バイク乗車時に使用するヘッドセット。自作なので部材は自分で選定したのですが、ヘルメット~バイク間の接続は汎用のLANケーブルをそのまま使用。
ツイストペア線3ペアが必要だったのと、壊れたときの再入手容易なところが決め手。
・【使いまわし写真】ヘルメット~バイク間のLANケーブル配線 |
しかし使い込んでいくと、LANケーブルの長さをセンチ単位で調整したり、転倒時の自動離脱のためにマグネット脱着式へ加工したりと、簡単に代替えが効かない状態に陥ることに。
https://…/2017/07/28/ 代休とってプチ試験走行 ヘッドセット接続用LANケーブルの改良
https://…/2017/07/21/ 磁石式LANケーブルの製作
https://…/2010/09/02/ 快適な時代へ・・・・LANケーブル製作
なのでしばらく交換せずに使い込むことになり、そして最近外皮に亀裂が入り、断線は目前!
仕方がない、新しいのを作るか。
長さをカスタマイズする必要があるので、市販品のコネクタを切り落として長さを調整した上で、再度コネクタをカシメる必要がありますが、工具は持っているのよね。
https://…/2017/02/15/ RJ45コネクタかしめ工具購入
あと、これも使い込んで分かったのですが、なるべく柔らかいケーブルが良いの! 今のやつはビニールが硬化。重力で垂れ下がらないもの。
最近の転送速度高速化により、十字仕切りを内包したカテゴリー6ケーブルが主流になりつつありますが、それは硬いからイヤ!
カテゴリー5e、いや無印カテゴリ5が良い・・・・
むむむっ!
・柔らかいと銘打ったLANケーブル |
柔らかLANケーブルなるものが売っているではありませんか。
世の中の人々も、『柔らかさ』でケーブルを選定するんだぁ(笑)
ただ、中身を調べてみたらビニール等の材質を柔らかくするのではなく、導体を細くすることにより柔らかくしているとのこと。
・左が普通のLANケーブル・右が柔らかLANケーブル。かなり細い! |
すると気になってくるのが、手持ちの工具とコネクタで、この細いケーブルをカシメることが出来るのか?という点。
まぁ、実際にやってみるしかないだろう。
しかしやはり導体が細すぎて、RJ45コネクタに導体を差し込むのですが・・・・なんと言ったら良いのだろう?同じ通路に2本入っていこうとしたりして、正規の位置に8本をセットするのが大変!
そして反対側のメーカー出荷時から付いているコネクタは樹脂封印してあり、どのピンにどの色のケーブルが刺さっているのか判別不明。
・ようやくセットできたRJ45コネクタ |
多分この配置だろう・・・・と僅かなヒントから標準B配置と想定。カシメてはみたものの、ケーブルが細くコネクタがかなりぐらつく・・・・。別途、弾性接着剤で密封する必要があるな。(ていうか、本来ならRJ45コネクタを細いケーブル用に変えねばならない。)
結果の確認は、ノートPC同士を繋いでpingが通るかで確認。通信はできましたが・・・・
正規のLAN機器であれば、ツイストペア線を平衡モードで使用していて、ペア線の+/-が入れ替わっていても通信ができてしまうので、4ペアの配線ができていることは確認できても、極性があっているかが確認できない。
細かすぎてテスターリードや廃部品の足でも接触できないし・・・・
この+/-が入れ替わっていると、私のヘッドセットでは致命傷。不平衡モードでどちらか一本はGND固定にしているので、最悪はマイクに供給する+5Vを短絡させてしまう・・・・
この際、LANケーブルチェッカーを買うか、LANコネクタ(メス)を2つ買ってきてテストをしないと、安心してデビューできないぞ!
仕方がない、秋葉原に行こう!