受注生産車である、愛車VFR800F(RC79)が、昨年10月頃から受注受付停止状態となっていましたが、今日からマイナーチェンジ版2017年モデルが発売となったんですって!
・私の愛車VFR800F(RC79) 2014年モデル |
・スポーツモデル『VFR800F』『VFR800X』の装備を充実させ発売 http://www.honda.co.jp/news/2017/2170113-vfr800.html?from=copy より引用 |
私が乗っている2014年モデルのやつですと、新しい排ガス規制に引っかかるとかなんとか噂されていましたが、このタイミングで発売となると、やはりEUの規制『EURO4』に合わせたものと考えるのが自然と思われます。
こちらは、環境省が配布している資料。
・https://www.env.go.jp/council/07air-noise/y072-54/mat%2002.pdf/02%20%E8%B3%87%E6%96%9954-2.pdf より引用 |
2014年から発売しているVFR800F(RC79)は継続生産車となり、2017年以降に製造するものに関しては新しい規制が適用されてしまうというわけで、ホンダのその他の機種も軒並みこのタイミングでマイナーチェンジされています。
VFR750F(RC36)愛用時代は、この手のモデルチェンジとはいっさい無縁のガラパゴスだったのですが、一応昨日までは最新モデルだったVFR800F(RC79)オーナーとしても、気になるわ~
2014年モデルから何が変わったのかに着目してみると・・・・
- 左サイドカウル部に各種端末の電源に使えるアクセサリーソケットを標準装備
- 内部構造を3室から2室に変更した異形テーパー形状マフラーを採用し、出力向上とともにV型4気筒エンジンらしい重厚で歯切れの良い排気音を実現
- コンパクト化したマフラーを車体中央寄りに配置することで、マスの集中化を図り快適な操縦性を実現
- 前・後ホイールに、整備性に優れたL字エアバルブを採用
・・・・ですって。
一つずつ見ていきますか。
- アクセサリーソケットか・・・・。まぁコレは有れば便利だけれど、無ければ無いで自分で設置できる範疇のものだからどうでも良いかな。現にハンドル周りにはワチャワチャとデバイスが付いていますし。
- マフラーの変更か・・・・。まぁ、パワー面で不満はない(そんな限界領域を使うような走りをしないし、テクニックもないし。)ので、割とどうでも良いかも。どちらかというとEURO4対応の為じゃないかしら?
- そしてマフラーを変えた副作用で、マスの集中化・・・・。コレは嬉しいかも。RC36→RC79に乗り換えて、車重はほとんど変わっていないけれど軽くて素直に曲がってくれる感覚。こういう小さな変更を繰り返して、安定感を増していくのでしょうね。
- 実は、一番うらやましいのが最後の『L字バルブ』の採用。ガソリンスタンドで空気圧調整をするのですが、自動車用空気入れはまず間違いなくホイールに干渉して使用不可。しかたなく外付けのL字バルブエクステンションを持ち歩いていますもの。
くうぅぅぅぅ~~~~
L字バルブ欲しい~~~~・・・・っていうか、コレぐらいだったら、そのままRC79(2014)にも付くんじゃないかしら?
スペック面だと・・・・
項目 | VFR750F(1995) ~参考~ | VFR800F(2014) | VFR800F(2017) |
---|---|---|---|
形式 | RC36 | EBL-RC79 | 2BL-RC79 |
最高出力 | 57kW/9,500rpm (77PS) | 77kW/10,500rpm (105PS) | 79kW/10,250rpm (107ps) |
最大トルク | 64Nm/9,500rpm (6.6kgf・m) | 75Nm/8,500rpm (7.6kgf・m) | 77Nm/8,500rpm (7.9kgf・m) |
定地走行燃費 (60km/h) | 26.5km/L | 28.7km/L | 28.7km/L |
WMTCモード燃費値 (クラス3-2) | 18.9km/L | 19.2km/L | |
車両重量 | 221kg | 242kg | 243kg |
・・・・なんと、車両重量が増したのに、燃費が良くなって、エンジン出力も上がっている!
どーなっているんだ!?!?
燃費向上は羨ましいなぁ。
こういう比較対象が有ると、自分のバイクがどんどん古くなっていく実感が有りますね。RC36では味わえなかった新鮮さ(笑)
https://…/2022/04/29/ VFR800Fは22年10月分で生産終了。新環境規制EURO5未対応車の運命