今日は、走り初めの際に目的地の候補として上がっていた伊豆半島の、爪木崎水仙まつりを見学しに行くツーリングに出かけてみましょう。
爪木崎・・・・一昨年に初めて行ってみたのですが、真冬に設定するツーリングの目的地として、山を走りたい衝動を抑えるのに苦労しますが、距離は最適。
https://…/2017/01/22/ 伊豆下田・爪木崎水仙まつり アッチコッチに水仙がスゴい!
出発は、朝6時。
信じられないことに、車載温度計は4℃を示していて、とても暖かい。
・朝6時前のスタンバイ中。気温が4℃もある~ |
・・・・おっと、激しいピンぼけっぷり(泣)
愛用のデジカメリコー・GR2は故障修理中のため、代用として昔愛用していたリコー・GRD4を首にかけてお出かけ。
https://…/2019/01/16/ 愛用デジカメ リコーGR2 初めてのドック入り
がしかし・・・・このデジカメ、ピント合わせ機構が少々おかしくて買い替えに至ったのを、自宅に戻って全部の写真を見返したら思い出したわ・・・・(泣)
全写真の40%がピンぼけという大失態!
今日の日記は、各所で写真がなかったり、ピンが甘い写真が出てきますが、そういう事情なのでご容赦ください。
・なぜこんなところに合焦するのだ? @ GRD4 |
走行中の何気ない撮影でも、なぜか目と鼻の先のフロントスクリーンの縁に合焦・・・・
走り出すと、グイグイと下がる気温計は、氷点下1℃。
まあ慣れよね。カイロ数枚&完全に着込んでいるとバイクで走行可能な気候であればなんとかなる。
そして先週に盛大な振りがあったとおり、まずは圏央道・相模原愛川IC脇にある、ラーメンショップ当麻店で、蓄熱朝ラー!
・朝日が眩しい・・・・ラーメンショップ当麻店 |
まだ時刻は朝7時だというのに、数名のお客さんがラーメンを楽しんでおられるのが驚き!
しかもチャーシュー麺なんて重いメニューを朝から行くのは私ぐらいかと思っていたら、私の前で食券を購入した人もチャーシュー麺! モーニングラーショ界では普通のことなのかもしれない・・・・(笑)
これから寒さと戦うために、しっかりと食べておこう。チャーシュー麺並盛り。
・チャーシュー麺(並) @ ラーメンショップ当麻 |
むむむっ! 豚骨が薄っ!!!
先週の午後に食べたときは、結構豚骨を感じられたスープだったのに、今日のこれは完全な別物。まだ朝早すぎて豚骨が十分に煮出しきれていないのか?
これは残念・・・・_| ̄|○
やはり世間一般の時間帯に食べに来たほうが良いのかもしれません。モーニングラーメン作戦はやめたほうが良さそうだな。
さぁ走ろう! 今日も天気はピーカン! 冬の空気は澄んでいて、青空がキレイだわ♪
・素晴らしい青空 @ 圏央道 |
目指すは伊豆の入口・小田原なので、普段だと小田原厚木道路で一直線なルートを取ることが多いのですが、あの道路は内陸を通るから寒いのよね・・・・
高速道路の料金を調べてみたら、海沿いのルートを取ってもほぼ変わらないので、今日は一旦湘南海岸まで出てしまい、暖かい海沿いを走ることに。
その狙いは大正解で、くっきりと見える箱根の山並みと、海と青空を眺めつつ、拷問的な寒さに襲われることもなくまったり走るのが最高。
・箱根の山並みが広がる・・・・ @ 西湘バイパス |
これでは山に登りたくなってしまうではないか! 12月~2月は峠走行自主規制期間だからなぁ、ガマンガマン。
異様に空いているような気がするけれど、これは時期的なものかしら? ここは夏が似合う街だからなぁ。 あと一ヶ月もすれば河津桜の季節になり、この先にかけて大渋滞必至だもの。
海を見ているだけでテンションが上がる!この時期のバイクだと伊豆半島東海岸での走行ルートは、この国道一本に限定されてしまいますが、有料か無料の選択ぐらいは可能。
これだけ空いているのであれば無料ルートでも良いのでしょうが、やはり有料ならではの信号レスな感じが好き。
・真鶴道路 新道 |
まぁバイクだと¥150円と、缶コーヒー一本分だしね。
だがしかし、この辺りは有料道路だらけ。再び海岸沿いの熱海ビーチラインでワープ。¥200円。
・熱海ビーチライン |
