ちょびっとツー後編・新選組と・・・・地下21m

注意!:お食事中の方はご覧にならないほうが良いと思われます。

土曜日に行った『ちょびっとツー』の後編です。実際には一日の出来事ですが長くなりそうな予感がしたので日記を2日に分割しました。

ちょびっとツー 前編

https://…/2014/11/02/ 耳をすませば・・・・いろは坂。そして都内唯一のロータリー

いろは坂がある多摩市のお隣、日野市に行ってみました。
日野市といえば、八王子市の隣でもあるので、実家からは超近い!が故に実は何にも知らない・・・・ 

甲州街道 日野宿本陣

まずは、都内で唯一残る本陣がある、日野宿本陣に行ってみました。江戸時代の五街道の一つ、甲州街道上の宿場町『日野宿』。
八王子宿が大きな宿場町だったことも有り、あまり日野宿にフィーチャーしたことがなかったのですが、近くの多摩川を渡る関係から、川待ちをする場合などにも使用されたのかもしれません。


本陣って・・・・Wikipediaの表現を借りると『大名や旗本、幕府役人、勅使、宮、門跡などの宿泊所として指定された家。』で、実際には参勤交代の際に伊那とか高遠の大名様が泊まったんですって。
逆に、一般の人の宿泊はできなかったので、商売としては成立しなかったとか。

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・甲州街道 日野宿本陣

1864年から使われている建物!おいおぃ~、150年ですか!


甲州街道の本陣が今も残っているのは、ここ日野宿(現・公営)と、小仏峠を越えたところにある小原宿本陣(現・公営)、そして大月手前の下花咲宿(現・民家)があるんですって。

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・ザ・日本家屋って感じです

土台周辺はコンクリートで固める補修をしていますし、一時期ここでお蕎麦屋を経営していた時期があり、ガスの配管が追加されてしまったりしていますが、それ以外は当時の雰囲気のまま。
もちろん木材とかは腐ってしまうので大補修をしたとのこと


この辺りの解説は・・・・なんとこの施設、ガイドさんが付いてくれていろいろ説明して戴けるんです。


そして日野宿本陣と関わり深いのが・・・・新選組
この近くで土方歳三が生まれ、そしてこの本陣には毎日のように遊びに来ていたとか。そしてこの本陣の駐車場付近に建てた『天然理心流道場』、八王子千人同心の井上松五郎から紹介された古武道で、この道場に土方歳三が入門。近藤勇沖田総司など後の『新選組』となるメンバーがここに集結!
すげぇ~

ランチ

いろは坂から日野宿本陣に向かう途中に、偶然目に入ったうどん屋さんが気になったので、ランチはココに入ってみることにしました。

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・手打ちうどん・どんたく

いい雰囲気を醸し出しているうどん屋さんですが、気になったのはこちら。


偶然目の前の信号に引っかかった時に見えてしまったのです!

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・名物 がっかりうどん

名物の『がっかりうどん』!?
なにそれ、がっかりしちゃううどんって何?


メニューには、がっかりうどん(¥800円)の他、びっくりうどん(¥1,200円)なんてのも有りますが・・・・
なんかコワいので、普通の『鴨肉うどん(¥850円)』にしました。

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・鴨肉うどん

うんうん、この手打ち感たっぷり太さが均一でないうどんが美味い!
コシもたっぷり!


えっ!?


がっかりうどんが気になるって?


・・・


じゃぁお見せしましょう! こちらです。

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・がっかりうどん

あれっ?
とても大きなお皿に、うどんドーン!・・・・だけ?(すげぇ・・・・量だなぁ。)


これをぶっかけうどん風に食べるのかしら。


むむっ!
うどんの下には具だくさん! 牛肉たっぷりに温玉とかキツネ、ワカメ、きゅうりとかいろいろ隠れているバラエティーうどん!
一瞬がっかりしたけれど、実はうれしいうどんですね♪

土方歳三資料館

日野市で新選組がらみで見学できそうな場所は、先ほどの日野宿本陣の他、"新選組のふるさと歴史館"と"土方歳三資料館"がありますが、前二者はほぼ毎日開館しているのに、後者は第一第三日曜日の午後しか開いていない・・・・
ちょうど今日は第一日曜日なので、訪問することが難しいであろう"土方歳三資料館"に行ってみることにしました。


ぶほっっ!

