さて、長くなりそうなので複数日に分割した日記なので、昨日の続き。伊豆大島に上陸したところから話は始まります。
前編はこちらhttps://…/2017/02/03/ 絶景!伊豆大島・椿祭りツアーに行ってきました【前編】
島内ではバスツアーが設定されていて、バスツアー単体でも申し込めるというシステムですが、既に船+バスのパックに申し込んでいるので、参加券を引き換え。
しかし・・・・船を降りてツアー申し込みをした人は数人・・・・両手で数えて余りがあるぐらいしか人が居ないというのに、バスだけは物々しいゾ!
・観光バスがズラ~ |
出発まで時間が有るし、閑散としすぎているし、ひま~
実は、熱海発・稲取港経由のジェット船が、10時30分に到着、東京発久里浜経由のジェット船が10時40分に到着するので、それを待ち合わせているんですって。
そして最終的には2台の観光バスが満席になるほどの人が押し寄せて、まぁいわゆる団体ツアーの始まり。
・座席指定制 申込みが早かったので、一番前の特等席! |
伊豆大島の道路は・・・・一応『都道』ってことになるのかな? 舗装は綺麗だけれども、一世代前の規格で整備されているのか、道幅が狭く、大型観光バス同士では離合も困難。
断崖絶壁を走るので、細かくカーブと直線で構成され、小型バイクで走るのが楽しそう。
辺り一面、椿の木だらけ。上の写真もわかりにくいけれど、あちこちに椿の花。
もともとは風除けの為に、椿を植えたらめちゃめちゃ増えて椿だらけになったとか。
Checkpoint #1 椿花ガーデン
最初の訪問ポイントは、そんな椿を意図的に集めて育成している『椿花ガーデン』。
・椿花ガーデン |
んっ・・・・『旧リス村』のほうが気になるゾ(笑)
椿は、桜のようにもっさもさに咲くわけではないけれど、一つ一つの花が大きくて力強い!
・椿も良い感じ♪ |
さらに椿は、右へ習えが嫌いらしく、椿の種からは突然変異した別の模様の花が咲くので、密集して植えて様々な模様を楽しむんですって。
あっちこっちに、様々な種類の椿。いいねぇ~春だねぇ~♪
・いろんな模様、いろんな種類の椿 |
園内には河津桜もあり、よい感じ。
そういえばここ伊豆大島、ポカポカで暖かいものね。手袋はいらないどころか、コートを着ていると若干汗ばむくらい。
・河津桜も良い感じ♪ |
ここでこれだけ咲いていると言うことは、本場の河津ももう少しだな。
リスもいるじゃん。タイワンリス。
・外来種のタイワンリス |
調べてみたら、昔はここでリスを放し飼いしていたとのこと。
しかし、お客さんを引っかいてしまうとか、昔では問題にならなかったことが昨今は問題になってしまうし、外来種にも指定されたので、放し飼いを止め、そして主役を椿にしたとのこと。
ウサギもいっぱいいるじゃない! しかも餌やり可。
・モフモフも良い感じ♪ |
元気いっぱい、ピョンピョンしている姿はネコのそれとは違ってまたかわいい。(←でも実は、結構凶暴なんでしょ?ウサギって。)
海が絶景だったり、太鼓の披露があったり、ヤシの実のお酒が出てきたり、何でもあり!な椿花ガーデン。
しかしその本業は・・・・牛乳せんべい屋!
Checkpoint #2 大島温泉ホテルでランチ
あぁ忙しい!
もともとジェット船の時刻に制約されるツアーなので、3時間ちょっとしか時間がない!
三原山の外輪山にある大島温泉ホテルに大急ぎで移動して、大急ぎで食事。大きなホールに、ズラーっと100人ぐらいが集結し、短時間しかないので、お弁当の豪華版って感じ。
・島っこ膳 |
ちょっとずつ種類がいっぱいで、伊豆大島に関わる食材。
お楽しみの海鮮は、この辺りだと目鯛が有名。お刺身版と、べっこう版で味比べ。
伊豆大島の人は、青唐辛子が好みらしく、醤油も青唐辛子風味。その醤油に漬け込んでいるので、ピリリとするお刺身。
明日葉(あしたば)の天ぷらとか生春巻きとか。なんでも葉を摘んでも明日には新たな芽が出るほど生命力が強い植物。大島はこれが名産(というか自生。)なんですって。
いろいろな文化があるんだなぁ~。まだまだ日本を知らないことだらけ。
・大島温泉ホテル 建物自体は結構年季が入っているなぁ~ |
ホテルの駐車場脇からは、カルデラの内側、砂漠地帯を歩いて三原山に登るルート。いいなぁ~
登山というと、高尾山とか陣馬山しか知らないので、こういうハイキングとは一線を画したライトな登山というのも体験してみたいゾ!
