自宅の風呂の換気扇・・・・なんだか最近音が大きくなってきた気がします。ちょうど10年が経過して、そろそろ劣化してくる頃。
・なんか音が大きくなってきた気がする風呂換気扇 |
早かれ遅かれモーターが駄目になるでしょうし、交換かな?
自分で交換できるか調べてみましょう・・・・って、世の中が便利すぎる! わざわざYouTubeで動画を上げてくださっているじゃん~♪
これならば手配する部材さえ間違わなければ私でも出来るな。しかも作業には電気工事士の免許が必要な領域もあり、以前取得した免許が有効活用等できるね。
https://…/2015/02/18/ ようやく・・・・第二種電気工事士免状が交付されました
風呂にある点検口から換気扇の裏側を覗くと・・・・
・天井裏にあった換気扇本体 |
・・・・換気扇本体がこんにちは。ここに型番シールがあれば一番手っ取り早いのですが、無いな。
ていうか、ダクトは本来、屋外に向かって下り勾配でないと結露した水滴が室内に伝って来てしまうではないか!
ただ、手の届く範囲だし、周囲に障害物もなく電気配線もすぐ近くにジョイントボックスがあり、自分での作業はなんの支障もなさそう。
・手が届くところにジョイントボックス。なんかずいぶん長く被覆をむいているゾ!? |
ジョイントボックス周辺の被覆といい、雑な施工だなぁ(笑)
現行品の型番がわからない以上、採寸が必要だな。
え~っと、ユニットバス筐体そのものがパナソニック製なので、換気扇もパナソニック製をチョイスすれば取り付け穴とかそのまま流用できる可能性が高いな。
Webサイトでパナソニック製の風呂換気扇ラインナップをみると、開口部の寸法が170mm、240mm、270mm、320mm・・・・と大きくなっていく模様。
うちのはこの一番小さいやつか、その上のやつであろう。これと同じ寸法だとラッキーなのだが。
え~っと測ってみると・・・・
・外形が230mmか |
これで240mm製品の可能性は消えた・・・・。後は開口部が170mmかどうかだな。
カバーは外せるのだろうか。爪を引っ掛けてみると・・・・
・内径は160mm・・・・? |
簡単に外れるじゃん。大掃除でも対象外だったここは汚いなぁ~。しかし寸法に170mmという数字は出てこない・・・・
おっと、ファンフードの内側に型番シール発見!
・パナソニック RL3716 |
これが分かればあとは調べればどうにでもなります!
よしよし、一旦もとに戻しておこう。
再びWebサイトで型番から調査すると、やはり開口部=170mm製品であることが判明。そして最新の製品ラインナップで、互換性のある170mmの風呂換気扇を調べてみると・・・・
- | 型番 | 特徴 | 定価 | 実売価格 | 消費電力 | 風量 | 騒音 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
現使用品 | RL3716 | ACモーター | - | - | 8W (50Hz) |
85㎥/h | 27.5dB |
候補1 | FY-17CD7V | DCモーター 強弱運転 |
¥19,500 | ¥7,000 | 強2.4W 弱0.9W |
強90㎥/h 弱45㎥/h |
強28dB 弱18dB |
候補2 | FY-17C8 | ACモーター | ¥14,500 | ¥4,195 | 7.6W (50Hz) |
95㎥/h | 23dB |
・・・・なるほど面白い。DCモータータイプだと強運転と弱運転も切り替えができて低消費電力が魅力だが、風量や騒音はACモータータイプが強み。
それにしても実売価格が安すぎ! 巷の電気屋にお願いすると定価+工事代となるからそれなりの値段になるなぁ。
強弱切り替えは魅力だけれども、自宅の既設回路が強弱運転に対応していないので、新たに3路スイッチを追加する必要がある・・・・
結線図を見ると、とりあえず固定配線でも使えるので、ここは後々でも良いか。
この時点で私の興味は完全にDCモータータイプ。
取り付け穴の物理的な形状は、現使用品と完全一致。機械本体の高さが少し伸びますが、取り付け場所は問題ないどころか、ダクトに下り勾配を付けられるので願ったり叶ったり。
