愛車のバイクVFR800F(RC79)、パンク修理も一段落し天気も不安定ではなくなったので、バイクに乗りたい病。
https://…/2017/08/19/ 819の日・愛車のバイクVFR800F(RC79)のリアタイヤ交換 11,046km
せっかくなので、首都圏高速道路が¥2,500円で乗り放題となる『首都圏ツーリングプラン』も利用してみたいぞ~
https://…/2017/06/29/ 7月14日から開始!二輪車限定"首都圏ツーリングプラン"を検討しよう
https://…/2017/07/14/ 二輪車ツーリングプランで福島に行った時はどうなるの?
方面的には、山岳ゾーンが良いので『関越道・上信越道・東北道コース』になるのでしょうが、天気予報は雨マークが付いていて微妙。
山梨方面が吉っぽいですが、高速道路会社が違うからか? "中央道・関越道コース"は設定が無く、"東名・中央道コース"になっちゃうか。う~む・・・・
ゾーン名 | 含まれる区間 | ゾーンイメージ |
---|---|---|
関越道 上信越道 東北道 コース 申し込み |
東北道 川口JC~宇都宮IC | |
関越道 練馬IC~沼田IC | ||
上信越道 藤岡JC~碓氷軽井沢IC | ||
北関東道 高崎JC~岩舟JC | ||
北関東道 栃木都賀JC~都賀IC | ||
外環道 大泉JCT~草加IC | ||
圏央道 あきる野IC~幸手IC |
昨日の就寝前、改めて天気予報をみると雨マークが消えたので、ダメもとで関越道方面に出かけることにしました。
当日・出発前の雨雲レーダーだと、埼玉県内の微妙な場所に雨雲!
ちょっとだけ出発を見合わせてレーダーをにらめっこしますが、雲の動きが無く静止しているので降られてもたかが知れている! カッパ覚悟で北上開始。
・午前6時 関越道三芳PA付近 どんよりした雨雲・・・・逃げられるかしら? |
途中のインター流出情報板でも、特に降雨の情報は提供されていないため、多分この先も大丈夫でしょう。
なぬっっ!?
・ハイウェイラジオ 気象情報 |
ハイウェイラジオの始点看板で『気象情報』。これは前途がヤバい兆候!(泣)
やはり事前の情報収集の通り、群馬県に抜けるまでが勝負だな。ヒヤヒヤしつつも、なんとか無事に通り抜け。
逆に陽が出ていないほうが涼しくて良いかも。でも問題はこの先の山に登れるかどうかだなぁ。ここからは、中央分離帯にある『赤城山』の標識にも有るように、視界が良ければ赤城山が見渡せる場所なのですが・・・・
・高速道路上から赤城山が見渡せるポイント・・・・ |
えっ!? 赤城山? ナニソレ美味しいの?
こりゃダメだ・・・・。しかし左手の榛名山ならば、まだ勝ち目がありそう♪
・左を向けば、榛名山 |
よし、とりあえず榛名山に行こう!
ニュータイプ!?
高速道路上は緑看板・・・・のはずだけれども・・・・
なんと青い看板が! しかも道の駅!?
・高速道路上に、青看!? |
どうやら走行中の限られた情報から判断すると、玉村スマートICのすぐ近くに道の駅があり、ここに立ち寄っても料金は通算するよ!って言うことかしら。
小さくETC2.0限定と書いているところが憎たらしいですがね。
まぁ、今日の私は乗り放題の権利があるので、ETC1.0だけれども立ち寄っても問題ないわけですが・・・・
うぉっ! 見慣れないからインパクトが凄い(笑)
・ええ~っ!! 高速道路上に道の駅!? |
高速道路会社も、自前でSA/PAを新設整備するよりは、こちらのほうがお手軽な気がしますね。(ただし、高速道路ファミリー会社への利益誘導が出来ないかな?)
