二輪車に対する様々な問題を話し合う、自民党内に設立された政務調査会『二輪車問題プロジェクトチーム』。ここで承認された政策は、すなわち国策となる重要な場。
それら問題の中で、一番期待しているのが『二輪車に対する高速道路料金の値下げ』。現行、軽自動車と同じ料金で、普通車に対して係数0.8を乗じた値に設定されています。
・【イメージ写真】高速道路の通行料金が、軽自動車と同じというのは納得いかない・・・・ |
がしかし、どう考えても軽自動車と同じというのはおかしいと政治の世界で議論していただいているのはすごく良いことで、期待しています。
https://…/2019/06/04/ 自民党二輪車問題プロジェクトチームの会合(2019年3月)を振り返る
・・・・でも2019年3月の会合を最後に、進展がない?(泣) 一時期は毎月開催されていたほど活発だったのに。
私が知りうる情報網はネット検索だけなのですが・・・・例えばPTの事務局長を務める三原じゅん子議員のブログ( https://ameblo.jp/juncomihara/ )でも、ピタッと登場しなくなったんです。
2018年3月の会合で、バイク通行料金を『軽自動車の5/8にすることを最終ターゲットにする』と定めたのは、すごく合理的。
また、ヤングマシンの記事( https://young-machine.com/2019/08/26/42764/ )によるとこの目標を達成するためには課題があり・・・・
- ETCシステムの改修(5車種区分を6車種区分に増やす)が必要
- ただしシステム改修に200億円かかる
- 事前登録したETC搭載バイクを対象に最大半額となる"ツーリングプラン"の仕組みを利用した場合、(高速道路会社曰く)『登録されたお客様は全て2輪車であると見なしているのでシステムとしての改修はほとんどやっていない。コストはゼロと考えて頂いて結構』とのこと。
- 二輪車料金を安くした分だけ、通行料金が減収となることに対する対応
- バイクの通行量を調査したところ、全体のわずか0.38%と判明。全体収入の0.38%が5/8に減額した場合、約60億円の減収
・・・・とのこと。目標に向けて課題もかなり絞り込まれている様子。
事前登録型にすればシステム改修コストはかからない・・・・
残るは収入が60億円減収となるが、ツーリングプラン等による割引で需要が喚起できれば、減収分が減るはず。
ライダーの皆様には積極的にツーリングプランを使って、値引きが有るとこんなにライダーが増えるんだぞ!というデータとして表せられることができれば、もう一歩議論が進むか?
課題は減収分のみ・・・・なんか明るいはずなのにピタリと議論が止まったのは・・・・なんかいろいろ勘ぐってしまう。
せっかく良いところまで切り込んだのに、ここで終わっちゃうのか(大泣)