バイクに搭載しようとしている、APRSビーコン送信用の骨董品FT-728。
よりコンパクトに電源供給するためには、標準のDCジャックによる方法ではなく、電池パックの振りをする端子を作って、ここから電源供給してみようとする作戦。
https://…/2018/09/20/ 会社帰りの秋葉原・以前購入したTinyTRAK3Plusの接続作業を再開してみました
https://…/2018/09/22/ 骨董品ハンディ無線機FT-728の底面電源供給のために型取りしてみよう
そのためには、複雑な爪の形状をした電池パックの完コピする必要があります。
そこで前回の作業では、『型取くん』を使用して、電池パックの『型』を取りました。そしてジャンボサイズのプラリペアも通販で購入し、準備OK。
https://…/2018/10/02/ シェーバー替刃とプラリペアが届きました
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・前回準備した『型』と、プラリペア。そして手袋 |
ここに『粉』とシンナー臭が凄い『液』を混ぜ合わせたドロドロ『ヘドロ状』の物質を作り、型に流すだけ・・・・問題はヘドロ状物質の作りかた。
メーカーからは次の2種類の方法が紹介されています。
- 付属のカップに『粉』をたっぷり入れておき、一滴『液』を垂らすと、その一滴だけがヘドロに状なるので、爪楊枝で刺す要領で持ち上げて、補修箇所に投入
- 補修箇所全体に『粉』をまぶしておき、その上から『液』を垂らす方法
1は一度に製造できるヘドロの量が少ないので、小さい箇所の補修向き。なので『2』で試してみることに。
『粉』は、調味料みたいな容器に入っています。
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・プラリペア粉末 |
今回のポイント、T字形状の爪の部分の再現性。ひっくり返した型では、一旦狭まったその奥が広がっている形状なので、そこに『粉』をしっかりと充填できるかが鍵。
まぁでも一度やってみないことには、どのくらいまで出来るのか不明。
まずは、粉をまぶします。
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・型にたっぷりまぶした粉 |
サラサラした粉なので、ツメ部分にグイグイと押し込みつつ、全体をトントンと振動させることで、フラットに。
ここに、スポイトで『液』を投入。
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・たっぷりと液を投入 |
この液は揮発性があるので、しばらく放置して完全に蒸発するのを待ちます。これが強烈なシンナー臭がするので、屋外作業必須。
あと、一度硬化した後に、再び粉をまぶして厚みを増す作業が可能なのか、実験も兼ねていろいろ作業。
しばらく放置してから、型から外してみると・・・・
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・型のツメ部分に残る粉 |
爪の部分に粉が残っている!
型の上の方から液を投入していくのですが、粉全体に液が染み渡る前に粉が固化してしまい、複雑な形状のツメ部分が硬化していないという感じ。
よしよし、バージョン1はどうやって作業をすればよいかの見極めが主だったので、この結果を元に、バージョン2を作ろう。
バージョン1の爪は・・・・
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・電池パックコピー バージョン1 |
ボロボロというか、ガタガタだな。爪の部分もほんの一部しか再現出来ていない・・・・
実機と合わせてみるか。底面の電池パック部分は横からスライドして取り付ける方式。
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・実機に取り付けてみよう |
このボロボロの爪でもつながり、そして固定できるのか?
え~っと・・・・
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・あっさりと固定できてしまった・・・・ |
なんとあの程度の再現性でも、ガッチリと固定出来てしまった!
お~っと!予想外!
じゃぁ、バージョン1はさらに実験するために、秋葉原で乾電池ボックスを買ってきて、電極部分を分解して移植してみようかしら。
つづく。