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・表札が『土方』さん

なんと、土方さん個人宅じゃないですか!! 子孫の方々が住んでいて、一部資料を公開しているんですね。
だから開館日が非常に限られていたというわけか。


土方歳三が生まれたのは、もう少し川に近い家だったのですが、川が氾濫し歳三さんが12歳の時にこの場所に移り住んだんですって。


館内は撮影禁止ですが、木刀とかいろいろ置いていました。この辺りの地名は『石田』であるためか、実家の薬屋の名称は『石田散薬』。薬を売り歩いていたのかぁ~


館外には・・・・。武士になって名を揚げんとの願いを込めて歳三自らが手植えした矢竹だそうです。

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・歳三自らが手植えした矢竹 そして石田散薬の幟

はぁぁ~、すごいなぁ~
植物の生命力にも驚きです。

小平市 ふれあい下水道館

最後にもう一つ、気になっている場所にやって来ました。


入場無料のこの施設!

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・小平市 ふれあい下水道館

下水道と触れ合うなんて機会はそうそう無いわけでして、事実小学校の頃の社会科見学か何かで下水処理場に行ったきり。


では早速施設に入りましょう。
まず、入口のドアに気になる表示が。
館内の気圧が下がってしまうため、ドアは必ず閉めてください』・・・・ハテハテ!?


館内はお子様向けにわかりやすい展示

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う○ちをしているオジサン

普段生活しているとなかなか実感出来ない下水道にフィーチャー(笑)


この建物は、基本的に地下へ地下へと降りて行き、各フロアで様々な展示があるというスタイル。

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・さぁ、地下に降りて行きましょう

かなり昔の時代から、人間の目に触れないようにして下水を集積していく工夫されてきた事を勉強。まぁ、下水てどうしてもダークなイメージがありますが、公衆衛生としてとても重要なものですからね。


でも、下水で働いている人々の呼び名が・・・・シャドウマン』って。

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・シャドウマン

もう少し陽にあたっても良い人々だと思いますが、こんな名前が付いちゃうんですか・・・・


運転士さんとか、消防士さんとか格好良いけれど、下水な人ももう少し子供に夢があるような名前のほうが良いんじゃぁ・・・・


そしていよいよ地下21mの最下位層にやって来ました。

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・自動ドア そして床にはマンホール!?

最下位層だけ、なぜか自動ドアが付いています。


なぜ?
でもこの自動ドアの向こう側に入っても、特に何も変わらず。


むむっ!! 最下位層からさらに地下に降りていくルートが有ります・・・・

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・地下ルート

もちろん、見学者が入っていって良いルート。


扉の向こうがコンクリート打ちっぱなしの冷たい感じが・・・・


しかもこの扉、よく見ると船に設置されているような『水密扉』じゃん!?

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・水密扉

しかもさらにその奥にももう一つ水密扉


・・・・


もしや?


・・・・


そうです。リアルな下水管に入っていきます。
ここまで、館内の気圧を上げてあるので下水管へ向かう空気の流れとなっていて、ここは新鮮な空気ですが、2枚の水密扉の向こうは・・・・


危険です!(爆)
ココで引き返そうか・・・・一瞬悩みましたが、こんな体験はなかなかできませんから突入です・・・・


・・・・


ううっ!

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・リアル下水管

臭いっっ!
けれど、子供の頃に下水処理場に見学に行った時のような、猛烈なう○ち臭ではなく、幾分マイルドな臭さ!(笑)


そして下水自体は温度が高いのか、管内はキリというか靄がかかっています・・・・
ひぇぇぇぇ~、写真だけ撮って10秒で脱出しました。


ゲーム『バイオハザード』とかだと下水道が場面に出てくるのですが、実際はこんな臭くてドス黒い水の中を歩いたら服に匂いがこびりついて・・・・
そしてこんな水の中からバケモノが襲いかかってきたら・・・・ぎゃぁぁぁぁぁ!


・・・・はぁはぁ。スミマセン、取り乱しました。




なかなか面白い施設ですよ!


そんな訳で、本当に近くの観光ポイント(?)をいくつも見て回るちょびっとツーなのでした。