツバサンコーワ製のバイク用ドライブレコーダー EDR-21G

https://…/2020/04/24/ ドラレコEDR-21GをYAMAHA トリッカーXG250に取り付けよう(1)
https://…/2020/04/25/ ドラレコEDR-21GをYAMAHA トリッカーXG250に取り付けよう(2)
https://…/2020/04/26/ ドラレコEDR-21GをYAMAHA トリッカーXG250に取り付けよう(3)

画質だとかは他の世間の皆様が色々検証されて動画もyoutubeにアップされていますので省略。一点気になるのは画像の隅の方の歪み。これは魚眼レンズでなるべく広い範囲を撮影するEDRの目的からすると当然なのですが、アクションカムの流れをくむ"NECKER V1 Plus"はそこまで歪んでいなかった・・・・くらいかな。


今後使っていく上で覚えておかなければならないポイントを自分自身への備忘録としてまとめました。

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・【使いまわし写真】XG250の左側書類入れに収まった EDR-21G本体

今まで使っていた台湾製ドラレコ"NECKER V1 Plus"との比較視点が多いかも。というか、物理的な形状は異なれど仕様面では同じベクトルを向いていて、違和感なく使える!


まず、液晶画面を持たず、設定や画像確認はスマフォをWiFi接続して行うスタイルは両者共通。

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・NECKER V1 Plus用アプリ ・EDR用アプリ

・・・・できることは同じでも、クオリティーがぜんぜん違う(笑)
EDRはきちんと日本語にローカライズ・・・・というか日本でしか売っていないから日本語は当たり前。対するNECKERは言葉は一切使わずにすべてアイコンで表現することで言語問題を回避。


画像の記録媒体は、microSDカードであることも両者共通。ただし対応規格がNECKERではSDHC(32GB)までですが、EDRはSDXCに対応で256GBのmicroSDカードが使える!
なので256GBのカードを使用する前提でそれ以外の仕様は無視します。気になるのが録画可能時間。ちなみにNECKERでは5時間半で、8倍すると44時間したが・・・・

256GB媒体での録画可能時間(前+後)(常時録画/イベント録画)
↓画質 : 解像度→ 1080P FHD 720P HD VGA
HIGH 15h41m / 06h44m 23h34m / 10h06m 39h40m / 17h00m
MID 19h29m / 08h21m 28h59m / 12h26m 48h21m / 20h44m
LOW 25h26m / 10h54m 37h55m / 16h15m 62h00m / 26h35m

・・・・最も高画質なFull HDで15時間41分。前後カメラなので実際は倍の時間、かつイベント録画分も考慮すると合計44時間50分相当が記録可能で、圧縮率等はほぼ同等。 一日のツーリングシーンをまるまるカバーできてしまうね。
フレームレートは27.5fps。50Hzや60HzのLED信号機と周期をずらしているので、録画画像上で消えてしまう件にもきっちり対応。


録画したファイルは、30秒で1ファイルの拡張子mp4で、前後カメラがそれぞれ別ファイルで作成されます。SDカードを引っこ抜いてPCに挿せば、ファイル間連続再生機能を持ったプレイヤーソフトにて、動画を連続的に再生も可能です。専用のビューワーソフトを使用すれば、GPS座標に基づいて地図情報や加速度と同時に見ることができます。
まぁ最初のうちは面白くて使うかもしれませんが、すぐに使わなくなる前例が(爆)


"NECKER V1 Plus"も一つのスイッチ・2つのインジケーターランプが付いていましたが、EDRも全く同じ。ただし設置場所の関係で本体を覗き込まないとわからないNECKERに対して、EDRはスイッチユニットの設置場所をこだわれば走行中にも確認可能
スイッチを押すと『イベント録画』が始まり、最低でもその15秒手前から現在までの画像が消去されないゾーンに残る仕様。あるいは本体内蔵の加速度センサーにより強い衝撃を感知した場合も同じ動作。


