気温1桁台まで下がった朝。寒かったわ~
朝起きたらテントの中で、早速冬用アンダーウェアを着こみ、完全に冬の格好に変身。
明け方、どうやら結構雨が降っていたみたいなのですが、今は小降り。
これだけ冷え込んでいる原因は、北海道に11月下旬並みの寒気が流れ込んでいるせいで、さらに寒気が原因で大気が不安定、あっちこっちで局所的に雨が降ったり止んだりで、道東は晴れらしい・・・・
連泊か?それとも移動か?
テントを濡らしてしまったので、もう一泊するか? いやでも今日晴れに回復する保証もないし、明け方は寒くて目が覚めてしまったほど冷え込む道北。少し南下したいね。
明後日は小樽泊としたいので、余裕はあと一日。
(雨の中のテント撤収なので、写真はありません。)
もう少し暖かいところへ・・・・雨の中をキャンプ撤収することを決定。
テントを天日で乾かせられないので、今日の晩は宿泊にしよう。そして・・・・天気が良い道東方面に行くとして、毎回このパターンな気がするけれど、豚丼食べに帯広へ。
天気急回復
カッパを着こみ、今日も気合を入れて走るか・・・・。雨の中の出発は気が滅入るんですよね(泣)
でも・・・・でもでもっ!
・国道40号・名寄国道 キャンプ場を出発して3km地点 カラッと晴れ! |
美深アイランドキャンプ場を出発して3kmで雨が止む・・・・なんだよ~~~~(怒)
と言いつつも、嬉しくて道端にバイクを止めて写真撮影。
でも進行方向にはもう一つ怪しい雲。
・局所的に、えげつない雲が広がっているんです 向かって左が雨、右が晴れ |
やっぱり雨。
そして晴れ。
またまた雨。
だんだん慣れてきました。北海道は空が広く、遠くから雲ゾーンがよくわかり、そしてそこに行くと雨か降る(泣)
ホクレンフラッグ
ココに来るまで、基本的に給油はすべてホクレン。
しかし・・・・
・フラッグは完売しました・・・・ |
今年はどこもかしこもフラッグ売り切れ。
さすがに残数情報とにらめっこして、わざわざ売れ残っているガススタに行くことまではしないのですが・・・・
今日の朝、美深の街でガソリンを入れ、そしてわずか30kmしか走っていないけれど・・・・
・ホクレンフラッグ ゲット~ |
『フラッグ有ります』の掲示をようやく見かけ、ちょっとだけでも給油して、そしてようやく一本目のフラッグをゲット♪
せっかくホクレンフラッグ用のステーも準備してきているんですもの。1本ぐらい旗を付けないと格好がつかないもんね!(笑)
塩狩峠
今日は、事前に下調べしていないルートでの移動だし、あっちこっちで雨に当たるので写真も少なめ。
国道40号を南下していくと、聞いたことが有る『塩狩峠』と鉄道の駅があるのでちょっと立ち寄り。
・塩狩峠 調度よいタイミングで、数少ない列車がやって来ました |
昨日に引き続き『ここぞ』というところは全部雨が止む不思議。
小説『塩狩峠』では、ココで起こった鉄道事故の顛末を書いたもので、コッチの方が有名ですね。
連結器が外れて暴走を始めようとしていた列車を、身を挺して止めた鉄道員・・・・長野政雄さんの碑も建っていました。
駅のすぐ近くには、その小説家・三浦綾子さんの復元移設の旧家、塩狩峠記念館。
・塩狩峠記念館 |
ははっ、相変わらず時間が早すぎてクローズだぜ~(泣)
国道から外れた小径を進み、その終点にポツんと存在する、静かな塩狩駅。
・塩狩駅 |
こういう雰囲気は好きですねぇ~
200m程で幹線国道が走っているというのに、もの凄い静かな森。一度、この宗谷本線ローカル線の旅ってやってみたいのよねぇ・・・・
道内機動力到達可能標高最高所・三国峠越え
旭川方面から道東・帯広に抜けるには、どうしても峠越えが必要・・・・
そして寒かった昨日は、北海道・旭岳で初冠雪!を観測。やべぇ~本格的に寒いんじゃん。こんな時、標高道内最高所の三国峠(H=1,139m)越えをしなきゃならない憂鬱さ。ひょっとして雪!?の危険も。
大きく富良野まで回って、狩勝峠(H=644m)という手もありますが、富良野周辺は初日に走ったしなぁ・・・・
というわけで、やっぱり三国峠を越えることにしました。特に見どころのない国道39号・大雪国道を、三国峠目指して標高を上げていきます。
予想に反して・・・・
・完全に晴れてきました | ・防水装備は全て脱ぎ、干しましょう |
晴れてきました。
しばらく走っても怪しい雲が見えず、青空が広がっているので、さすが道東方面は大気が安定しているんだっ(期待)
だいぶ粘っても雨の様子がないので、カッパを脱ぎ、快適走行~♪
しかし・・・ライダーがカッパを脱ぐと雨が降る法則が発動!