この道もキロ当たりの料金は、真鶴道路とピタッと同じ¥33円/km(二輪車)。だがしかしココを嫌うドライバーは多いようで、真鶴道路よりも空いている・・・・だからこそ私は好きという天の邪鬼。
伊東市を抜け、東伊豆町に入ったら、ちょっと寄り道。
一昨年、稲取細野高原に『まったり』しに行ったら、大型バイクではちょっとハードな道だったので一番上まで登れなかったのよね。
https://…/2017/06/10/ 貴重な梅雨の晴れ間・偵察ツー 痛恨のミスオーダー
その時、すぐ隣の東伊豆町風力発電所であれば、同じようなロケーションで、かつ大型バイクでも容易に頂上まで行けるらしいので、今回はこちらを目指してみることに。
・ん!? 国道から逸れたけれど、ずいぶんと高規格だなぁ |
国道から逸れて道を登ると・・・・おっ!序盤はずいぶんと整備されているなぁ!と思って調べたら、ここは国道だった道。
更に前の国道が海岸沿いギリギリを通じていたのが、伊豆大島沖地震の際に被災して放棄。その代替としてだいぶ内陸を通るこの道が国道として整備され、さらに元有料道路『東伊豆道路』として整備された現国道にその役目を譲ったけれど、豪華な整備の跡が残ったという訳か。
この国道跡からさらに逸れると、さすがに今度はチープな道。でもすでに風車がチラ見できていて、期待が高まります。
・丘の上に登る・・・・ |
道路幅は1.5車線。ただしスピードが出せないように意図的な凸凹があり、やや走りづらい。
そんな登坂路を登り切ると、突然開ける視界!
・東伊豆町風力発電所 |
うわぉ~、爽快♪!
時間帯と季節の相乗効果で、誰も居ない!!
そして振り返ると、さらにドーン!
・海の向こうには、伊豆大島 いや~気分がいい! |
高台から太平洋を一望でき、そして海に浮かぶ伊豆大島、利島、新島、神津島。写真には一部しか写っていませんが、実際の目で見るとかなりの広範囲を見渡すことが出来るビューポイント。
ここで飲む、水筒に入れてきたホットコーヒーがとても美味い。
気温は10℃となり、オーバーパンツも脱いで、身軽に変身。一足早い春がやってきたかのようだ。
草原には、使い古しの風車ブレードが無造作に放置。
・草原に放置してあるオブジェ |
こんな重いものが風の力で回るのだものなぁ。何気ない置物だけれど、肌に触れるといろいろ感じることがあります。
そんな勉強のためにわざと放置している・・・・というのは気のせいか(笑)
更に爪木崎に駒を進める道中・・・・なんとも目を疑う景色。
・もう桜が咲いている! |
なんと桜が7分咲き!
いくら今年は暖冬だとは言え、いくらなんでも早すぎないかい?
・伊豆恐るべし!! |
あぁ~春! そして去年は暖かすぎて、花系の見学ツーリングはことごとくハズレになってしまった事を考えると、あの悪夢が今年もか?とちょっと不安。
・・・・と言っても、咲いていたのは道中で3ヶ所だけ。
ちょっと勘違いしちゃった桜の木なのかな?
河津桜まつり会場となる、河津川沿いでは、それぞれの木々に数個ずつ開花したかな?程度の咲き具合。
・河津桜まつり会場の様子 |
でも1月中旬に開花が始まるというのは、さすがに早いぞ。今年の河津は、『早め』と予想。
おっと、ランチを食べておこう。たっぷり山盛りの『アジのたたき丼』。
・アジのたたき丼 |
お刺身の量はエクセレント!なわけですが、和えてある甘めのタレが苦手。やはり日本人は醤油と生姜で十分でしょ!
そしてやってきた、今日のメインイベント会場『爪木崎水仙まつり』。
もう祭り時期も終盤で、満開時期は過ぎてしまったようなので、ちょっと花の咲き具合が心配・・・・今年の花シリーズツーリングの初っ端なので、ここはぜひ『当たり』を引き当てたい。
さぁ、どうだ・・・・
・爪木崎 |
おおっ、まだ咲いている!
一昨年は朝早い時間帯だったのですが、今回はお昼ど真ん中。なので観光バスでやってき団体客と鉢合わせ・・・・_| ̄|○
まぁそんなでも彼らは時間に縛られての行動だから、少しのんびりしているとまた元の静かな爪木崎。
・爪木崎 |
一面に広がる水仙の群生地。そしてまた絵になるところに灯台があるのよ!