Checkpoint #3 三原山頂口(外輪山展望台)(御神火茶屋)
続いては、外輪山の縁をバスで移動して展望台へ。
キターーーー!
・海も良い感じ♪ 眼下に広がる元町港・相模灘・伊豆半島 右手奥には富士山 |
断崖絶壁の島のシンボル、三原山外輪山(H=555m)からは、相模灘越しに伊豆半島と富士山♪
写真だとその一部を切り取った形になってしまうため、すべてを伝えられませんが、いゃ~いい景色!
そして山側も・・・・キターーーー!
・山も良い感じ♪ 三原山(内輪山)とカルデラ |
コチラもすごい絶景!
内輪山からタレている黒い帯は、1986年に噴火した際の溶岩の跡。
近くにある東京都の休憩兼避難施設で解説をしているおばちゃんによると、山頂に有る茶屋とかは全て溶岩の直撃を受けて焼けてしまったが、三原神社だけは溶岩が直前で避けて流れて今も現存とのこと。
(上の写真でも、3本の溶岩流一番左帯の上部右側に、とても小さいですが白い建物が残っているのが見えるでしょ。)
決めた!今度ここを歩きに来ようっ!
Checkpoint #4 都立大島公園
最後は、東京ドーム1.5個分の面積を誇る都立公園。
面積の比較をするときに、よく『東京ドームn個分』という表現をしますが、実は東京ドーム1個分の面積をよく知らない私(爆)
な~んと、この公園は入場無料!フリーダムにしては、ものすごく手がかけられている公園。椿の自生している感じを活かした『つばき園』。温室もあります。
・椿ゾーン |
ひぇ~、これまたすごいロケーションの公園だわ。
海がすぐそこで、椿の花の赤、葉の緑、海の青のコントラストが素晴らしい~。 桜の季節になったらものすごいことになりそう。
・ものすごいロケーションの公園 |
そしてほとんど人が居ないというのも素晴らしい!
同じツアーの人々は、短時間で何箇所も回って、終盤でこれだけ歩くのはもう嫌になってしまったんですかね?
とにかくアッチコッチに椿の花。
・鮮やか~ |
この実を絞った椿油も伊豆大島の名産と聞いて納得。
そしてもう一つが、動物園ゾーン。こちらも入場無料! 最初、正直あまり期待をしていなかったのですが・・・・
・動物園ゾーン |
あれっ、ずいぶんと本格的! 都の職員さんが常駐で動物の世話をしているのね。
写真右手の大きなドームは、鳥の放し飼い小屋。
鳥側も人間慣れしているのか、無人の小屋の中に入って行ってもリアクションなしかいっっっ!
・クジャクさんもお出迎え |
まぁこの距離の近さが売りなのかしらね。
こちらは、人をおちょくっているようなポーズで日向ぼっこをしているワオキツネザル。(註:お腹を日光に当てているんですって。)
・ウェルカム・ポーズ!? ワオキツネザル |
何じゃこの生物は。ネコのような性質もある気がする。狐とサルの雑種?
その他、ヒツジやリクガメ、レッサーパンダやロバとか多種多様。きっと島で生活する小学生とかに動物とのふれあいをもってもらうための施設か。
きっと、近くの島からも船に乗って遠足に来るのね?
最後は、あんこさんのお見送りまで。
・"あんこ"さん |
やべぇ・・・・『アンコ椿は恋の花』の歌詞『あんこ~♪』は、大福の中に入っているやつじゃないのか(爆)
伊豆大島の方言で、年上の女性に対して親しみを込めて呼ぶ時の呼称で『姉こ』が変化したもの。現在では椿の収穫時に着る白と紺の着物姿の女性を指すそうです。
復路ジェット船
あっという間の3時間半、岡田港。この時間は伊豆半島やら、東京直行便、久里浜経由便などが一斉に出港する時間帯なので、人でごった返しています。
東京直行便の出港時刻と、ツアーバスの港と到着時刻がほぼ同じということが後からわかり、ツアー初日は乗り遅れた人が出たので、直前にツアー会社から『乗る船を変更させてもらいます!』と言ったごたごたがあったので、ここでも30分ちょっとの余裕時間。
帰りの船『セブンアイランド 虹』号と富士山とともに、大島牛乳をゴクリ・・・・
・痛恨の合焦ミス! |
こんな島で酪農? と不思議に思いましたが、元々は酪農の島で、1,500頭もの牛が居たのだとか。
しかし2007年、大手との競争に敗れて廃業・・・・したのですが、有志が2008年に細々と復活させ少しずつ拡大、なんとか島内に供給するぐらいの量を確保できるようになったとのこと。
だから牛乳せんべいとかも名物だったと言うわけか。
いや~、本当に日本にはいろいろな文化が有るわ~
やはり初めての地に行くというのは、いろいろ見聞が広がって楽しいですね。ハマりそう・・・・伊豆諸島の旅。