・ぶほっ!! R39/R273分岐地点 大雪湖 |
な・・・・なんじゃこりゃ~~!
この先、当然降雨。やっぱり簡単に越えられる峠ではなかったか・・・・
さすがに雪は大丈夫そうだとして、霧の攻撃ぐらいは有るんじゃないのかしらと・・・・
あれっ? 霧もなく峠。
・R273三国峠 H=1,139m 道内機動力到達最高所 |
三国峠のトンネルを越えると、雨は止みましたが・・・・スカッとした晴れには程遠い天気(泣)
うそ~、晴れているというから道東・帯広を目指してきたというのに・・・・_| ̄|○
松見大橋を見下ろすポイントは工事中で片側交互通行をしていて、バイクでのんびり写真も撮れなかったし・・・・
・R273松見大橋 |
松見大橋付近では、現道はゆるやかに左カーブしていますが、旧道は右にカーブしていって、うっすらと跡が残っています。
1994年にようやく舗装が完了して快適に通行ができるようになりました。
私が初めて北海道ツーリングに行ったのは1995年、その時持っていった地図が古くて、この北海道どまんなかの道がダート標記で通れないと勘違いしていて、非常に制約があったと記憶しています。
せっかくの美しい白樺の林も、なんか残念な感じ。
・R273 糠平国道の白樺 |
それもこれも、せっかくの青空を中途半端に邪魔する雲のせいだわ。どうせなら空一面を覆ってしまってよ~(泣)
三股山荘
美深や名寄から、帯広を目指すとどうしてもこの道を通ることになるR273糠平国道。ただ単に最高所の峠越えルートという楽しい要素だけでなく、実用面でも便利な道路。
過去にも何度も通っていますし、国鉄士幌線跡の探索で、終点の十勝三股駅跡を探すためにウロウロする場所にある三股山荘・・・・という名の喫茶店。
・十勝三股駅跡の付近にある・・・・三股山荘 |
なぜかいっつも混雑しているお店。
しかし・・・・今年は日付が良いのか空いていますね・・・・。
いっつもココを素通りして、そして上士幌の街でお腹が空いて(本当は帯広で豚丼を食べるから我慢したいのに)ナイタイ高原牧場のレストハウスで食事しちゃうんですよね・・・・
今年はパターンを変えてみよう。ドデカバーさんの推しもあるし、ツーリングマップルにもオススメ掲示が出ているしね。
・三股山荘・・・・の秘密 | ・お食事メニュー |
山荘とは似ても似つかない、女性にウケそうな感じ。ここは女将さんとその娘さんがやり繰りしているので、こんな女性的な感じになるのね。
オーダーをしつつも、お客さん一人ひとりに雑談というか、話し込んでくれるというか・・・・アットホームな感じ。
しばらく待つと、『牧場のビーフライス』の登場。この辺りでよく食べられている『牛トロ』を固めて焼いたというこのメニュー。まるでステーキ丼!!
・【美味#08】ビーフライスに、スープにサラダ |
さすが女性経営のお店。サラダとスープが付いてくるのね。
ゆったりとしたお店の作りだし、温かいし・・・・ついゆっくりしちゃいそう。
パクっ。おっ、美味い~! ハンバーグよりもクリスピー。でもやわらか~
・【美味#08】牧場のビーフライス |
タレがまた美味しいの。
この辺りも今日は1℃近くまで気温が下がったとか。しっかりと熱が入った熱々のゴハンがとっても有り難い~
ゆっくりしようと思っても、あっという間に平らげてしまいました。
"この喫茶店に来ているお客さんはどこから・・・・?"というのを去年一年間集計したのがこちらの日本地図。なんと島根県・鹿児島県以外からはみんな来ている!
・来客人数別に色分けした日本地図 |
すげぇ~、こんなに日本中から愛されている喫茶店なんて、そうそう無いですよ!
