先日、新車のVFR800F(RC79)に、アマチュア無線&FM放送受信アンテナの基台設置作業をした際に、ネジを舐めてしまったんです。
https://…/2016/06/14/ VFR800F(RC79)にFTM-10Sを取り付ける・・・・アンテナ設置編
いや、舐めてしまったというよりも、本格的にトルクを掛ける前の段階で、グニャっと・・・・
・舐めてしまったアンテナ基台のネジ |
このアンテナ基台、2008年から使っているので、すでに8年! 金属も劣化するんですかねぇ(泣)
サイズ的にはM5ボルトだというのに、六角部分は非常に小さいという面白いネジで、しかも強力に締めつけるので、六角穴やネジ山にはそれなりにテンションが掛かります。ネジロック材もなにか作用したのかしら?
じゃぁ、ネジだけ新しくするか・・・・ということで、バイク用品店を探索するも、同じくヘキサゴンレンチで締め付けられるM5×8mmキャップボルトというのは置いていなさそう・・・・
巨大ホームセンター・ジョイフルホンダには置いてありましたが、無処理のステンレスキャップボルトか、黒染めキャップボルト。
黒染めは材質が書いていないけれど・・・・、黒いバイクには黒が似合うだろうと、黒染めタイプをチョイス。さっそくホムセン駐車場で合致するのかどうかをテスト。
・M5×8黒染めキャップボルトで、締め付けテスト |
調度良いね。手持ちの一番細いソケットレンチのコマにもピッタリで、簡易的なL字状のヘキサゴンレンチよりもキチンとトルクが掛けられるしね。
自宅に戻ってアンテナ基台を一度分解し、ネジというネジを全て新タイプに更新。
それにしても基台がボロボロ・・・・。歯付座金の食いつきにより、はたまたネジロック剤?、長年の振動により塗装がはげちゃっているなぁ。
・アンテナ基台を全てバラバラにして、一から組み付け |
多関節タイプのコメット製RS-530基台のおかげで、トランク取付角度と90度曲げた方向に設置することも可能。
この1本のネジに、アンテナの全慣性力・遠心力・荷重がかかる構造なので、よくよく考えたらあの頼りなさそうなネジでよく8年も持ったなぁ(爆)
全てのネジを換装完了・・・・って、あれっ!?
・全てのネジを換装完了(設置から1週間後) |
出たよ・・・・、全然トルクをかけていないのにグニャッと・・・・。やっちゃった~
もう8年間の振動で、雄ねじも雌ねじもボロボロだったのね。
仕方がない、アンテナ基台ごと買い換えるか!
・富士無線電機 @ 秋葉原 |
もう、秋葉原といえども風前の灯となったアマチュア無線ショップ。
いろいろ見比べて、いまのよりももっと頑丈そうなのも有ったのですが、取付角度90度回転という条件から、結局無難に8年前と同じモデルをチョイス。
・コメット製 RS-530 ¥3,480円 |
同じモデルが8年以上継続販売しているというのもスゴいね・・・・。まぁそれだけ完成された製品ということか。
トランクを掴む部分はそのまま旧製品を使用して、上部構造だけ新品に交換。今度はネジを舐めることなんてないし、角度調整用の蝶ナットの動きのカクカク感とか、新品は動きがシャキシャキ!
やっぱり各部が劣化していたんだなぁ(笑)
・生まれ変わったはずだけれども、ボルトのサビがなぁ・・・・(前途の写真から、さらに1週間後) |
しかしなぁ、このサビが(泣)
わずか1週間でキャップボルトにサビが浮き、2週間でこのザマ。よく見ると底部のボルトは全く綺麗・・・・、ひょっとして異種金属が接触して起こる電蝕か?
このボルトは鉄鋼製で、相手はなんだろう、アルミかしらね。
スレッドコンパウンドを塗布して締め付けてみて、どう変化するか見てみようかしら?
その実験と平行して、アルミかステンレスキャップボルトの黒染めで、M5×8を探すか・・・・、さすがに通販に頼るしか無さそうね。