昨日、電車で紅葉の具合をチェックしながら帰ってきたのですが、標高が高いところは別としてもまだ間に合うんじゃないか?と淡い期待を持ってしまいました。
先々週辺りも朝早くツーリングに出発しようとして寒さで断念しちゃっていたのですが、本格的な冬になったらこんな程度の寒さじゃぁ済まないし・・・・
思い切って寒い中を出発!
やはりココは気合を入れて飛び出さねばっっっ!
・朝日が眩しい時間帯に走る! →寒い |
でもやっぱり寒い!
昔は金曜日の仕事が終わった後にバイクで走り出し、大した防寒装備も持っていなかったのでスキーグローブ装着して信州経由糸魚川まで走りに行って・・・・
と、今思い返せば無茶だろうという行動をしていましたが、今は『寒いのはイヤ』という感情が勝ってしまう(泣)
ジジイだなぁ。
コンビニおでんで暖を取りましょう。
・温かいおでんはうれしいね! |
目的地は、近くてイージーな秩父方面。ざっくりとしか決めていないので、雰囲気でアキイロを目指します。
いつもの、自称秩父裏街道・県道53号山伏峠越えルート。
・県53・山伏峠越え |
まだ時間が早く、谷間のルートに太陽の光が届かず鮮やかな秋色には出会えず(泣)
ていうか、冬でも緑色の木々が多いこの辺り。なかなかもみじの赤色などには出会えません。
山伏峠を越えて秩父側。紅葉・・・・というよりは、既に葉が落ちてしまったような寂しい景色。
・県53・山伏峠を越え、秩父側の下り |
わずか標高610mの山伏峠でもうこんなチリチリかぁ・・・・。こりゃ~、今日はもうどこに行ってもダメかもねぇ。
R299沿いの気になる蕎麦屋で朝食
とりあえず秩父側まで峠を降り、そして道の駅『あしがくぼ』でも、その近くのセブンイレブンでもなく・・・・
気になっていた朝からオープンしている『そば屋』に立ち寄り。
・R299 横瀬セブンイレブンのすぐ近く・・・そばうどん きぶね |
寒い時期のツーリングだと、温かいものが恋しくて、早朝から開いているこの店がいつも不思議だったんですよ~
今日は家を何も食べずに出発し、途中で軽くおでんを食べて、そしてここでそばで温まろうという算段。
店内は横に長いカウンター。メニューは『駅そば』とほぼ同じで、基本となる『かけそば・かけうどん』に、天ぷらとか玉子とかをトッピングする感じ。
私はかけそばに玉子で『月見そば』にしてみました。
調理も駅そばそのもの。蒸し麺をサッと湯がいてはい登場~。わずか1分。
・温か~い、月見そば |
気温が低いので、温かいお蕎麦の湯気で曇っちゃう♪
単純に玉子だけでなく、ワカメや白菜まで乗っかっていますが、こちらはかけそばのデフォルトなのでしょう。
そばの感じとか、まんま『駅そば』ですが、秩父の寒い山奥でコレを朝から食べられることに意味があるっ!
今度から秩父ツーリングの際の朝食は、ココだなっ!
三峰口駅→さらに山奥の志賀坂峠越え
秩父の街からは、R140で勝沼に抜けるか、はたまたR299志賀坂峠を越えるか・・・・
とりあえず分岐となる秩父鉄道・三峰口駅まで来てからじっくりと考えることに。
・秩父鉄道・三峰口駅 |
まだ陽が低く、影が長~い時間帯。相変わらずひっそりとしていて良い雰囲気の駅。
よく辺りを見ると、意外とあちこち紅葉しているので、まだ何とかなりそうな気もしてきました。
・三峰口駅からみえる山々 |
そういえば、ココにも駅そばが有ったんでした。
『新そば』ですって。しまった~、こっちで食べれば・・・・_| ̄|○
・駅の端っこの方にある、フレハブ小屋の駅そば |
こちらも、色んな意味で由緒正しい駅そばなので、麺はやわやわなのですがね。
https://…/2013/06/23/ 秩父往還R140をちょっとだけ流すツーリング
おやっ!?
突然ヤングな人達が車で駅前に乗り付けて、パシャパシャ写真を撮って、そして去って行きました。
何だったんだろう・・・・
これかっ!
・鉄道むすめ? |
なになに・・・・鉄道制服コレクション『鉄道むすめ』。ちなみに名前も書いてあって、駅務係の"桜沢みなの"さんですって(笑)
なるほど~、秩父鉄道の駅名2つをくっつけて、それっぽい名前にしたのね~。面白い!