まぁでもたかが道の駅・・・・今日はパスしよう(笑)
榛名山から六合村へ
渋川伊香保ICで高速を降りて、景気づけのワインディング。
高速道路料金は、休日割引30%が効いて、往路¥1,830円。よしよし、コレならば帰りも高速道路を使用することで、¥2,500円定額のメリットが出てくるわね。
出発IC | 到着IC | 距離 | 二輪車料金 | ETC1.0料金 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
所沢 | 渋川伊香保 | 94.0 km | ¥2,290 | ¥1,830 | 休日割引30% |
僅かな時間が経過しただけですが、かかっていた雲が散ってくれ、良い感じの天気に。
・天気はまずまずな感じに回復 |
タイヤを変えたばかりなので、皮むきがてら程々に。
今日は高速道路も空いていましたが、下道も空いていて、楽しいワインディング。そして頂上もご覧のとおりガラガラ。
・榛名山上 カルデラへの道 |
ただし気温は18℃。まだ夏だと思いメッシュジャケットという軽装で来てしまったし、水筒には氷たっぷりの麦茶。寒くていやっ!
寒いので榛名湖畔での休憩もそこそこ、下界に降りることに。この県道28号のダウンヒルは豪快で好きなのよね~、中高速コーナーと、時々ヘアピン。
・県28・ハイスピード・ダウンヒル |
ここまでノープランで来たのですが、この先も当然ノープラン(笑)
去年と全く変わらない、このバイクの慣らしで走ったルートが結構楽しかったのでトレースしてみましょう。
県道55号で難読地名の六合(くに)村へ。
小刻みなコーナーが楽しい。
・県55・日本ロマンチック街道 暮坂峠 H=1,088m |
前回は素通りしてしまった峠。一応、峠では止まらないとね。(なんで?)
牧水詩碑なるオブジェが。歌人若山牧水が詠んだ数少ない詩のひとつがここに。そしてマントを羽織った旅姿の牧水像が有ったらしいのですが、無残にも盗まれてしまったようで・・・・ひどい事するなぁ!
紅葉シーズンの景観がステキらしいこの辺り。秋にもう一回来ようかしらね。
このあたりの数少ない休憩ポイント、道の駅六合。ものすごくお腹が空いているのですが、まだ道の駅がオープンする午前9時前!
・道の駅 六合 |
私の行動パターンが早すぎ・・・・ですが、朝のツーリングの方が快適なので好きなのですよ。
後15分ほどで9時になり、レストランが開くので蕎麦でも食べていこうかと9時5分まで待ちましたが、開店する気配なし・・・・_| ̄|○
アバウトな道の駅ですねぇ・・・・
中和システム
草津温泉に来るたびに、行ってみたい場所があったんですよね。
ただし、マイナーな場所過ぎて他の人達の理解を得ることが難しく、今まで訪問できずにいましたが、今日はソロツーなので寄り道し放題!
草津温泉・・・・壮大な規模の温泉で、湯畑とか熱すぎる湯温を冷ましたりするほど、湯量と熱が豊富。観光客もいっぱい!
・【使いまわし写真】草津温泉 湯畑(の下のほう)・・・・ 熱湯96℃! |
でもその温泉は、白根山(活火山)の恵み。山頂には、火山活動による硫黄成分が溶け出して酸性となった湖水をたたえる水釜、湯釜、涸釜の3つの火口湖があり、中でも美しいエメラルドグリーンの湖面を見せる湯釜のpHは1.2と非常に強い酸性。(pH7が中性。それより大きい値がアルカリ性。このpH1.2は、希硫酸クラスの値なんですって!)
温泉も例外ではなく、草津の湯は古くから万病に効くと言われていたのは、この強い酸性の湯だったから。
そして草津温泉周辺を流れる川も当然強い酸性・・・・それは鉄やコンクリートも溶かすほど強力なもので、下流に橋やダムなどの構造物も作れず、魚も住めない死の川。
そこでこの強い酸性の川を中和させるための仕組みが構築されている・・・・このお陰で下流に八ッ場ダムの建設が行えるようになったのよね。
まずは、中和システムの終端・品木ダム。
・メロンソーダ湖・・・・もとい上州湯の湖 |
おおっ! ダム湖がものすごい色!