まぁ、この辺りで休憩や食事をしようとするとココしか無いし、意外と便利で利用する国道だし、道内標高一という集客力もあって、不思議と人が集まるようです。
ナイタイ高原牧場
上士幌の街、ガソリンを補給して空を見上げると・・・・
むむっ! 見込みがあるじゃない~!
早速明るい方向の、おなじみナイタイ高原牧場方面へ!
今まで走ってきた方の空はこんな感じ。
・今走ってきた、上士幌の街方面 |
でもでも~
スーパーラッキー!!
・ナイタイ高原牧場への道 |
自分でも驚くこの運の強さ。最高だねっ!
この晴れの青い空と、広大な草原の景色を見るために、私は北海道に来たの♪
・ナイタイ高原牧場 |
公共牧場としては日本一広い、総面積約1,700ha(東京ドーム358個分)の牧場。豊富の大規模草地が1,500haですから、確かにナイタイのほうがちょっとだけ大きいですね。
もともとは種馬育成牧場として利用されていたところを、国営大規模草地として開発し、その後に町に管理が移行したとのこと。
・標高800m。ナイタイ高原牧場の一般の人が行ける頂上。レストハウス付近 |
やっほ~。
雲はあるけれど、遠くの方は雲がなく、そのお陰で地平線までくっきりと見渡せます。
青空ソフトクリーム♪
・【美味#09】レストハウスではソフトクリームを |
あま~い!♪ 北海道で食べるソフトクリームは、どこも濃厚ですよね。
この景色を見ながら、ぼ~・・・・っと。
そう、今日はもう行くところが無いから、ここでぼ~っとするしか無いんです。しかし、そんなシアワセの時間も長くは続かず・・・・
・空を埋め尽くし始めた雲 ナイタイ高原牧場レストハウス |
ここ、ナイタイ高原にも雲が襲い掛かってきました(泣)
緊急離脱!
脱出間際に、最後にもう一枚。もう、今日みたいに何度も晴れと雨を経験していると、どこで雨が降っているかわかるの。
・脱出間際のナイタイ高原牧場 |
ね、この写真の右側前方、景色が霞んでいる部分があるでしょ、あの部分だけ雨が降っています。
あれを避けなければならないのですが、残念ながら帯広の街はアッチ方向(泣)
士幌高原・ヌプカの里はカットして、雨待ち
とりあえずは帯広の街方面に駒を進めます・・・・
が、今このタイミングで帯広に向かうのは、地獄に行くようなもの(笑)
・この道を、まっすぐ南に進むと・・・・帯広 |
ちょうど正面の景色が霞んでいるので、雨が降っているなぁ。
少し時間を稼がないと・・・・
もう一つの絶景地、士幌高原ヌプカの里はどうだろうか?
・士幌高原ヌプカの里 |
・・・・_| ̄|○
完全に終わっている!
まぁ、雲が西から東に流れているので、西方面の士幌高原は当然ダメか。ということは、狩勝峠方面でトロッコとか、隧道探索もダメだろうな。
かと言って、今から東方面の晴れ方向に逃げても、雲はソッチのほうに流れているので、逃げるだけ無駄。
だめだこりゃ。強い寒気のせいで、道内どこに行っても天気が不安定です。
こりゃ~、ヘタに動かないでココでまったりしておくのが得策じゃないの?
避難する場所すら見つけられず、何にも無い道端にバイクを止め、時間つぶし。せっかく乾いたカッパも、もう一度着たほうが良いのかしら?
・帯広方面への道 |
あぁ、完全に雲に包囲された~
右前方、1時方向が雨。かなり強そう・・・・でもさらに右・2時半方向には青空も見える。あの青空にタイミングを合わせてさっさと帯広に逃げてしまおう。
ぼ~・・・・っ。
・帯広方面への道 雨が直撃だな・・・・ |
ぼ~・・・・っ。
通過するトラックの運ちゃんとかから、『このライダー、こんなところで何やっているの?』的な冷たい視線を感じつつも、ぼ~・・・・っ。
・帯広方面への道 |
ふっふっふ。今がチャーンス!
ちょっと進むと、しっかりと雨が降った形跡。
今日はなんだか景色じゃなくて、空ばっかり見ている気がするよ~(泣) 空の写真しか無い(爆)
・帯広方面への道 ただひたすら、まっすぐ |
まぁ、上手いこと雨から逃げられたから良しとしよう。
帯広で豚丼!?