これを撮影しに来ていたのかぁ・・・・。でも、車じゃなくて、秩父鉄道にお金を落とすために電車で来ないダメなんじゃ・・・・
さてと。
よし、ルートは志賀坂峠を越えて、更に山奥に行ってみよう。
・R299 志賀坂峠越え |
おっ! 良い感じのアキイロ!・・・・写真だとそう見えますが、実際道中はかなり葉が落ちていて、所々だけアキイロが残っている感じ(泣)
あまり良いアキイロポイントもなく、ピークの志賀坂峠に着いてしましました(泣)
・R299 志賀坂峠 H=780m 埼玉・群馬県境 |
普段からこの峠はよく来ているのですが・・・・ここから分岐する金山志賀坂林道、今日はどうやら通れるみたい。(←いっつも通行止めなのよね。)
日窒鉱山に抜けられるこの道。12月1日からは冬季通行止めが予定されているので、通れるのは残りあと僅か。
・金山志賀坂林道 日曜日はフルに通行可能みたいです |
よし、ちょっとこの先を回ってきてから、今日はこの林道を流してみることにしよう~
群馬県上野村
峠を降り、群馬県の南西端に位置する上野村へ。
道の駅うえの。今日はさすがにスカイブリッジは日が当たっていなくて寒そうだからパ~ス。
・道の駅うえの |
予想以上にライダーが沢山いてちょっと嬉しい。
ここからは長野方面へ峠越え3択。南から順に
- 県124ぶどう峠(H=1,510m 中央分水嶺)
- R299十石峠(H=1,351m 中央分水嶺)
- 県93田口峠(H=1,120m 中央分水嶺)
と3つの峠。2つをグルっと回って来ても良いし、一つ越えで別ルートにエスケープするのも良いか・・・・って、その作戦も前回やったなぁ。
https://…/2014/05/17/ 峠グルグル通行止めラビリンス、いのぶたツーリング
まぁ、前回は十石峠と田口峠を回ってきたので、とりあえず今回は『ぶどう峠』に向かうことにします。
まだR299の通行止めが続いていて、しばらくはR299迂回路と共用コース。そして分岐点では・・・・
・R299迂回林道との分岐点・・・・ |
あれっ!?
じゃなくて『あれ』(笑)
何じゃそりゃ。しかしよく見るとその先には『あれ三兄弟』が!
・あれ・これ・それ |
ここの道路管理者は何がしたいんだろう・・・・?
ぶどう峠への県道124号が立派なのも、日航機墜落現場の御巣鷹の尾根に向かう分岐まで。ダム工事用道路なのか御巣鷹の尾根に向かうためなのか、そっちの道路はとにかく立派なのに、ぶどう峠ルートは突然林道っぽい雰囲気に変身。
・御巣鷹への分岐点(新道はもう少し手前で分岐しています。) |
へぇ~、ぶどう峠って地図だとみんなひらがな表記してあるのですが、漢字で書くと『武道峠』なのね。格好良いなぁ~
林道モードに入った道は、良い感じのアキイロ。
・いいねぇ~、アキイロ |
日が当たる部分はまだ葉っぱが落ちていなくて、写真左側の日陰の部分はもうすっかり冬の準備完了って感じ。
しかし、ここからピークのぶどう峠・標高1,510mに向かっていけば、当然更に寒くなり、ほとんどの木々は葉が落ちきっています。
・道路は落ち葉だらけ。木々は寂しい感じ |
あ~ぁ・・・・(泣)
やっぱり訪問がちょっと遅すぎました。
ピークのぶどう峠。
・群馬・長野県境 ぶどう峠 |
今日の朝、ツーリング直前に天気予報をチェックした際に『長野県北部でM6.7の地震!』『大糸線不通』との災害ニュースを知った次第。
被害の状況とか、詳しい状況は今日の出発前だと全然わからないのですが・・・・不要不急で長野県に入らない方が良いかも。
例えバイク一台だとしても、無駄にガソリンを使ってもねぇ。
今日はココで引き返すことにします。
前回も正午近くにココを通りかかってピットインした『焼肉センター』。
今日もちょうど営業時間帯にココを通りかかることになったため、Uターンついでに立ち寄りました。(というか、この辺りでまともな食事処が限られているもので・・・・)
・JA上野村 焼肉センター |
上野村特産の『いのぶた』を食べられる食堂。生産数が少なく外部にほとんど出回らないので、旅の人はここで食事をするのが手っ取り早い。
やはり豚肉はロースだよね・・・・。ということで"いのぶたロース定食"を軸に、いのぶた正肉を追加。
・いのぶたロース定食+いのぶた正肉 |
なんか最近、食べ過ぎのようなきがするのですが、食欲が止まらない~
金山志賀坂林道
先ほどのR299志賀坂峠まで戻り、頂上で分岐している『金山志賀坂林道』へ。このルートは初!