崖にへばり付く部分はもう満開を過ぎてしまったようで、残るは平地の部分のみ。それでも見ごたえは十分。
不思議なもので、花が咲いている景色が視覚から入ってくると、『花=暖かい』という刷り込みにより、この辺りがとても暖かく感じる・・・・
・スイセンの花が満開 |
あぁまったり・・・・
スイセン群生地を抜け、丘に登ると爪木崎灯台。
・爪木崎灯台 |
夏のそれとは違う、冬の空気と灯台。
遠くまではっきりと見え、左に(写っていない)目印となる大島、とんがり帽子の利島(写真左)、新島、式根島、神津島。
南に10kmほどの島に設置してある神子元島灯台も、そのシルエットがくっきり!
・伊豆諸島がズラ~っ |
灯台・・・・不思議な魅力を感じるなぁ。
常々そう思い、そしてある時は灯台の足元でキャンプする機会もあったけれど、実際にキャンプステイすると酒が入っているので灯火を眺めずにすぐに寝てしまうという(爆)
さぁ~て、今日もまた暗くなる前に温泉入って帰ろうか。
前回の千葉ツーでは温泉をカットしてしまったのですが、最近とても熱い温泉に入りたくて仕方がない。というわけで、とにかく『熱さ』を優先して付近の温泉を選定。
・午後はワインディング それにしてもGRD4は画角が狭いなぁ(泣) |
気温が上がる正午過ぎならば、多少は山に近づいても大丈夫そうなので、天城越え。
GR2の広角に慣れてしまっているので、同じようにGRD4で撮影しても、道が中途半端に切れていたりと、イマイチな感じが多い(泣)
正式名称『七滝高架橋』(ななだる-)。さっぱり訳がわからないけれどいわゆるループ橋。
・七滝高架橋 |
その先は、いよいよ伊豆半島の背骨、天城峠。そこまで凍結の恐怖を感じることもなく、すんなりと通過。
船原温泉。源泉99℃と、ほぼ沸騰しているくらい熱い温泉。
・日帰り温泉 ほたる |
時間帯のせいなのか? ガラガラ。
いや、そのセコい料金体系のせいかも。一時間以内の滞在ならば¥800円ですが、それを超えると一日料金の(たしか)¥1,500円。のんびり滞在したいと思うと一時間ではちょっと物足りないけれど、長居するつもりもない。
日帰り温泉だというのにこの料金設定が嫌われているのかもしれない。
まぁソロなので、風呂上がりにコーヒー牛乳さえ飲めれば特に支障はない。
・誰も居ない脱衣場 |
人影がない・・・・
そして注意書き。"完全かけ流しのため、表層近くが熱くなっております。お湯を揉んでからお入りください。"・・・・いいねっ!
ものすごい広い浴槽は水量36トンもあるらしく、高温帯、中温帯、低温帯の3つに分かれていて、私は迷わず高温帯へ・・・・熱っっ!
体全体がピリピリする熱さ! 1分しか持たない。
結局低温帯で川のせせらぎを聞きながらのんびりする事態に。なんのためにこの温泉に来たんだ・・・・(笑)
・風呂上がりのコーヒー牛乳 |
ふ~、でもやはりデカイ風呂は良いものだ。
画角が狭く、左手に写っているはずの富士山が居ない(泣) そして右手の箱根も同じ。
これだけピーカンであれば、箱根の峠をバイクで越えられるのでは?と、散々悩みます。まぁ過去にも転びさえしなかったけれども危うい経験もあるし、グッと我慢するのが良さそう。
・伊豆中央道の終点。左手に富士山、右手に箱根峠・・・・のはず |
その変わりもう一箇所、行ってみたかったところに寄ってみましょう。
説明がないとなんだかわからないココです。
・新幹線公民館 |
新幹線・・・・
地名が『新幹線』なこの場所にある公民館だから、新幹線公民館。
東海道新幹線随一の難工事だった、箱根の下をぶち抜く『新丹那トンネル』建設工事のための基地がここにあった名残りで、地名が新幹線。
だけれども、これ以外に新幹線と繋がる何かがあるわけでもなく、普通の静かな住宅街。ここが一番地名がわかりやすかっただけという・・・・_| ̄|○
締めは、東名高速・中井PAでソフトクリーム。
・ミックスソフトクリーム @ 中井PA |
日も傾いてきたし、温泉の蓄熱もギリギリ持っていたので、トライ。
無論中井PA出発前にオーバーパンツを履き、これ以上体温を下げないように・・・・(笑)
これだけ早く帰ってきたつもりでも、自宅着は日没過ぎ。やはり冬のツーリングは時間的な制約が厳しいな。
もうひと月もすれば、春の足音が聞こえてくる。もうちょっとだ~