これは、上流で石灰粉末を川に注入し、その石灰と攪拌させて酸性中和され、その石灰を沈殿させるための湖。だから独特な色なのね。
上澄みは無色透明で、ダムの下流はとてもきれいな水。
・品木ダムの下流 流れがないので淀んでいますが綺麗な水 |
このダムは石灰の沈殿だけではく、上澄みの水を使って水力発電もしているのね。
草津温泉は華やかだけれども、ここはひっそり陰と陽って感じ。
そして湯川をしばらく上流にトレースすると・・・・
・観光地の中に、ひっそりと立つ巨大サイロ×3 |
中核となる草津中和工場。
群馬県産の石灰粉末を蓄えておく巨大サイロが3つ。
敷地内の見学は自由で、夏休み期間中は『平日なら』一日2回の施設見学ツアーが開催されているのですが、今日は日曜・・・・(泣)
セルフ見学にしておきます。
工場のすぐ上流で湯川の河川水を取り込みpH測定し、投入する石灰粉末の量を決定。
・石灰ミルクプラント @ 草津中和工場 |
取り込んだ河川水と石灰粉末を攪拌し石灰ミルクを作る・・・・やっていることはすごく単純。
ただし、中和させるためのスタイル、簡単に入手できる原料で手法を構築するためには苦労した模様。群馬県内で取れる石灰石ならば大量かつ継続的に入手できるので問題がないと、この方式になったそうな。
製造(?)した石灰ミルクを、河川にまんべんなく注入。
・湯川に石灰ミルク注入 |
これで、先ほどの品木ダムまでの間に攪拌・中和が進むと言うわけね。
pH測定実験コーナーでは、上流の水の酸性度の測定と、石灰ミルクを投入した後での酸性度の測定ができるのね。
・pH測定コーナー |
夏休みの自由研究に最適!
展示コーナーでは、釘やコンクリートが溶けていく様子を実物展示。
・右端が原型 左端が10日経過後・・・・針金のような細さに |
あぁ恐ろしい・・・・
でも・・・・上流の川はコンクリート護岸じゃなかったっけ? どうなっているの????(よく見ると石で組んでいるみたいです。)
百年石を制作する環境体験アミューズメントもあり、ファミリーでいっぱい。
・・・・ふ~ん、シンプルすぎて見学としては予想外にあっさりしていました。
つまごいパノラマライン
草津まで来たのであれば、国道標高最高地点の渋峠に登るという選択肢も悪くないのですが、今日の雨の心配はないけれど低い雲が立ち込めている状況では、これ以上登っても自殺行為。
なので素直に、毎度おなじみ"つまごいパノラマライン"へ。
・つまごいパノラマライン |
天気があまり良くないせいか、人影はまばら。でもライダーは時々すれ違うわ。みんな、好きねぇ~
ちょうどキャベツの収穫の時季なのか、大型トラックが大量のキャベツを積込むためにパノラマラインを走っています。
おもわず邪魔!って言いたくなってしまいますが、本来はこのようなトラックとかが畑付近に入っていけるように整備された農道ですから、文句を言ってはイケナイですね。逆に走らせてもらってありがとう・・・・と。
・キャベツ収穫の真っ最中な時季 |
畑も、場所によっては収穫後で土のみ・・・・青々としたキャベツとのツーショットは、場所を選ばなないとダメですね。
朝の榛名山では気温18℃。時が進めば暑くなるかと思いきや、それを打ち消すように標高が高いところに来ているので、気温横ばいの18℃。寒っっ!
浅間山は雲の上だけれども、結構好きな感じの景色。
・気温18℃・・・・寒いっっ! |
愛妻の丘はパスして、ゴハンを食べに行こう。
浅間牧場茶屋
朝9時の道の駅六合で食事を逃してから、ずーっとお腹が空いていたのよね。
どこでも良かったのでけれども、3ヶ月前に来た時に気になっていたお店に行ってみよう。
https://…/2017/05/28/ 雪上の屈辱!?ハッピーDead endツーリング
・浅間牧場茶屋 |
浅間牧場の入り口にある、浅間牧場茶屋。ちょっと観光客寄りだけれども、前回ここに来た時に掲げてあった『ローストビーフ丼』『信州味噌焼き丼』が気になって仕方がないの。
味噌焼き丼は、帯広豚丼の亜種みたいな感じなのかしら? そんな感じならば豚丼だな・・・・
・どちらにしようかな・・・・ |
しかし写真を見ると、どうやら生姜焼きのような薄めのお肉を焼いた感じかしらね。という訳で、ローストビーフ丼にしてみよう。
じゃ~ん・・・・
・ローストビーフ丼 |
見た目はローストビーフ丼がたったの5枚・・・・なんて思っていましたが、ゴハンと一緒に食べ進めていくと余っちゃった!