インジケーターはまとめて表におかないと、いざという時に何が起こっているのか不明なので、以下に列挙。

状態 青ランプ 赤ランプ 備考
システムチェック 点滅(0.5s) 消灯 起動直後 5秒未満
録画
モード
時刻非同期 2回 群閃互光 GPS捕捉すると時刻同期状態に移行
時刻同期 点灯 消灯
衝撃感知による 点滅(高速) 消灯
手動スイッチによる 点滅(高速) 消灯
無線LAN
モード
待機中 2回 群閃光 消灯 録画モードからスイッチ3秒押しで移行
このモードは録画停止
接続中 単閃互光
異常 SDカード 消灯 点滅(0.5s)
イベント録画領域満杯 点灯 点滅(0.5s) 通常録画は継続
フロントカメラ 消灯 2回 群閃光
リアカメラ 消灯 3回 群閃光
GPS 消灯 4回 群閃光
本体 消灯 点灯

・・・・赤は何らかの異常を示す。単純かも。
嬉しいのは、SDカード書き込み異常がランプでわかること。(NECKERもわかりましたがね。) 書き込み寿命があるSDカードの異常は早く認知して交換しないと、イザという時の備えになりませんからね。


動作温度 -20℃~70℃(本体)・-20℃~60℃(カメラ)と、必要十分。消費電力は0.35A(平均)と、まぁワンボードマイコンとしては大きめかしらね。


設定可変項目一覧はこんな感じ。

設定項目 設定選択肢
画像サイズ 1080P FHD 720P HD VGA
画質 HIGH MID LOW
衝撃検知度 LEVEL5 LEVEL4 LEVEL3 LEVEL2 LEVEL1 OFF
音声記録 ON OFF
上書き保存(常時) ON OFF
上書き保存(イベント) ON OFF

私的には、いままでも衝撃検知機能は無効にして運用してきたので、それに習って今回も無効にするかな。
画像は最大での『1080P FHD × HIGH』か『720P HD × MID』辺りかな。しばらく使って画像を見くらべながら最終決定します。


なんか比べれば比べるほど、NECKERとの違いはあまりない。結構台湾ドラレコNECKERは先進的な仕様だったんだな♪
そして最後の最後に代表的な項目の仕様比較をしたのですが・・・・

製品名 画質 データ
形式
画角 F値 防水
規格
内蔵電源 寸法
重量
記録
媒体
その他
耀星
NECKER V1 Plus
1080P Full HD(1920x1080)
30fps
MOV/H.264
5分/ファイル
160度 F1.8 IPX8 3.7V/800mAh
2h使用可
W34xH34xD108
140g
microSDHC
Max 32GB
USB給電
Wifi
ミツバサンコーワ
EDR-11/21/21G
1080P Full HD(1920x1080)
27.5fps
MP4/H.264
30秒/ファイル
162度 F1.8 IP55(本体)
IP66・67(カメラ)
- W74.5xH19xD100
223g
microSDXC
Max 256GB

Wifi

唯一、NECKERの軍配は電源が切れてからも内蔵バッテリーにより設定時間録画が続くこと。というかかなりデカいアドバンテージかも。
というのは、万が一のバイクが潰れるような大事故の際に、瞬時に電源供給が途絶する可能性が十二分に考えられ、その時に録画していた決定的瞬間がファイルに書き込まれていない可能性があります。結構致命的な欠点とも言えるかも。


NECKERはオールインワンで車両前方に設置のため事故の際に潰される危険があり、それを丈夫なアルミの筒状ケースに内蔵することで保護しています。対するEDRはプラスチック筐体ですが、本体は比較的つぶされる危険の少ないシート下に設置しカメラが潰されても画像は記録されると勝手に想像して保存確率が向上すると喜んでいたわけですが・・・・
たとえばカメラユニット内部の電源がショートした場合、カメラ部分だけのヒューズが切れてドラレコ本体は無事に動き続けるのかとても不安になってきた・・・・なんか本体のヒューズが切れ、全体が落ちる気がする(泣)
GPSとかユーザーうけする機能を搭載し、非常時に活躍できうる回路なのか、その辺りを全然考えられていない気もしてきた・・・・


ぜひミツバさんの次世代製品では小容量でも良いので書き込み完了までバックアップするキャパシタ的なものを内蔵し、各ユニット毎のヒューズを搭載したフォールトトレラント設計にして欲しいと思います。


使い勝手はNECKERとほぼ同一。VFR800F(RC79)にも搭載することにしようと思ったけれど、上記欠点を解消するために自作でキャパシタユニットを作成することにします。
スペース的にXG250には積めませんが、RC79には積めそうだし。

https://…/2020/05/09/ ミツバサンコーワ製EDR-21Gドラレコに関してメーカーに質問していた件