最後は結局どこにも寄るところが無く、帯広の街へ。
そうそう、おみやげを買って帰らないと! 本来なら稚内の観光市場に立ち寄って、いろいろ選ぶつもりだったのですが大雨に降られて予定をカットせざるを得なかったので、ここ帯広でおみやげを買おう。
今回はちょっと日持ちさせる必要があるので六花亭系は避けて・・・・あれ、おみやげってどこで売っているんだろう?
・JR帯広駅 |
とりあえず、駅ビルに行けば何かあるでしょう。
駅ビル内には、私の好きな豚丼屋さん『豚はげ』もあるし、お店もたくさんあったし、ワクワク~
・・・・_| ̄|○
・ま、まさかの駅ビル全体がクローズ!! |
おいぉぃぉぃぉぃ~! なんと駅ビル全体がツキイチの定休日! こんなのって有りかよ~(大泣)
ヤバイ、おみやげ買って帰らずに手ぶらはマズい!! 詰んだな・・・・
十勝といえば・・・・ばんえい競馬
この狭い晴れゾーンの中で観光をしよう。
なかなか行くことが出来なかった、ばんえい競馬の本拠地、帯広競馬場がすぐそこなので、ふら~っと見学。
ギャンブルはやらない人なのですが、ばんえい競馬は知っています。普通のただ走る競馬と異なり、鉄ソリを引かせて障害物を乗り越えて走る競争。
しかもココ最近、運営がピンチらしいじゃないですか。
・帯広競馬場に併設の・・・・馬の資料館 |
入場無料の『馬の資料館』。ここでばんえい競馬の勉強をしましょう。
なんと、馬に引かせるソリ、オモリを乗せるのですが・・・・重量が最大で1トン!
大型バイクどころか、ヘタすれば乗用車ぐらいの重さを引いて走るんかいっっっ!
それだけの重さを引く馬も、図太い脚をもちデカイ筐体! スゴイねぇ~。ぜひウマも見てみたい・・・・
夕方は競馬場への入場料も無料。
・誰もいない競馬場 |
しかし、馬の姿は愚か、人影もいない競馬場。ちょっと残念。
スタンド内に入ると、ヒートアップしているおじさん達。平日のこんな時間にギャンブルかよ・・・・羨ましいぜ!
・遠くの方には、モニターに釘付けのおじさん達 |
競馬場に来るなんて、小学生のとき以来かなぁ。ずいぶんと明るい雰囲気を出そうと努力している姿勢は感じますが、やっぱりこのコンクリート打ちっぱなしの感じとか、異様な雰囲気とか・・・・
なんか息苦しい~(笑)
ここのおみやげコーナーでは、関東圏では簡単に手に入らなさそうな、豚丼に最適なこんなものが販売中。
・どろぶた |
うわ~、いいなぁ!
コレ買って行って、キャンプで豚焼肉したら・・・・絶対最高だって。
でも、今日は宿泊、明日も宿泊予定・・・・(泣)
次回以降、昼間に帯広を通過する期間があるならば、ここに寄ってこれ買ってキャンプしようっと。
ついさっきまで晴れていた帯広競馬場も、やはり雲が急接近。
もうダメ。宿に向かいましょう。
再度・・・・帯広で豚丼
徒歩に切り替えて、北海道ツーリングの際のお楽しみ、豚丼屋さんにGo!
今回向かったのは、『きくよし』さん。
・きくよし |
去年、帯広に泊まった時に配布していたフリーマガジン豚丼ブックの中から徒歩訪問可能なお店をチョイス。
豚丼専門店って言うわけでもなく、カツ丼やら天丼など、どんぶりスターズが揃っているお店なのですが、私以外のお客さんも全員豚丼オーダー(←たまたまか?)
私ももちろん、豚丼。
ノーマル・上・特上とあるのですが、おそらく量の違いであろうと判断。特上はデブるので自主規制して、『上』にしてみました。
じゃ~ん。
・【美味#10】上豚丼@きくよし ピンボケ済みません~ |
たっぷりの豚肉に、スパイスがたっぷり系の硬派な豚丼。
美味い! 帯広で食べる豚丼って、どこも豚肉が美味い! 柔らかいし甘いし♪
・【美味#10】柔らかくて甘~い豚肉がたっぷり |
タレも濃く、辛めでコクもある、私好みの味。コレぐらいパンチがないとね。
わしわしわし~って、頬張る旨さ。
ビールなんて要らない。どんぶりが熱々のうちに食べてしまわないと勿体無いっ!!
豚丼さえ食べられれば、雨の苦労も吹き飛んでしまう単純な私なのでした~
さぁ、明日はいよいよ実質的な北海道最終日。小樽に向けて駒を進めます。