柔らか~いお肉。しかし今は気温18℃。冷たいお肉よりも温かい食事がありがたかった気がする・・・・(笑)
散々悩みましたが、ソフトクリームは食べておこう。
・寒くても食べます |
ソフトを食べつつ、うさぎと遊ぼう。
う~む、耳以外は完全に猫だな。仕草とかそっくり(笑)
・休憩中のウサギさん |
もふもふ~♪。この辺りに来たらつい寄ってしまいそう・・・・まんまと動物に釣られているなぁ。
R18碓氷峠ダウンヒル→横川駅
軽井沢まで駒を進め。R18碓氷峠旧道を下ります。
ここは低速コーナーが連続する、超楽しい道♪
・R18碓氷峠 やっぱり面白いわ~ |
碓氷バイパス開通前は、この道を大型車が行き交っていたのだものなぁ。そりゃ~相当な交通の隘路だわ・・・・
一時、路面が荒れていたことも有ったのですが、今日は知った限りでは綺麗になっていて、グイグイ加速!グイグイ減速! たまらないね!
たっぷり走った後は、JR横川駅に立ち寄り。国道沿いのドライブインおぎのやではなく、駅前の元祖荻野屋。
・JR横川駅 |
ひっそりとしているはずの駅前が妙に混雑・・・・
雰囲気がぶち壊し・・・・と思ったら、ちょうど蒸気機関車列車が到着して、折り返し待ちをしている旅客のようですね。
・蒸気機関車が到着していました |
前も偶然こんなことが有ったなぁ・・・・
軽井沢ではものすごく寒かったので、温かいものを。
・だって寒いんだもの。 たまごそば ¥370円 |
しかし下界の横川ではそんなに寒くないわね。まぁいいか。
茹でてある蕎麦の塊から、だいたい適当に一人前を分け、軽く湯通しして提供。こんなアバウトな感じだから、今日のそばは量が多いゾ~(←ローストビーフ丼を食べてまた食べてるからそう感じるんじゃないの?)
帰路は・・・・高速道路縛り
この時間からならであれば、オール下道で、上野村を経由して、志賀坂峠越えして帰るルートを取りたいゾ!
がしかし、今日は首都圏ツーリングプラン¥2,500円定額に申し込んでいるのよね・・・・
往路で¥1,830円しか使っていないので、往復で高速道路を使わないと大損じゃん。
ひ~・・・・
またかこんな形で制約が降り掛かってくるとは(泣)
でもここから素直に高速に乗ってしまうのは、いくらなんでもあんまりなので、もう一つワインディングの妙義山越え。
・上毛三山の一つ 妙義山 |
こ・・・・このまま帰ってしまうのはもったいない・・・・
下道が良い・・・・(泣)
最後の悪あがきで、レトロな雰囲気満載の上信電鉄・下仁田駅へ。
・上信電鉄・下仁田駅 |
猫の額のような駅前広場。有人の終着駅。
それでも十分に捌けてしまう人の数。バイクのエンジンを止めればとても静かな空間。
高崎駅から伸びてきたこの路線。本来ならば奥にそびえる峠を越えて佐久平方面に鉄路を繋ぎたかったのですが、山を越えられずに断念。
まるで同じように高崎駅から伸びてきた国鉄・信越本線とそっくり。もっとも国鉄は、強引な66.7パーミルにより峠を越えちゃいましたが・・・・。そんな険しい場所の入口。
・奥にそびえる山並みは強力! |
そんな山の手前で諦めてしまった路線なので、中途半端感は否めない・・・・
だからそこ、今も残るレトロ感。
・改札口は当然有人式 |
電光掲示板の類はまったく存在せず。自動改札とか、電力が必要なメカは何もない・・・・
おっと、昔の形に近い、自動券売機はあるのね。
・懐かしい形の自動券売機 |
むむっ、1,000円札や500円玉も使えると券売機の照明パネルに書いてあるのに、手書きの紙でお札は使えませんと、投入口を塞いでいる(笑)
昔のお札にしか対応していないのか、壊れたけれど直すお金がないのか・・・・奥の窓口も現役というわけね。なんたってここから高崎駅まで¥1,000円じゃ行けないからな。
さ~て、高速道路で帰りますか。
出発IC | 到着IC | 距離 | 二輪車料金 | ETC1.0料金 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
下仁田 | 所沢 | 96.0 km | ¥2,330 | ¥1,860 | 休日割引30% |
かろうじてトータル¥3,690円。なんだかなぁ・・・・複雑な思いのツーリングになりました。