洗面所の水漏れ対策 水栓カートリッジの交換

洗面所から水が漏れている・・・・私は特に違和感はないし、水が漏れていることを目撃もしていないのですが・・・・家内からの報告によるとどうやら10秒に1滴くらいの間隔で、ポタポタと水が滴り落ちているんですって。


本当かなぁ?
とは思いつつも、そろそろ10年近くなるので、寿命が来てもおかしくなさそう。症状がひどくなる前の段階で、保守をしておきますか
洗面台は、パナソニック製で製品名は『Mライン』 GQM75K1SM。

・洗面所の水栓 パナソニック製洗面台 Mラインに付属の水栓 CQ001SJ

たぶん水栓のコマが摩耗しているので、コマを交換すればよいのだろう・・・・


洗面台の型番はシールが貼ってあったので、そこから水栓の型番を調べ、水栓の交換パーツを調べると・・・・
どうやら使用者による交換を想定している一般補修パーツと、水道業者による交換を想定している業者専用補修パーツにに分かれているようで、前者の情報はいろいろな場所で掲載されていますが、後者の情報はかなり制限あり。がしかし、ようやくコレだという情報にたどり着きました。


念の為にホームセンターで買えるか見てきましたが、やはり売っていないので通販で購入

・CQ01KS06 カランカートリッジ

単純な水栓コマのようなものを想定していたのですが、お湯と水をミックスさせる水栓の構造は難しいらしく、カートリッジというアセンブリでの交換
でも価格は¥2,000円と、ホームセンターで売っていた水道用品各社のものと比較して、圧倒的に安い。保守部品が安いというのは非常に助かりますね。この辺りは弾数が出ているパナソニック製というところも大きいのかしら?


中身はこんな感じ。液体式蚊取りペープマットのカートリッジみたい。

・CQ01KS06 カランカートリッジの外観

ここまで部品化されていると、交換作業は単純
これでも水道屋さんに頼むと1万円近い作業料が取られてしまうそうで、交換作業をDIY


洗面台の下の元栓を閉めるところからスタート。

・洗面台の下

お湯用と水用の2つの元栓があるので、コレを閉めてお湯と水が出なくなることを確認します。


それでは準備作業開始。まずは水栓カートリッジにアクセスするために、化粧部品を取り外す作業。精密ドライバーを使って、上部のカバーを外します。

・水栓の上部カバーを外す

すると、水栓レバーを固定しているビスが現れます。


このビスが水栓レバーと水栓カートリッジを繋ぐもので、これを緩めて水栓レバーを引き抜きます

・引き抜いた水栓レバー

汚いなぁ・・・・


さらに、水栓のゴテゴテした機構を隠す白いプラスチック製のカバー
これを手で引き抜くと、ようやく作業ができるようになります。

・ようやく水栓にアクセス

といっても、構造は非常に単純。


巨大な六角ボルトで、水栓カートリッジを抑え込んでいるだけ。

・六角ボルトを緩めます

力を加えると水栓本体が回転してしまうため、水栓本体をウォーターポンププライヤーで押さえておき、モンキーレンチで六角ボルトをユルメます


わずかこれだけで、水栓カートリッジが顕に。10年弱の汚れが蓄積されていますねぇ・・・・

・分解完了

あとは液体ペープマット同様、カートリッジを手で摘んで取り外せます


汚ぃ~

・水垢かしら?

これらは、歯ブラシで磨いたぐらいでは取れない頑固な汚れ。多少磨いたところで諦めて、分解したときとは逆の手順で組み付けして終了。


寝る前に水栓の下に洗面器を置いておきましたが、翌朝になっても洗面器は水滴なしでドライ。よ~し、バッチリ作業完了ですね!