・金山志賀坂林道の起点 H=780m |
全線舗装で、1.5車線幅。ところどころに砂が浮いていたり荒れているので、クイックな走りは出来ないですが、アキイロを探索しながらウロウロ走るなら問題なし。
結構そんなアキイロ探し目的での乗用車との離合が何度もあり、コーナーに突っ込んでいくと危険な気がするし・・・・
分岐してそこそこの区間は、なかなかのアキイロ。
・アキイロ |
南側に面した斜面に沿いながら標高を上げていくので、陽がよく当たり温かい。というわけか、木々の葉が落ちるのが遅め。
うわぉ~
・これこれ~、アキイロツー! |
ようやく秋景色っぽいルートに出会えました。
この林道のピーク・八丁峠が近くなる頃・・・・アキイロとかフユイロとかそんな次元ではなくて、木々が無い!
・まもなく八丁峠 H=1,240m |
そのおかげで視界が利くのですが、どんだけ登ってきたんだ~!と唸りたくなるようなクネクネが眼下に広がります。
日窒鉱山
八丁峠を越えると、クネクネが連続する下り坂。砂利が怖くてのんびり標高を落としていくと、山と木と川しか無かった景色に突然人工物が飛び込んできます。
・突然、商店街のような手の込んだ街灯が出現 |
おぉっ、再び訪問となった『日窒鉱山』だ~。
https://…/2009/10/31/ 秋だ! あしがくぼ新蕎麦祭り! 秩父満喫ショートツーリング
こんな山奥で採掘をしていて、ひとつの街を構成していたんですね。今はすっかり規模を縮小してしまい、辺りには廃墟となった建物が残るだけ。
元、売店だった建物。すっかり落ち果てています。2006年頃までは、店頭に自販機が置いてあったとか。
・売店だった建物 |
この集落で唯一の買い物場所だったのかもしれません。
売店を逆側から見ると、なにやら倉庫状態。
・倉庫状態・・・・の中に、さすが鉱山というべきアイテム |
そして置いてあるアイテムがまたすごい・・・・電気雷管!
なにこれ~、発破させるときの初っ端を担当させる部分かしら。箱に管理番号を記入する欄に最初から『昭和』という年号がプリントされている辺りが年代物であることを物語っています。
こちらは、2009年に訪問した時にはしっかり残っていた社宅らしき建物。完全に押しつぶれてしまっています。
・すっかり潰れてしまった木造建築物 |
未確認ですが、ひょっとして去年の大雪でやられちゃったのかしらね。
こちらは浴場だった建物。これも2009年訪問時には窓ガラスがしっかり残っていたのですが、今は割れてしまい中をのぞき放題!
・浴場棟 |
そんな入口の窓から内側を撮影。(今も株式会社ニッチツさんが所有管理している土地建物のため、立ち入ることは出来ません。)
意外と綺麗なんですね。
・浴場棟の内側 |
あぁ~、ズームが効くCX4で良かったわ~。道路からでもこれだけ覗けました。
そんな廃屋に混じって現役なのがコチラ。その名も『秩父鉱山簡易郵便局』。
・秩父鉱山簡易郵便局 |
もう、今にも崩れ落ちそうな木造建築物。きっとものすごく年代モノなのでしょう。今日は日曜日のため、残念ながら閉まっていますが平日に訪問すれば開いているという衝撃!
でもこの郵便局、お客さんは来るのかしら????
郵便局の目の前に設置されているポストには、日曜日以外は集配に来ているという驚き!
・一日一回、10時15分にやってきます |
マジックで集配時間を変更しているのは、きっとこの先の時間帯通行止め工事に関係しているのね。
工事現場の通行可能時間が『10時~10時半』となっているので、そのタイミングを狙ってここまで往復しに来るのかぁ~
再び三峰口駅へ
日が落ちると寒くなるので、早めに帰還モード。
国道140号で下界・秩父の街を目指すルート中に、朝に立ち寄った『三峰口駅』も通り道なのでトイレついでに再度寄ってみましょう。
・三峰口駅 |
おぉぉぉ~~~~う! 人がたくさんだ! どうしちゃったんだ・・・・
なんと、なんの事前調査もしていないで偶然・たまたま立ち寄ったというのに、ちょうど蒸気機関車がやってきたところ。
あと10分ほどで出発ですって!
速攻で沿線にスタンバイ!
・蒸気機関車 パレオエクスプレス |
バッチリ!
電気機関車とかの連結無しの、蒸気機関車の動力オンリーで走っています。
なんか、適当にふらふら走りに行った割には、いろいろ楽しめました。
マイルールで12月~2月は、バイクで山に近寄らないようにしているので、しばらくはクネクネ封じですかね。車検だしね。
今日の走行: 302.1km