私の眼中では価格差は問題ではないのですが、技術的な興味から電気代を計算してみよう。前提条件は、基本的に24時間365日の常時運転。ACモータータイプは東日本の50Hzで使用し力率は1とします。
また、電気契約は現在契約している東京電力の『電化上手』(新規契約は終了)。電化上手は季節と時間により電気料金が異なるので、ちょっと計算が面倒。
一年を『季節』で区切り、かつ一日を『時間』で区切り、それぞれに1kWhあたりの料金が設定されています。
区分 | 期間 | 日数換算 |
---|---|---|
夏季 | 毎年7月1日から9月30日 | 92日 |
その他季 | 毎年10月1日から翌年の6月30日 | 273日 |
区分 | 期間 | 時間換算 |
---|---|---|
昼間時間 | 毎日午前10時から午後5時まで | 7時間 |
朝晩時間 | 毎日午前7時から午前10時まで と 毎日午後5時から午後11時まで |
3時間+6時間=9時間 |
夜間時間 | 毎日午後11時から翌朝の午前7時まで | 8時間 |
区分 | 夏季 | その他季 |
---|---|---|
昼間料金 | 39.44 | 32.32 |
朝晩料金 | 26.49 | |
夜間料金 | 12.48 |
- すべての熱源を電気でまかなうオール電化住宅は、『全電化住宅割引』で電気料金が5%割引になります。(ただし、夏季・昼間時間を除く。)
- →我が家の場合はこれが適用されます
- 通電制御型夜間蓄熱式機器を使用の場合は、機器の総容量 1kVA につき 154円00銭割引になります。
- →我が家の場合は2kVAで、毎月¥308円割引
これらを踏まえて、現使用品や新候補品の一年間の電気料金を計算してみましょう。
現使用品 | 消費電力 8W(メーカー仕様値) |
---|
消費電力は・・・・8ワット。
ここからまずは一日の電力量を・・・・区分ごとに求めないと料金にたどり着かないので、区分ごとに計算。
昼間時間 | 8W×7時間=56Wh=0.056kWh |
---|---|
朝晩時間 | 8W×9時間=72Wh=0.072kWh |
夜間時間 | 8W×8時間=64Wh=0.064kWh |
季節区分を加味して、年間の電力量と電気料金を計算。
- | 年間電力量 | 料金単価 | 年間料金 | |
---|---|---|---|---|
昼間時間 | 夏季 | 0.056kWh× 92日= 5.152kWh | 39.44円 | 203.1949円 |
その他季 | 0.056kWh×273日=15.288kWh | 32.32円 | 494.1082円 | |
朝晩時間 | 0.072kWh×365日=26.28 kWh | 26.49円 | 696.1572円 | |
夜間時間 | 0.064kWh×365日=23.36 kWh | 12.48円 | 291.5328円 | |
合計 | 1,684.993 円 | |||
全電化住宅割引 5% | 1,610.903 円 |
なるほど年間¥1,611円って、微々たるものだなぁ・・・・でも換気扇一つでこの料金は高いとも言えるか?
同じ方法で、新候補品の年間電力料金を計算して羅列してみましょう。
- | 型番 | 運転モード | 消費電力 | 年間電気料金 (小数点以下四捨五入) |
---|---|---|---|---|
現使用品 | RL3716 | - | 8W | ¥1,611円 |
候補1 | FY-17CD7V | 強 | 2.4W | ¥483円 |
弱 | 0.9W | ¥181円 | ||
候補2 | FY-17C8 | - | 7.6W | ¥1,530円 |
候補1の強運転モードを一年間継続して¥483円。候補2の¥1,530円との差額は¥1,047円。
実売価格は候補1が¥7,000円、候補2が¥4,195円で、差額は¥2,805円。3年弱で購入価格以上に電気代が浮くことになります。強弱運転を切り替えることによってさらにお得に使えそうな気がしてきました。
DCモーターだとプラシがあるぶん寿命が短いような気もしますが・・・・保証期間の5年は持つでしょうし。
よし、候補1を購入することにしよう!
つづく