高松→ラーショ→NTT技術史料館の見学が見応えあった件

九州→四国のはしご出張も終わり、今日は移動日
まぁ、普通に陸路で移動すると7時間ほどかかる距離なので、それだけでも疲れる・・・・が、明日の土曜日曜をくっつけてゆっくり旅をして帰るという手もありますね。


・・・・がしかし、私のチョイスは朝から移動開始。

・ことでん

昨日までとは色が違う"ことでん"。ラストことでんで高松駅へ。


そこから快速マリンライナーで本州へ。

・瀬戸大橋

さらに大急ぎで新幹線に乗り継ぎ


ホームには懐かしい高性能過ぎるので衰退した新幹線500系。

・あっ! 久しぶりの新幹線JR500だっ!

こだま専用、かつ西日本管内のみの運転なので、私の生活圏ではなかなか見られない。


6月末で消失してしまうエクスプレスポイントを使うためにグリーン車を処方して、ガッツリと睡眠しつつ・・・・おっと!最近は新幹線車内で無料WiFiが使えるようになっていて、つい使い込んでしまった(笑)
大急ぎで東京に戻ってきて、遅めのランチは・・・・

・ラーメンショップ小川店

ラーメンショップ。(←えっ? 良いのかよそれで。)
海鮮続きだったもので、肉こってり系に行きたくて、ココ。


なんと言っても特徴は、こってり過ぎないこってり感

・チャーシュー麺 並盛り

私にはこの程度がちょうど良い。


ここから、目と鼻の先の西武鉄道 青梅街道駅

・西武鉄道 青梅街道駅

単線で、ほどよく寂れた感が、東京都内とは思えない感じ。


西武鉄道の絡まった糸のような路線を乗り継ぎ、聞いたこともなかった東伏見なる駅で下車してしばらく歩くとたどり着いたのがココ。

・NTT武蔵野研究開発センター内の、技術史料館

NTT技術史料館木曜日と金曜日の午後しか一般公開されていないので、来たいと思っていてもなかなか叶わなかったのです。土日コンボの旅よりもこちらを選択した次第。
慌てて帰ってきて、夕方ちょい前に滑り込むことができました~!


展示スペースは、専用の建屋があり、建て増し工事中だったので一部立ち入り制限されていましたが、それでも広大だし、通信に興味がある人には見ごたえありすぎ!
半官半民の大企業だからこそなせる技ですが、歴史的な価値はすごいし、こういったものを後世に残していくということはとても大切。


懐かしの公衆電話青電話がお出迎え。昔は公衆電話本体から110番や119番を直接ダイヤルできず、赤い小型の専用ダイヤル機を回す必要があったのよね・・・・

・丹頂鶴型電話ボックスと、青電話

赤電話の場合は、お店の人に申告して鍵を回さないとダメ。
ばあちゃんちが小さい商店だったので赤電話が設置されていた環境だったのですが、すごく懐かしい。ばあちゃんちがへの連絡は、その赤電話にダイヤルしていたものなぁ・・・・今思い返せば斬新(笑)


電話交換機も、理屈では回線交換とわかっていても、現物にすごく興味あり。
交換手による手動交換を、自動化するために導入されたステップ・バイ・ステップ交換機

・ステップ・バイ・ステップ交換機(カットモデル・しかも動かせる)

Wikipedia等で文章での動作原理を知ることと、実際に動きを見るのとでは、その理解度が雲泥の差。


電話機からのダイヤルパルスをそのまま利用してソレノイドを駆動してセレクタを動かし、物理的な配線を切り替えていく・・・・こりゃ~見た瞬間にメンテナンスが大変そうだと思いましたが、リレーすらない時代ならばこれなのかもしれません。
青く光った部分がセレクタ。1回目のダイヤルで縦に動き、2回目のダイヤルで回転方向に動く。つまりこの筒一つで2桁に対応し、これを多段に接続することで、ダイヤル桁数に応じた回路を動的に構成する・・・・。すごい無茶だけれども、それをやっていたのだものなぁ。

・ステップ・バイ・ステップ交換機(の一部分)

こうやって、域内(市内)は自動化されても、市外はまだ手動。
遠距離に電話をかけても、いくつも電話局を中継するため、その全てで回線の空きが無いとつながらず、交換手に接続を依頼しても、空きを待つので一旦電話を切り、交換手から接続が完了した旨の折返しの連絡を待つ・・・・気の遠くなる時代。(東京〜大阪間といった幹線ですらこんな状況。)


全国即時化、自動化を掲げて電話網を発展させていった歴史が面白い。

・金帯をまとった赤電話

だから昔の赤電話には、金色の帯で『市外通話も使えます』って書いてあったのか!域外につなげるのが大変だった頃の名残りなのね。


そんな全国即時化を担ったのが次世代のクロスバ交換機。これも膨大な数のリレーと、バーを動かすソレノイドで構成されていて、メンテナンスが大変。

・クロスバ交換機と保守作業 写真中央がクロスバースイッチ

そもそもメンテナンス要員が全国にくまなく必要になるため、その要員を育成する学校(中央電気通信学園 大学部・鈴鹿電気通信学園 専門部)を作ってまで要員を育てる・・・・とか。人海戦術での対応がすごい


エントランス部分の誰にも親しみやすい展示とは一線を画すゾーン。A~Jまでブロックで分けられて(ただし工事中のため、Jブロックは入れませんでした。)ブロックごとのテーマに基づいて細かく展示
もともとは社内向けの展示を、ここまでの資料を公開しないのはもったいないということで一般公開しているので、内容はかなりディープ!

・Eブロック アクセス系インフラと所外インフラの技術

単純に電話交換機と公衆電話を見に行った感が強かったのですが、ひと通り見てみるとさらなる多方面への興味が湧いてくる・・・・


クロスバ交換機C400型が全盛だった頃、各地の電話局の建築構造も標準設計化され、交換機がでかすぎる時代の大きさに合わせて建物を設計。どこの電話局も似ているなぁ~と感じていたのはそのせいか。
そして時代とともに電子交換機デジタル交換機へと変化し、その占有スペースも大幅に小型化。局舎内スペースが余っちゃう様子とかもよくわかったし、標準化はいたるところまで徹底され、よく見かける無線塔も4種類からの選択式。

・マイクロ回線用無線塔も、標準設計に基づいて全国に設置

無線塔どころか、マンホールの蓋一つから、ケーブル、ローゼット、配線作業の標準化まで、いろいろうんちくがあるのね。


導体はおろか、絶縁体も限界まで細く・薄くしたケーブルをたくさん束ねる歴史・・・・とか。

・ケーブルの進化

それら極細のケーブル同士を接続するためには・・・・


一つ一つをネジ止めしていたり・・・・

・茶色い部品でケーブル同士を接続

数が多いのでとにかく大変!


そしてこんなケーブルが、世田谷電話局とう道火災で消失し、銀行のオンラインを含む広範囲に影響を及ぼした事故とか・・・・


面白い。もう一度じっくり見に行かねばなりませぬ

・おまけで貰った、ペーパークラフト

入館無料だというのに、オマケまでもらえたし。


ただ、子供には少し難しすぎるな。最低でも陽性の高校生、あるいは大学生以上じゃないと真髄を味わえないかもしれません。